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ホンモノの頭の良さとは何なのか 【高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人】

こんにちは。東大&京大卒の双子の片割れ、トコトコ(姉、京大卒)です。

Kindle本を整理していたところ、勝間和代さんの「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」という本が出てきました。数年前に、タイトルに衝撃を受けて買った覚えがあります。

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2012年の本なのでちょっと前ではありますが、読み返してみたら参考になることがたくさんありました。今回は本書に触れながら書いていきます。

このnoteで言いたいのは、「我々は東大京大に入ったけど、下剋上組だから高学歴エリートにはなれないし、本当の意味での頭の良さを目指しているよ」ということです。


ストリート・スマート/アカデミック・スマートとは

本書では「ストリート・スマート」と「アカデミック・スマート」という言葉が出てきます。その意味を見てみましょう。

ストリート・スマートとは
人情の機微や人の動きをよく分かっていて、どういう状況でも正しい判断がよくできて、かつ、自立心が旺盛である、独りよがりではない、というイメージです。
ストリート・スマートの要素を分解すると、大きく分けて左記の 3 つになるでしょう。
1 状況理解・判断能力がある
2 人の気持ちの機微がよく分かる
3 自立心が旺盛だが、独断的ではない

アカデミック・スマートとは
学歴が高い、与えられた勉強に対してよい成績が取れるということ。問題処理能力があり、即座に解を出す能力を持っています。
日本人は「アカデミック・スマート」であることが重要だということを親や先生、いわゆる「世間」から徹底的にたたき込まれます。
東大卒や早慶卒の肩書きを欲しがり、高校もそういった大学への進学率を誇ります。

「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」より要約

つまり、ストリート・スマートは総合的に頭の回転が早いこと、アカデミック・スマートは試験のみで測られる頭の良さです。
アカデミック・スマートの試験では、ストリート・スマート力のうちのごく一部しか計ることができません。

イメージ図(自作)

本書は「ストリート・スマートを目指そう」という本です。頭がいい人の7つの習慣やスキル、新しい考え方をもたらす視点などが書かれています。

では頭をよくするために何をするか?

一番気になる具体的に頭をよくする方法が書かれていましたので、いくつかご紹介します。詳しい説明は本書に譲ることにして、ここには所感を書きます。

知識・教養を楽しみながら習得し続ける

「楽しみながら」というのが最大のポイントだと思いました。学校の勉強で勉強がイヤになってしまった方も多いと思いますが、本来学ぶことは楽しいはずです。

とことん、自分で見て、聞いて、考えて、動いてみる

実体験として、海外に行ってみて、英語は受験勉強していた時よりも何倍も聞き取れるようになったし、地理や世界史で学んだことの何百倍も知識を吸収できました。やはり、文字情報だけでは学べないことがたくさんあります。自分の五感で体験することは大事だと実感しました。

自然に生まれた人脈から学ぶ

幅広い教養のネタはどこから来るのか?というと、他人との雑談です。
私はビジネスコミュニティに入っていたり、あらゆる団体の先輩後輩に声をかけたりして、積極的に人と話す機会を作っています。
今は若さゆえのポテンシャルで話す時間を作ってもらっていますが、これからは「この人と話すのは価値がある」と思ってもらえる人になりたいです。そのティップスも本書に書かれていて大変参考になりました。

結局は〇〇〇〇

頭のよくなる方法を上げてきましたが、この本で感動したのは、「これだけやってればできるという方法(=易行)はない」と断言していることです。

この境地に至ることが、本当の頭の良さではないかと思いました。つい簡単で誰でもできそうな方法を知りたくなってしまいますが、地道に楽しみながら学習していくしかなさそうです。

東大京大卒の我々が目指す頭のよさ

我々が目指すのは「アカデミック・スマート且つストリート・スマート」です。ストリート・スマートになるために、受験勉強、つまりアカデミック・スマートの勉強は”ある程度は”必要だと考えています。

受験勉強は、基礎知識を覚えたり、概念的思考を鍛える機会であると同時に、ストリート・スマートを目指すことにも繋がります。

勉強方法の記事でも書きましたが、私たちが重視していたのは「教科書の勉強よりも教養を身につけること」です。新聞を読んで社会情勢を知ったり、あらゆるジャンルの本を読んだり、美術館や博物館で知識を蓄えるのが至福の時間でした。

その影響か、ノソノソは新聞記者として全国を駆け巡り(今は博士課程に戻りました)、トコトコは美術品の知識を活かしてヴィンテージディーラーとして活動しています。
学習欲のおもむくままに教養を身につけていたら、入学試験にも受かっていたというイメージです。

▼受験勉強の記事はこちら▼

我々の目標は、道端に生える雑草のようなたくましさ。考える葦。まさにストリート系です。最近2人とも会社員を辞めたので、自分の力で生きていこうとしています。

▼簡単な自己紹介はこちら▼

なお、本書には下記についても書かれています。
・5分くらい話したら、頭がいいかどうかを感じ取れる(!?)
・なぜ本を読んだり人と会ったりしなくてはいけないのか
・ストリート・スマートな人たちは変化があるところに身を投じる

なども書いてあります。気になる方はぜひ読んでみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
有益な情報を発信していきますので、今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼
今勉強方法のKindle本を書いています。そちらもお楽しみに。

(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)


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