ゆかりんHoney bunnyツアー倉敷公演の感想・遠征録
まえがき的な何か
9月9日、振替日程の発表とともに10/28~10/30の休暇を確保すると、遠征の旅程を練り始めた。直前は土日、お盆は実家に帰ることができなかったし、せっかくなら土日に広島の実家に帰省してしまおうと両親に連絡すると、「月曜日は朝そのまま倉敷に行くの?」
早くも行動が察されているようだった。
5月以来約5か月ぶりに実家で過ごし、エディオンピースウイングでWEリーグカップの試合を観て、ついに倉敷公演当日の朝を迎えた。倉敷の美観地区を巡ってみたいし、岡山の各路線を乗りつぶしておきたい。8時前に家を出た。
実家→広島駅
冷静に考えれば思い至ることのはずなのだが、今日は平日だった。中学・高校の頃に通学でこの路線の朝ラッシュのひどさを散々思い知ったのだが、今日は当時よりも荷物が多く、あのころの感情を思い出しつつ広島駅に向かっていく。
広島8:43→岡山9:19 のぞみ8号
改札口近くの藤い屋でもみじ饅頭を調達すると、ちょうど入ってきたのぞみの自由席に飛び乗る。混雑はしていたが座ることができて、今日の旅程を考えることにする。岡山駅に着いてまず路面電車を乗りつぶして、その後は宇野線に乗ろうかとも思っていたのだが、昨日ねやがーさんがXで水島臨海鉄道の写真を上げていてそちらも興味があるし、まあ流れで決めることにしよう。
岡山駅前9:26→東山9:50
駅前に出ると、路面電車乗り場が見当たらない。逆側の出口に出てしまったのかとも思ったのだが、よく見ると横断歩道の向こうに路面電車のターミナルを見つけた。
とりあえず停まっている電車に乗ろうと、東山行きに乗り込む。車内はちょうど座席が埋まる程度の混雑で、電車は重低音のモーターを響かせながら街中を駆けていく。少し小さめの道を這うように走っていることもあってか、急カーブが多いのも印象的だった。
地図を見ながらこの先の行程を考える。そのまま引き返して清輝橋線に乗っても良いが、東山線と清輝橋線の距離は短い。引き返す途中で降りて清輝橋まで歩くことにしようか。
東山9:54→西大寺町10:00
東山電停に着いて周囲を見渡す。線路の先には車庫があって、いくつか電車が停まっているようだった。東山公園に行くような用事も特になく、すぐ引き返すことにしよう。乗客は私のほか一人だけ、電車は軽快に3つの橋を渡っていき、西大寺町電停に着いた。
西大寺→清輝橋 徒歩
朝の静けさが残る商店街を抜けて国道180号線に出ると、道をそのまま清輝橋側に向かって歩いていく。清輝橋線は15分に1本、次の電車の発車時刻が迫っていることもあって、早歩き気味に通りを南下すること約800m、発車時刻の2分前に清輝橋電停に着いた。
清輝橋10:14→岡山駅前10:29
数名の乗客を乗せた2号線岡山駅前行きの電車が走っていく。車内でこの先の日程を考える。宇野線を乗り潰しに行くと昼ご飯の時間が厳しい、水島臨海鉄道だと時間的な余裕もある、考えるまでもなく水島へ向かうことに決めた。
岡山駅前に着くと東山線の時に乗った車両がちょうど停まっていて、徒歩移動でのショートカット作戦でかなり時間短縮ができたらしい。最初に岡山駅前を出て約1時間、あっというまに岡山電気軌道を完乗してしまった。
岡山10:35→倉敷10:52
地下の通路を抜けて改札を通り、階段を上がるとちょうど倉敷方面の列車が停まっている。最近岡山地区でも走り始めたという最新の227系に乗り込んで倉敷を目指す。この区間は18きっぷで何度も通っていて何度も見た景色だが、新型の車両で軽やかに走っていくと違って見えた気がした。
倉敷
倉敷駅に着いて駅前の商店街を歩き回る。歩いているうちに見つけたぶっかけうどん発祥の店といううどん屋に入って、まあ、ぶっかけうどんを頼むのがセオリーだと思うが、普通の天ぷらうどんとミニ牛丼のセットを頼むことにした。
食べ終わって店を出ると、水島臨海鉄道の時刻まで少し時間がある。暇つぶしがてら倉敷駅構内を歩きまわっていると、おるさんに遭遇した。適当に挨拶だけして水島臨海鉄道の乗り場に向かっていく。
倉敷市11:42→三菱自工前12:08
券売機で切符を買って、三菱自工前行きのディーゼルカーに乗り込む。乗客は座席の3割ほどだろうか。心地よいスピード感とディーゼルエンジンの音に癒されたか、眠気に襲われて気が付けば眠ってしまっていた。起きると水島駅で、乗客は私のほか2名ほど。そのまま列車は進んでいき、緩やかなカーブを曲がると三菱自工前に到着。呆気ない水島臨海鉄道完乗だった。
三菱自工前12:29→倉敷市12:55
三菱自工前駅は広めの道路に面していて、線路脇に小さなホームが設置されているだけで、路面電車やLRTに近いような構造になっている。駅前は工場が広がっていて、人や車の姿はほとんどない。
発車時刻になると車庫のほうから列車が入ってきた。乗客は私一人だけ。列車はゆっくりと走り出した。車窓の工場は住宅街に移り変わる。倉敷に近づくと高架の区間もあり、緩やかなカーブを曲がって野球場が見えてくると終点の倉敷市駅に入っていく。
倉敷市民会館
美観地区の美しい街並みを抜けて市民会館へ行く。開演までは時間があるし後でゆっくり巡るとしようか。会館で1か月ぶりにお馴染みのメンバーに再開して挨拶をする。今日は物販の早めの整理券を手に入れることができていて、改訂後のTシャツやグッズを買い込んだ。
倉敷市内
宿にチェックインして荷物を置くと、倉敷観光スタート!倉敷といえば子供の頃にチボリ公園に来たことはあったのだが、いまはショッピングモールに様変わりしてしまったし、逆側の美観地区は観光したことがなかった。
綺麗で背の低い木造の建物が道の両側に立ち並び、真ん中には穏やかな小川が流れている。展示室のような場所に入ると、倉敷が繊維業から発展していったことが解説されていた。
倉敷市民会館
薄暗くなり、涼しくなり始めた頃に倉敷市民会館に戻ってきた。今朝広島駅で買ったもみじ饅頭を配りつつ1か月ぶりに再開した人たちと喋りながら開場を待つ。会場時刻のころにはすっかり真っ暗になっていた。
開演30分前には恒例となったバニラバダンス。今回は5列目通路側ということもあってはっきりと映っていた。
Poppin' Magic
桃色男爵のメンバーが拍手で迎えられると、照明が暗転してイントロが流れ始める。ポップアップから登場してきたのは、5週間ぶりのゆかりん。客席を見渡して笑顔で手を振る姿は今日も輝いている。”それは優しい奇跡”のフレーズは今日も会場全体に大きく響き渡る。”好きでいてくれて ありがとう”の一節は、いつもよりも想いが乗っているように聴こえてきて、好きでいさせてくれてありがとうの感情が湧き上がってくる。間奏の部分の天を掴んで引き寄せるような振り付けはどこか神々しく見えてくる。そして、ゆかりんの歌声は今日もかわいくて、清らかで、心地よく降りそそいできた。
好きしかありえない
イントロに合わせてゆかりんが両手を広げると、会場が一気にヒートアップするのを感じる。Aメロの”愛がいっぱい”の歌詞に合わせるように、ゆかりんの右手と会場のペンライトがハートの形を作り出す。コールや口上は爆発的に、それでいて優しさを兼ね備えるように響き渡って、またゆかりんのライブに戻ってくることができたと実感する。
MC
この会場は1年ぶりと話すゆかりん。去年といい、今年といい、悪天候に苦しめられる倉敷公演となった。千秋楽が終わって2ヵ月弱、日程が空いている間に某他の女性声優のライブに行っている人たちのことを弄り始めると、王国解散宣言が出されかけるが、2列目通路側の「ゆかり一筋!」と叫んだ男性によってゆかり王国は解散の窮地を脱した。
Sweet alert
前に伸ばした右手が天頂を指さすと、曲のリズムに合わせてクラップが鳴り響く。この曲は全体的に振り付けがかわいいのだが、曲中の感情の変化も多くて、ゆかりんはその感情の変化を的確に表現していく。直前のMCでミスしても優しい世界で行こうと話していたのだが、早速振り付けを間違えて苦笑いしている場面があって、とてもかわいかった。
キャラメル
照明が落ち着いた雰囲気に変化すると、ラビさんが鍵盤を弾き始める。そしてゆかりんは優しさと愛に満ち溢れた世界を作り上げていく。会場の作りか、音響の関係なのか、おそらく音数が少ないからこの曲で際立っていたのだろうが、スピーカーから放たれた音がホールの後ろ側で跳ね返って聴こえてくるような感じがする。ゆかりんの二重の歌声に前と後ろから包まれるような感覚があって、普段の「キャラメル」よりも多幸感が強めだった。
トーキョーキャンディーガール
1か月ぶりとなる「トーキョーキャンディーガール」。神戸でおなじみとなったイントロの動きは今回も健在だった。2列ほど前にいた人(後述の”タンクトップニキ”氏)はサビ以外の部分もキレキレで踊っているし、客席は誰一人として1か月のブランクを感じさせない。栃木の翌週にやっているのではないかと思わせるほどだった。曲の途中で一瞬だけビブラートが強めにかかったところがあって、ゆかりんも驚いた表情をしていたが、図らずもこの曲の違った表情が垣間見えた瞬間だった。
映像
今日1つ目の映像コーナーは有明2日目と同じで、クレーンゲーム「トレバ」に挑戦。ゆかりんは真っ先に食べ物系の景品を選んで挑戦を始める。予想外の大苦戦に悔しそうなゆかりんだが、最終的に景品をゲットし、「カンタンニトレタヨー」と棒読み気味のコメントを残した。
エアシューター(アコースティック)
ドレスを着たゆかりんが登場すると会場からは拍手が起こる。ラビさんと目を合わせると曲が始まっていく。ゆかりんの歌声は可憐で透き通った感じで、穏やかな表情でとても楽しそうに歌っている。サビの部分ではゆかりんの右手の振りに合わせて客席側もペンライトの流れ星が降り注ぎ、ゆらゆらと左右に揺れていく。ゆったりとして心地よい空間ができあがっていく。
MC
昨日新幹線のグリーン車に乗って前乗りしたというゆかりん。発車直前に駅に到着し、飲み物も食べ物も買わずに乗ってしまったようで、モバイルオーダーサービスを活用するも軽食のラインナップにはチップスターとおつまみしかなく食糧難に見舞われる。あややさんが持っていたあんぱんに水分を奪われつつの倉敷到着となった。
ちなみに私の目線の先にちょうどいた某男爵メンバーがこのMC中に退屈そうにしていて、指を眺めた後に欠伸をしていたように見えたのは内緒の話にしておく。その様子がとても面白くて笑いをこらえるのに必死だった。
夢色ラビリンス(アコースティック)
ラビさんがイントロを弾き始めると、綺麗で美しい空間ができあがっていく。この曲はこのツアーがきっかけで好きになった曲の一つで、AメロとBメロのゆったりとしたテンポ感の中で、曲の真ん中でゆかりんの綺麗な艶がかった声が響いていくところは毎回聴き入ってしまう。ゆかりんの美しさに触れるには最高の曲ではないだろうか。
この曲は日替わり曲。恐らく今日が今回ツアーでは聴き納めになるのだろうなと少し名残惜しい気持ちになりながら後奏を聴き入っていた。
嘘(アコースティック)
ゆかりんが立ち上がってマイクを持つ。男爵は誰も動かない。そして始まったのは「嘘」。「夢色ラビリンス」-「嘘」の組み合わせになるのは浦安以来の今ツアー2回目だった。ゆかりんは悲壮感と孤独をほのかに香らせながら歌っていく。2番のAメロの”なんでこんなに好きなんだろう”の一節の声には強く感情が乗せられていて、歌詞の世界が増幅されていく。この曲もおそらく今日がこのツアーでは最後なんだろうなと思いながら聴き納めていく。この曲のようにピアノの要素が強いバラードはこのツアーがきっかけで好きになった。また大切なものをゆかりんから貰った気がした。
映像
今日のバーチャルデートは海辺でキャッチボール。車を降りてサイクリングロードを走り始めると、道端には綺麗な桜の木が現れる。「見て、桜。綺麗~。」というゆかりんの言葉を聴くと、長い時間をかけて走り抜けてきたこのツアーの色々な場面が蘇ってくる。キャッチボールの場面は何回見てもかわいい。
スーパーノヴァ
紗幕が降りてきて、奥にゆっくりとゆかりんの姿が浮かび上がってくる。ステージのセットの中央、青白い光に照らされたゆかりんが歌い始める。1番のサビ、中心以外は真っ暗なその空間に小さな光が一つ、また一つと灯り始めて、それはただの空間から世界へと変貌していく。灯ったその小さな光は、しばらくすると点滅してやがて消えていく。そして別の場所ではまた光ができていく。それは時間が流れていて、生きている宇宙そのものだった。最後のサビでは、ゆかりんの腕の動きに合わせて星々が回り始める。その星々の回転の中心は一つではないが、舞台の中心であるゆかりんの場所は決して通ることはない。この世界の中心、司っているのはゆかりんだった。
逆蜻蛉
突き刺さるようなギターの音が鳴り響き、「逆蜻蛉」のイントロから始まると、舞台左側の花道にスポットライトが当てられる。紗幕が下ろされて真っ赤に照らされた部隊が現れると、ゆかりんが歌い始める。ゆかりんは後ろから光に照らされていて、ホールの横に影の一部が投影されていたのだが、その影はとても綺麗でかわいい。曲の最後の一節を歌うゆかりんは満面の笑みで、その表情がこの曲の恐怖感を増幅させていく。
null
一瞬にして穏やかな空間が出現し、舞台上に13の光が灯っていくと、ゆかりんが優しく語りかけるように歌い始める。この曲を歌っているときのゆかりんのシルエットがとても美しくて見入ってしまう。気が付けば曲は後奏に差し掛かって、ゆかりんはゆっくりと階段を上っていった。
映像
今回の映像では鈴カステラ作りに挑戦。難なく鈴カステラを完成させ、カッコよく全てのトッピングを獲得すると実食へ。練乳最強論は儚くも崩れ去り、お好みソース最強論が確立されることとなった。
You Are The World!
ポップアップからゆかりんが登場してAメロを歌うと、一歩ずつ階段を降りてくる。ラップ調のBメロが始まるとクラップが鳴り響き、会場はダンスホールのような雰囲気に一変する。2番Aメロ直後の間奏の部分では、ちょうど私の目の前のあたりで両手を広げてクルクルと回っていて、その様子がとてもかわいかった。
後ろから前から
ゆかりんが客席に背を向けると、「後ろから前から」のイントロが流れ始める。2列目だった有明1日目に続き、図らずもまた至近距離でゆかりんの綺麗な背中を見ることになって、釘付けにされてしまう。ゆかりんの歌声の妖艶さにはすっかり心奪われてしまうばかりだが、浜松公演以降はこの曲にもコールが入るようになって、ライブとして形になってきた感がある。
Paradoxx.
ラビさんが鍵盤で会場の温度感をコントロールしてみせると、「Paradoxx.」が始まっていく。ゆかりんは寂しさや孤独感、感情の揺れ動きを繊細に表現していく。Bメロではクラップが入って、感情の加速感を増幅させていく。
映像
ドキュメンタリー映像は有明2日目から。栃木公演で時間があるからとコンビニに行きたがるゆかりんがかわいい。
Vanilla Lover
ゆかりんが舞台左側の袖から登場すると、こちらも1か月ぶりとなるダンスの時間がやってくる。ステージ上も客席も、1か月のブランクを感じさせない動きのように見える。私の2列前にタンクトップ姿のキレキレの2人組がいたのだが、ゆかりんは曲の途中からニヤニヤしはじめ、2番の途中でノリさんやメイツのほうを見ながらその男性を指さして笑いながら歌っていた。
MC
バニラバでキレキレのダンスを披露していた3列目の男性を指さすと、「あなたがタンクトップニキですか?」と話すゆかりん。たしかに3列目の人の動きはすごかった。客席内の岡山県民が炙り出されると、弁当のシュウマイの中身がタコだったという流れから岡山県の名産の話題になり、昨日の夜の話題へ。道端では照明の平さんと三尾さんに遭遇し、ローソンでは王国民に遭遇したらしい。もしコンビニの店内でゆかりんに声をかけられたら硬直してしまう気がする。
Wonder habit
MC明けは「Wonder habit」。曲の冒頭から口上が入るのだが、過去一番の声量だったのではないだろうか。ゆかりんはかわいい振り付けとともに可憐な歌声で歌っていく。2番で歌詞を少し間違えて慌てているように見えた部分があったのだが、その様子はとてもかわいかった。
期待しないで
冒頭から歌声とコールが掛け合いのように響いていく。右手を真っ直ぐ伸ばすところから始まるサビの振り付けはとてもかわいくて、また見ることができてとても嬉しい。間奏のところの”期待していいの?”から始まるメロディに乗せた口上も1か月の時を感じさせず、今回ツアー一番の声量だったように思う。
La La Love call
私がライブで聴いた回数が最も多いのがこの曲で、ライブといえばこの曲といっても過言ではないような気がする。ゆかりんはこの曲の真っすぐで前向きな歌詞を明るく歌っていく。”そばにいたい気持ち”の歌詞に合わせてゆかりんと客席の腕が前に伸び、サビではゆかりんの動きに合わせるようにペンライトが揺れる。間奏のメンバー紹介では、ゆかりんは首を傾げながら「そして私が田村ゆかりです!」。普段と違って面白かったが、何があったんだろう。
Exactly
畳みかけるように始まったのは「Exactly」。ゆかりんはステージの左右ギリギリまで行き来して客席を見渡すように歌っていく。このツアーのおかげで、この曲といえば声を出すことが当たり前のことのように定着していて、今日もこの日一番の声が響いていた。
逢うたびキミを好きになる
ついに本編最後の曲になった。オレンジと銀の特効テープが宙を舞う。ゆかりんもバンドメンバーも自由にステージを動き回って楽しそうに演奏している。曲の最後では、客席に「太陽はずっとずっと?」と投げかけるゆかりん。両手を広げるゆかりんに「キミだよー!」と叫んだ。
encore
Only oneのあなたのせいよ
「ゆかりん」コールが会場に響き渡ると、アンコールのために男爵が戻ってくる。照明が暗転すると、髪飾りをつけたゆかりんがポップアップから登場する。会場はライブ1曲目のように盛り上がって、クラップが鳴り響き、サビではペンライトが揺れ動く。”心が磁石”の部分のゆかりんの表情がとてもかわいい。
MC
右手側の最前列がいくつか空席のようで、後ろの人に「前に出ていいよ」というゆかりん。その人は結局前には出ず、謙虚な姿勢に称賛が贈られた。話題はツアー延期の裏話に。延期分のセットの保管場所など、様々な苦労を乗り越えた先のこの倉敷公演、ゆかりんの体調も良いらしく、最高の公演になった。今日は10月28日、伊集院メイの誕生日だからと、次の曲のタイトルに触れて曲の準備をしていく。
Super Special Day
ステージの照明がオレンジ色と緑色に切り替わり、SSDのイントロが流れ始める。ゆかりんの歌声に続いて、”LOVEゆかり”、”ゆかりがいつでも一番さ”のコールが響いていく。ゆかりんはステージ左右の花道ギリギリのところまで移動しながら歌っていく。“ゆかりだけのため生きるのだ”、このフレーズをまた叫ぶことができてとても嬉しかった。
うらはら兎のねがいごと
ついに最後の曲になってしまった。ここまで近い位置からゆかりんを見ることができるのも今回ツアーではこれが最後だろう。名残惜しさを感じつつゆかりんを目に焼き付けてコールを叫ぶ。この曲は前回ツアーとは立ち位置も表情もはっきりと変わった曲のような気がしている。去年のどこか自信なさげな感じやネガティブな部分は前面に出ていないし、明るく前向きに感じられる気がする。最後はみんなで飛び跳ねて曲が終わっていく。
挨拶
いつものようにメンバーを一人ずつ見送っていくゆかりん。ラビさんとだけハイタッチをしていて、もしかしてラビさんは最後なのかなと思いつつ見送った。ゆかりんは変わらない笑顔で客席に向かって丁寧に手を振っていくと、今日が最後の人もいるよねと語りかけながら最後の挨拶をして舞台袖に向かって行った。
終演後
終演後は今回ツアーで何回目になるか分からないが、うご凛さんとてちちさんと集まって、夜の美観地区を通り抜けて倉敷駅前の居酒屋に入る。飲んでいると別の王国民グループが入ってきて、くにきやさんが目の前を通り過ぎて行った。
思考回路が単純なのでままかりとホタテを頼んでしまう。
さて、明日はいよいよツアーファイナル。日付が変わらないうちに解散して、夜の駅前を歩いていく。