小指折った話

小指折った話するね。
高校でバスケをしていたの。
チェストパスとかタンスパスとかクローゼットパスとかしながら、受け取ったボールをドリブルするじゃん。
小指でドリブルしてたよね。

圧倒的突き指だったワケ。
ちょ!イタ!ワロタ!たんまたんま!ハハハ!って30秒ほどウオ~ってしゃがみこんで

そっからもう1時間バスケして帰ったの。
あのねー、電車に乗って一息ついてから 尿意<痛み みたいな、ちょっと人間としてありえない状況に陥って、それはさすがにビビった。
睡眠さえ妨げる尿意が痛みに負けたんだぜ?尿意の優先順位下がったらイコール失禁じゃん。

家に着いて、とりあえずトイレに直行して、便座の上でじっくり小指を眺めてたんだけど、赤くも青くもなってないの。ただ小指は曲がらなかったから、これは完全に突き指だなって、割りばしとシップを巻いて固定する応急処置を施した。

それから妹が帰ってきて、64のマリオカートで2時間遊んだ。

翌朝。
痛みが引いていた!
シップが効いたっぽいんだけど、相変わらず曲げられないからなんか…板みたいなんもらえんかな(?)、ってことで病院に行ってみたの。

シップをはがしてみると、いつもとおりの小指ちゃんがおはよう~って。赤くも青くもならず、腫れもせず、おはよう~って。

んでね、
レントゲン撮ってもらったんだけど
小指の中がね

こんな感じになってた。
骨折だったことがここで判明するわけだけど、
骨折ってもっと…綺麗にボッキリいくもんだと思ってたから、一瞬宇宙をただよう塵でも見させられてるんかって勘違いしたよね。

小指折れたままバスケしてたのかよ~とか、
小指折れたまま64してたのかよ~とか思い出して、
案外骨折って大したことないな…っていう人体の強さ感じちゃった。
HAHAHA!オレテル!コユビ、オレテルッテカ、チリヂリ!HAHAHA!みたいな笑いが止まらなかったの。
ちなみに私は採血されているときも笑いが止まらないタイプ。

そんなこんなで、しばらく治療して、
もう一度レントゲンを撮ってみたら

いや人体すごすぎたよねって。
人 is GOD

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