布団

青い空気に身は震え出す

毛深い毛布が重い夜

ぬくもりをただ必死に抱えて

やがて暑さを拒絶する

腕ではねのけ飛び出して

その身の涼む場所を求める

部屋の寒さに触れたとき

想う 無下にした温もり

また身を委ねてみるけれど

冷たい布団

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?