上手い話(笑)

どうも英虞屋です。
いやー、昨今、不況のせいか「うまい話」というのをよく聞きますね。「誰でも儲かる」とか怪しいのもあれば、「あなたの努力次第で結果は変わる。あなた次第だ!」っていう結果受託型とでも言うかのような上手い話も耳にします。
・・・この時点でお気づきでしょうが、今回は全然真珠と関係ない話です。
『投稿2回目でもう真珠の話じゃねぇのかよ!!』というツッコミを受けそうなので、事前に言っておきます!


閑話休題


経験談とかになりますが、上手い話にもいくつか種類があります。
そして、こちらの努力に結果を委ねるタイプの上手い話は、意外と当事者が『上手い話』と認識していないことがあります。
例えば、相手のツールを使えば上手くいくという訳ではなく、広告や顧客の誘因にお金も掛かるし、自分なりに努力もしないといけないし、結果が出るまで時間がかかるとかそういう類のもの
これだけ聞くと『いや、それ普通の話じゃん』と思われるかもしれませんが、そのツール導入に至るまでに諸々のデメリットや提案企業と実施企業での運用の上での環境の違いを説明されていないことがあります。
例えば、「当社は月20件の新規案件を受注しており・・・」といったような内容。ここで気になるのは、①受注した案件のうち、一体何件が想定通りの経費・スケジュールで進行し、達成できたのかという点、②その案件をいくらで受注し、手付金がいくらに設定されているのかという点。
まず、①について。
仕事を達成するのは普通の事ではありますが、業態によっては業務の受注率と達成率に大きな乖離がある場合もあります。例えば、成功報酬制の仕事。このような結果如何によって報酬が変わる場合、受注率を誇られても、実態は見えてきません。受注はしているけど、達成率はそこまでということもあるかもしれません。
②については、案件受注時にいくら顧客から貰っているかを確認する要素になります。もし受注件数が一番多い価格帯の案件について、着手金を全額もしくは8割方受け取っている場合、操業に当たって現預金の余裕が相当ないという推測が立ちます(回収に時間がかかるからという回答をされる場合もありますが、普通そこを念頭に入れ、報酬を設定するわけで、着手金で全額貰うというのはかなり変な話のように思います)。
邪推し過ぎかもしれませんが、基本、人と言うのは都合の良い話・メリットのある話をするとき、3割~5割くらい話を盛ります。もしくはデメリット・都合の悪い部分を大幅に削って伝えます。

上手い話とは詰まる所、『その話を持ってきた相手にとって上手い話』だと思います。
そもそも、めちゃくちゃうまい話なら、人にセミナー等しません。独占した方が得です。人にセミナー・講演して積極的に手法を教えようとするという事は、何か裏がある可能性があります。

つまり、独占するより教える方が自分にメリットがあるという事です。

考えられる理由として、①その会社にとってもうその事業が頭打ちになりだしている、②そもそもあまり儲からないので、『儲かる』ツール・ノウハウとして販売する方が儲かる等があります。

人の行動には、大抵の場合、動機があります。つまり、善意と見える行動にも動機がある訳です。
「動機は何か?」「理由は何か?」「そう抱いたきっかけは何か?」
それを探ることで、相手の言う「上手い話」の根底にある動機・本質が見えてくるかと思います。
疑う事で見えることもあります。

創業間もなく思ったように売上が上がらないとき、景気の急変で事業がしんどいとき、何か新規事業に着手したいとき・・・・

手軽に始められるようセッティングされた上手い話に乗っかりたくなる気持ちはすごく分かります。

でも、そんなときだからこそ、冷静に。疑う事も時には相手への信用・信頼に必要となります。

まぁ、ここまで人の裏を考え出すと疲れるだけなんですけどね!!

今後とも若干面倒くさい生体鉱物屋、英虞屋を宜しくお願い致します!!

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