実は才能なんてない方が幸せ…?

仕事の実力があり、そして熱意もあれば、必然的に、昇進していくものと思います。
さて、それって幸せなのでしょうか。

もちろん、昇進すれば給料と社会的な地位が上がります。 一方で、苦労することも増えるわけです。
プレッシャー、責任等々。引き換えに失うものは、確実にあるわけで。
ならば、昇進するよりも、そこそこの場所で、そこそこの給料で、無難にやっていけばいいと考える人がいたとしても、 それはそれで大いにアリだと思います。

自分の意志に反して昇進した場合、 それは少なからず実力があってしまったからであり、実力がなければ、そもそも、こんな問題に悩むこともないのです。
(昇進したいのにできない~という場合は除きますよ)

だとすれば、最初から、昇進などとはほど遠い場所で、昇進とは縁のない、昇進がまったく念頭にない生活、つまり実力がない方が幸せなのかと思いました。

渋沢栄一は、自分の実力を受けいれて、偉くなってしまったことも運命のひとつとして 受け入れなさい的なことを、論語と算盤の中で言っています。

司馬遼太郎の「燃えよ剣」で、沖田総司は 「もって生まれた自分の性分で、精一杯生きるより、 人間、仕方がないのではないでしょうか」 と、言っています。 

自分の実力ってなんなんだろう?
自分にも、幸か不幸か「昇進」が目の前に迫っています。 

今まで、昇進はうれしいものとばかり思っていたのですが、結構、不安に襲われるものですね。いや、恵まれすぎているのかな。
吐き出して少し楽になりました。

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