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できる奴よりいい奴を

我が社において、毎年、昇進して管理職になっていく方々を見ての感想です。

それは、この2~3年で、仕事ができる人よりも、人柄の好い人が選ばれているということ。

やはり、ハラスメント対策への意識が高くなってきているのでしょうか。遮二無二、事業を進めるやり方よりも、人に寄り添い、支えていくタイプの人間が必要とされているのかもしれません。

かと言って、管理職は、優しいばかりでは務まらないとは思いますが。
いずれにしても、求められる要素が変わってきているようです。

先日、昇進時における我が社の研修メニューをのぞき見てみました。

すると、想像以上に「ハラスメント」「コンプライアンス」「メンタルケア」等の項目について、多くの時間が割かれていました。

想像していた「交渉」「企画」「組織運営」などがあまり見当たらない。

もう日本の行き先は、「発展」ではなく「成熟」になるのでしょうか。

成熟と聞くと、もはや成長はないように聞こえ、あまり好きな言葉ではありません。

ですが、これ以上、人類は何を求め、何を手に入れようとしているのかを考えると、もう何もないような気もするんですよね。もう物質的な豊かさではなく、心の豊かさというか。

少し話が飛躍し過ぎたかもしれません。要は、世が戦後のような成長を望まないのであれば、求められるリーダー像も変わってくるのだろうなということ。

自分も、今後のリーダー像について、日々考えていきます。

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