藤田玲のオタクによる舞台てれびのおばけの感想

藤田玲のオタクによる舞台てれびのおばけの感想。Twitterに投稿した物の再掲です。誤字を修正しただけで内容は変わっていません。

題名の通りです。
ただし、都合があり現地での観劇はできてません。地方の貧乏学生の身分故、千秋楽の配信のみを視聴。悔しい。ムキ―ッ!! この激ヤバクソしんど舞台、一回くらい現地で観たかったぜ……。色々と社会がもう少し落ち着いた頃にでも再演とかしてくんね~かな……。
あと、藤田玲のオタクによる~とか言ってるけど作品の私なりの解釈(※考察ではない)とか、他の出演者さんや脚本への言及とかもあります。多分。
そして、これは大事な注意。こんなん書いてて言うことか? とは我ながら思うんだけど、こうやって不躾にも感想という名目で作品の中で言葉にされなかったことを自ら暴いていることに罪悪感というか微妙な嫌悪感みたいなものがある、正直。でも円盤化されなさそうな以上この作品について忘れないためには自分で文にして残しておくしかない。オエッ……。そういうことで、これはメモです。私自身オエッ……ってなりながら何とかまとめた感想だから、怒らないでください。所々アイタタポエムになっちゃってるけど一緒にオエッ……してくれよな!!!!
一緒にオエッ……してくれ! とか言ったけど、勿論これは観劇・視聴した人向けですからね!!
また、それ矛盾してね? とか、俺はこう解釈したぜ! みたいなのがあったらじゃんじゃん送ってください。推し、基、推し作品について限界まで解釈突き詰めるの大好きなオタクだからよ!! 
それでは行きます!! 以下感想!! いくぜいくぜいくぜ~ッ!!

●この作品を視聴しきっての最初の感想。
それは「苦しい」でした。はい超ドシンプル。本当に本当に、ただひたすらに苦しかった。混じりけのないすっきりした苦しさだけがあった。余計な感想が出なかったのはきっとそういう、小細工も茶化しも妥協もない本気の作品に正面から脳髄ぶん殴られたからなんだろうな。

他作品のこと言うのもアレだから一応ぼかすけど、私、ちょっと前に玲さん出演の別の舞台観たんですね。
コメディ作品を。
コ メ デ ィ 作 品 を 。(枠ぶち抜きコマ)
温度差で凝華した。いや言いたいのは温度差の話ではなくて(それはそうとこの二つを同時進行してた玲さんヤッベエな……)、私はこのクッソ短時間で「舞台演劇」に改めて魅せられてしまったな、って話。底抜けに明るくて楽しいハッピーな舞台で笑顔になることもできて、重くて暗くてしんどくてそれでも面白い舞台でしゃくりあげるくらい泣くこともできる。私にとっての宝箱は舞台の上にある、なんて思ってみたりして。

 最初観た時、メチャクチャ泣いちゃって、これ現地で観なくて正解だったかもとすら思ったんですけど、でもそうなるほど苦しかったのに「ああいいもん観たな」とも思ったんですよ。これ、千秋楽から二週間経った今同じことを思ってる人がほとんどなんじゃないかな。本当に苦しくてどうしようもない気持ちになっても、きっと。いいもん観た。
 私は個人的に、登場人物が死ぬとかで観劇者に悲しさ・苦しさを与えるのはそこまで難しいことじゃないと思ってるんですが、私が今回感じた苦しさはそういうのじゃないと思っていて。自分の今までの生き方とか、選択とか、進むべき道とか、覚悟とか、捨てられないものとか……に想いを巡らせた人は多いはず。少なくとも私のTLではそんな感じだった。
きれいごとだらけのやっすいお涙頂戴じゃなくて、人間の愚かさとか汚さとか執着とか業から目を逸らさない作品だからこそ観た側のプライベートなところにまで干渉してこれたのかなあ。少なからず自己投影しちゃう場面も多かったし。今回登場人物たちに起こったことは私たちにも何らかの形で起こり得ますしね……。
まあ、これがおさむさんとか演者さんの意図したところかなのはわかんないんだけど。

は~。脚本もお芝居も演出も何もかもスッゲ~な。ヴヴ……悲しき解釈型オタクにパンフのお慈悲を……。

 ともあれ、苦しさを感じられたこと自体が観てよかったって思えた要因でもあるのかなと思ってます。少なくとも私は少し自分に向き合うことができた。苦しかったけど。いい舞台観たなあ。本当に玲さんのこと追っかけててよかった。

 いつまで苦しさの話してんだ! って感じだけどもう少し。これはTLを舐めるように見ていて気付いたことなんですけど、人によって苦しくなってる場面違くね? って。これは多分、予想でしかないんだけど、皆さん、自分に一番近いことに苦しさ覚えてませんかね……? どうだろう……。わかんないけどそんな感じがする。フォロワーさん達みんな「苦しい」「重い」っては言ってたけど、人によって言及してるところが違くて……。
 他人に起こった可哀想な災難としてじゃなく、自分なら……って考えさせられる舞台。半ば強制的にそう考えてしまうから苦しさは倍増するしみんなの琴線に触れる場面が違えんでしょう。受け取り方に正解がないから正しいアンサーが用意されてないのかなあと。舞台の上で生きてた彼らも明確な答えを口にしなかったし、メタなところでいうとおさむさんも演者さん達もそういうのは言ってないし。的外れかもしれなくても私は私の感想を大事に抱えていようと思います。


 さて、自分の感想にも自信が持ててきたところでそろそろ「苦しい」以外も言わないとですね。
 さっき私なりの解釈だよって言ったけど下手すると解釈にすらなってないかも。問題提起とかだと思ってくれや……。


●冒頭のハズキさんとカワラダさんのやりとりについて。
 はい。コメディ👐
これ、毎公演内容違ったってマジですか? そりゃ奥にいる二人も笑うよね……。堪えようとするけど肩震わして笑っちゃってる玲さん・もう口開けて笑っちゃってる杏奈ちゃん、この二人クッソかわじゃないですか? 前二人のやりとりに精一杯で奥の二人の表情観れてない人がいたら今すぐ確認してください。あまりにもかわいいので……。本当にかわいい。ここがこの作品のオアシス。
少なくともこのシーンでは役じゃなくて「藤田玲」と「石井杏奈」がそこで笑ってたよね。尊え。一生笑っていてくれ。このあとのしんどい展開なんて考えたくない。ヒエ……本当にかわいい…………(思わずアーカイブを再生)。
 ちなみにここで個人的に一番ツボだったのは走りながら何かを飛び越えるアイドルです。ああいうしょうもない小ボケ(※褒めてる)をできるところがさすが芸人さんだよね……。あんなんワロてまうやろ。日替わりまとめとか誰か残してないスか? 知りたいです。


●各登場人物について。
〇ハズキさん
 この作品を通してきっと一番変わった人。考え方によっては唯一かも。
 老いてゆく人、って感じがしました。所謂「老害」と呼ばれる人達に見られる傾向が少しあったような気がしてて。例えば、時代に、ミノに負けたと素直に負けられないところや、捨てるべきものと捨てちゃいけないものの基準が少しズレ始めているところとか……。こまめに外部を観ながら価値基準を合わせていかないとそういうのが体内時計みたいにズレていって、そのズレが老いになるのかなって私は思っているので、そういう部分も少し感じました。でもハズキさんは最後にてれびに憑りつかれる。これは老いとはまた違う方に狂いながら歩き始めた、と思います。屍を喰らう生き方なんて正気じゃない。
 そして、これは完ッ全に妄想というか、なんですけど、ハズキさんはカワラダさんが「生きるって選択を選んでいたら」のifとして描かれてるんじゃないかなって……。陥った状況は違うけど、この二人はどこか似てるような気がしてて。気のせいって言われればそれまでなんですけど。

〇ミノ(ミノかミノウなのかそれ以外なのか自信ないです。以下ミノで統一)さん
彼の声を聞いた瞬間、あっこれは崩れない役だ、と思いました。藤田玲オタクの勘です。しっかりした感じの、これ以外表現の仕方が思い浮かばないんだけど「ああ、崩れないな」って。結論から言うとわかりやすくは崩れず、でも少し崩れもあった感じでした。この「崩れる」は勿論お芝居がとかキャラ設定がとかではなくて、人物として、弱みというか人間味というか、を、あんまり見せないのかなって(つまり舞台装置的な位置づけっぽいかな? と)思ってたんですけど、いい意味で裏切られましたね。玲さんのお芝居についてはマジで語り始めると止まらんのでここらで切ります。でもいつだって期待を超えたり裏切ったりする最高な役者さんなので……! はい、あとは鍵付きの別垢で語りますね……。(自重)
 ハズキさんが「カワラダショウヘイ」の名前を出した瞬間に眉を寄せたミノ。(実際に眉を寄せたかはわからんのですが)(そんな雰囲気がわずかに伝わってきたなって)ここ、初見
でも「ん?」と思ったんですよね。明らかに動揺してたことは伝わってきたし。これ、伏線だったんだなあ……。
 あと、最初の印象で言うと、嫌いなタイプだな、と思いました。でも、いる。こういう人は大して珍しくもなくきっとそこらへんにいる。私はまだ学生で社会のことはあんまわかってないんですけど、大人の苦労だ、と生意気ながら思いました。後輩で有能な上司とその恩師(?)で今ではお荷物な部下……く、苦しい。社会に対する解像度がちょっと上がった気がする。
「言いたくないこと言わせないでください」も本心なんだろうな。その前の「可哀想だと思って」まで言う気はなかったんでしょう。しまった、って顔をしていたから。
 彼が何歳の時に父親について知ったのか、そしてそこからどういう考えに至ってテレビ局に入ってゾンビになるに至ったのか。メチャメチャ気になるけどここから先は感想じゃなくて二次創作の域なので退散します。破ッ!

〇サキちゃん
 いや、思いましたよ。カワラダさんの過去の話が一段落したあたりで。思いましたよ。サキちゃんから何かスキャンダル出そうだなって。でもまさかあんな冒頭からちょいちょい名前出てた彼のことだとは思わないじゃん……。
 不倫の縁でCM決めたサキちゃんと、「マホミと付き合ってるから仕事させてるんでしょ」って言っていたノゾミ。この二人を同じ人間が演じたの地獄すぎじゃん。客介してのブーメランになっててつら。いやこれは深読みっつーか私が完全に考えすぎなだけなんですけど。
 さて、サキちゃんについては蜘蛛の巣が舞台装置としてどういう意味を持っていたんだろうって話のところでもう一回言及してます。そっちの方が本番かもってくらい。

〇カワラダショウヘイ
 私が購入できたのは一公演だけだからワンチャン偶然かもしれないんだけど、冒頭でカワラダさんが出てきたの、サキちゃんが「自殺」のワードを出した直後なんですね……。その話題に参加することはないんだけど、やっぱり何か思うところがあるのかもしれない。それが必ずしも後悔であるとは私は思ってないんですけど。
 ……コメディに隠されたシリアスがこの前半戦での重要なポイントだと思ってます。
ノゾミさんをあんなことにしてしまったはずのカワラダさんだけど、無意識の奥の根本的なところではきっと懲りてないんだろうなと思ってます。ハズキさんに「こうすれば面白くなるだろ!」って話をしている時も当然のように危険なことを提案してるじゃないですか。ワニのこととか。絶対に心のどこかでは未だに安全だと思ってるんだろうな、無意識に。
勿論、これはカワラダさんはクズだ! みたいなことが言いたいのではなくて、人は何が起ころうと変わらないんだなってことです。それこそ死ぬほど悔いても、あの逆バンジーが成功していたら確実にウケたって思ってるんですよ、きっと。
これがこの舞台がしんどくて苦しい理由の一つだと思います。人は変わらない。カワラダさんの「面白いと思うこと」は変わらない。どんなに反省したって自分の価値観は変わらない。そしてそれにきっと自分では気づけない。そういう現実を突きつけられたんですよ。
私がカワラダさんで一番苦しかったシーンは「生と死の選択」の話をしているところです。どう考えても苦しいのに、カワラダさん本人が嬉しそうに「死ねる」って言っていて……。彼はあの時本気で正解を見つけたと思ったんだろうなって。その選択の後にワタナベさんが自分の言葉を悔いるかもとか思うこともなかったんだと思う。
いつか私がどうにかなって「死ねるじゃん」って気づいた時、「あの時生きるって方選択してたらどうなってたんだろう」というカワラダさんの言葉を思い出したいなと思います。でも実際カワラダさんと全く同じ状況になったら生き続けていられるかはちょっと自信がないです。苦しい上に重い……。

〇クロサワ部長
 部長は悪くない。
 ……思わず子の非を認めないモンスターペアレントみたいな言い方しちゃったな。
けど本当に、この作品を観て「部長が悪だ」って結論付ける人がもしいたら勿体ないので……! もっと摂取できる苦しさ余ってますよ!!
部長がファイアーボーリングを褒めて、視聴率で脅して派手なゲームを増やさせたのも事実だけど、立場上そうする以外できることはなかったように思うから、私は彼を悪だとは言えない。事故の責任をカワラダに押し付けてしまったのも責められないです。逃れられる責任からは逃げるだろ、それを被害者以外が責められるかよ。
仕方なかったんだよ。どんなに後悔してもあの時の状況じゃ視聴率を上げなきゃいけなかったし、そのためには危険でスリルのあることをするしかなかった。
ああ……苦しいですね。本当に苦しい。この作品に悪者はいますか。全部こいつが悪い、って言ってもいい対象は誰ですか。ああほら、今私もこの苦しさの責任を誰かに押し付けようとしてる。こういうところです。

〇ワタナベ
 メタですまん。これだけ言わせてくれ。
 藤 田 玲 の 演 技 の 振 り 幅 え っ ぐ ! ! ! !
 えっぐ。最初は明るくてノリがいいワタナベ。こういうちょけ方をする役のお芝居をしている時の玲さんの目が好きです。同志よ、集え。
 私がしゃくりあげて泣いたのは彼の「死んでくんないかなあ」です。なんであんなに泣いたのか自分でもわかってない。あれを言ったのはワタナベであって実質別の人であるとはいえ、藤田玲の顔をした人間の口からこの言葉が出ることが辛すぎたのかもしれない。まっすぐ作品に向き合えてなかったらごめんなさい。
 泣くために泣いたような涙じゃない、出てきた涙で本当に苦しかったです。
 そして、これから考えすぎかもしれない、彼に対する嫌な指摘をします。
 「死んでくんないかなあ」に加えて、「大丈夫だと思います?」「どうやったら大丈夫なの教えて」という言葉からの予想なんですが、彼、きっと無意識にだとは思うけど罪から逃げようとしているように見えるんですよね。カワラダさんと一緒の側じゃなくて、ノゾミさんが“殺されかけた”と思っていそうというか……。
でも、これはワタナベだけじゃなくて、「大丈夫ですか」と聞いたカワラダも同じだと思ってます。無意識に自分と同じ罪を背負う側に立たせようとしてる。きっとあんな状況に陥ったら仕方のないことなんだろうな。そういう人の卑怯な部分までリアルに感じ取れる。苦しい……。
 ワタナベ以外の話までしてすみません……。今だ! と思ったので……。

〇ノゾミさん
 「私の人生に『面白さ』なんて要らない」って言ってたノゾミさんがこれまでの人生を振り返った時に「面白い人生だった」って言うの、すごくぐっときた。彼女が事故の後、そしてカワラダさんの死の後に何を思ったのか、何を経験してきたのか、正解を知ることはできないけど、全てを結論付ける言葉が「面白かった」なのはきっとカワラダさんがいたからなんだろうなと思うんです。
 ていうか杏奈ちゃん初舞台って嘘やろ。演技力バケモンなんですか? 個人的には「……幸せです……!!」と絶叫というか、感情が荒ぶるシーンはぞわぞわしました。
 ノゾミさんについては舞台で描かれきってると思うので自分なりの考えみたいなものはないです。観て感じたものが全てだった。こんなん言って後から深い意味とか込められてるって判明したら恥ずかしくて死ぬ。

私は、フィクションであるはずのこの作品に、現実世界で自分が見て見ぬふりしていることを見せつけられて苦しかった。正直、この自分の感想にすら気づきたくなかったですし、気づいたってことをここに書くのもしたくなかったです。苦しくなるので。
備忘録です、これは。


●テーマソングについて。
この作品さあ、少なくともあの場では死なない方の選択をしたのにそのテーマソング名が「死ぬのがいいわ」なのキッツがすぎるでしょ。泣いていいですか。どういう意味ですか。勘弁してください。苦しいよ。
あと曲の中毒性が半端じゃない。ふとした時口ずさむのが「死ぬのがいいわ」なのしんどすぎてセルフ苦しみを味わい続けてます。
だってテーマソングあれでよかったもん。「大漁旗を揚げろ」とかならなんでやねーん! つって笑えたのに。そんなんされたらそれはそれでキレるが……。(厄介なオタク)


●蜘蛛の巣の演出について。
場面ごとにこの装置の持つ意味が変わるのか、それとも一貫しているものがあるのかわかりませんが、矛盾と解釈違い覚悟で私の考えをまとめておきます。皆さんの考えも知りたいので良ければ教えてください。リプでもDMでもマシュマロでも何でもいいので頼みます。一人のオタクを救うためだと思って。
最後のシーンで蜘蛛の巣の奥に行く演出、このシーン、前提としてあそこにいるのは「サキちゃん」「ハズキさん」「カワラダさん」「ミノ」だと思ってます。で、肝心の蜘蛛の巣ですが、あれは何かに憑かれていることの暗喩なんじゃないかな~と思います。最後に蜘蛛の巣を自分の前に移動させたのはハズキさんですよね、やっとてれびのおばけになったって言ってたしなあ。
この解釈が合ってたとして、気になるのはサキちゃんですよね。彼女もてれびに憑かれんのかって言うとそうではなくて、彼女の場合は勿論ネットだと思います。スキャンドルで頭を下げる父を撮った真意も蜘蛛の巣から逆算しての予想なんですけど、「今、この番組は面白い」と思って喋ったハズキさんと同じで、サキちゃんも「今のお父さんは面白い(いつかSNSに載せよう)」と思ってたんではないでしょうか。
 なんなら、憑かれてる度合いで言ったらハズキさんよりサキちゃんの方が……なんて思ってたりもします。どうなんだろうね。


●ちょっとメタァな脚本についての話。メタいわよ。
ハズキさんが引っ越して来て「ウワァおばけがいる!」から始めなかったの、いい脚本だなと思う(何様?)。YouTubeとTikTokの説明も「この前した」ところから描いてるのもわかりやすいし、くどくなくていいよね。観てる私たちは説明されるまでもなくある程度わかってることだから敢えてその説明入れなかったんだろうな。一転、テレビがなぜSNSに負けるようになったのかっていうのは説明してくれた。ありがたい。
観客の「わかっていること」と「説明が必要なこと」これをカンパニー側(おさむさん)が絶妙にわかってくれてたからそういう意味でのストレスなく観れたんでしょうな。

あと、私は藤田玲という役者のオタクなんですが(自己紹介)、玲さん目的で観た舞台の感想が玲さんに関してだけじゃないの、舞台そのものの力ですよね。すげえや。
ってことでパンフもねえのに過ぎた欲を言うと戯曲本が欲しいです。ご一考のほどよろしくお願いします。

 さて、こんなクソ長支離滅裂感想をここまで読んでいる方はいないでしょう。(確信)
 私もマジでこんな書くつもりはなかった。ホント書きすぎよ。ごちゃごちゃしててすみません。何日もかけてド深夜に白目剥きながら書いたので許してかあさい。推敲してねえもん。耐えかねなくなったら消すかもしれないです。

 藤田玲はいいぞ!(脳死)まだ玲さんに人生を狂わされてない人は一回吸ってみてください。トぶぜ。

 そして、最後に。
 この感想もどきを書き上げた今日が舞台てれびのおばけ千秋楽から二週間です。今日中にどこからも何の連絡もなければクラスターなどは起こらなかったということでいいのでしょうか。何も起こっていないといいな。
 色々な舞台やイベント、ライブが延期・中止になっているこの厳しい状況の中、無事に完走してくれたことが本当に救いです。
 私は配信でしか観れなかったけど、それでも内容を知らないまま流れてしまう……なんてことにならなくてよかったです。いい舞台を観させてもらいました。
 コロナ禍という地獄みたいな状況になってからマスクが当たり前になっていたような気がしてたけど、今回のこの作品でフェイスシールドやマウスガードがない舞台を観て、何の違和感もなかったことに正直驚きました。意識して思わないようにしていただけで、この透明なプラスチックにこの一年ずっと少しのストレスを抱えてたのかもしれません。勿論、マスクなんて外せ! ってことじゃないんですけどね。舞台の上でマスクなしという攻めた方針をとり、尚且つそれでもちゃんと感染対策に努めてくれて本当にありがとうございました。
 苦しくて重くてしんどくて最高に面白い作品でした!!!! 観れてよかった!!!!

 改めて、完走おめでとうございました!!!!

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