愛があふれる韓ドラ『椿の花咲く頃』

とんでもない韓ドラ見つけてしまいました．．．

その名も『椿の花咲く頃』2019年に放送された韓ドラファンの方ならご存じの名作です。

あのミッドナイトランナー主演のカン・ハヌル除隊後の初作品ということでもかなり話題になりました。

何だって、韓国のゴールデン・グローブ賞と言われる百想芸術大賞において、あの梨泰院クラスや愛の不時着を抑えて「テレビドラマ部門大賞」を取っているんですから素晴らしい作品というのは言わずもがななんです。

舞台はどこにでもあるような港町オンサン（架空の町です。）そこでスナックカメリアを営むシングルマザーのドンべク。不遇な過去を経験し俗に言う自己肯定感低い系の女性です。「私は幸せにはなれない。私は美しくない。恋愛なんて二の次．．．」唯一の家族である息子のピルグ君に不自由のない生活をさせ、影のない子に育てるため懸命に生きる女性です。そんな彼女が出会うのが、若いころからなぜか犯罪者を呼び寄せ、腕っぷしの強さと正義感で事件を解決してしまう警察官。通称”真っすぐすぎる男”ヨンシク。

ヨンシクはドンべクの美貌と懸命に生きる姿に強く惹かれます。ドンべクが抱える様々な苦悩を真っすぐな男ヨンシクが優しく、時に力強く解きほぐしていきます。ドンべクやオンサンの街の人々に降りかかる様々な出来事はどんな変化や気づきを与えるのでしょうか。恋愛、家族愛、夫婦愛、友人への愛、そして自己愛。本当に愛に溢れた作品だと感じました。

このドラマのすごいと感じたところは、何よりも脚本です。なんのカテゴリーにも属さない。ラブミステリーホームコメディーとでも言いましょうか本当に色々な要素が組み込まれているんです。そしてすべての事柄、大きな物語の中心となる出来事も、小さなサブキャラクターのセリフも伏線となって最終話に向かって回収されていく。そして、最後の15分でどうしようもなく泣けてくるんです。

人は誰かの奇跡になれるだろうか。

このドラマを見終えたときに掲げたテーマの答えを見つけ、優しく、温かい気持ちになる人が一人でも増えてくれたらと思いました。

加えて、私が素敵だと思ったのが主人公ドンべクさんのファッションやアクセサリーです。2020年春夏に韓国の若い女性の間で手作りのビーズアクセサリーが流行りました。この元となったのがドンベクさんの身に付けているアクセサリーです！沢山のアイドルや芸能人が身に付けていましたから、きっと韓国内でもかなり親しまれていたドラマということが分かりますね。レトロで華やかな色使いのドンべクファッションにも是非注目してください！

今はNetflixで見られます！梨泰院に不時着して次は何を見ようかな～なんて考えている人は是非観てくださいね。

tsumugi