空をかける星
かなしみは海の底から這いあがり
よろこびは山の頂から降り注ぐ
そのあいだにひとはいて
いつもつぎのいちにちを待っている
いちにちを待ち いちにちは過ぎ
足元からいちにちは崩れていく
またつぎのいちにちを待つ
今日あなたが火を点したとき
神は夜がきたことを知った
かれらは楽しいひとの多い場所にたくさんの星を見せてくれる
あなたのその場所から夜ははじまる
つぎのいちにち
つぎのいちにち
つぎのいちにちを我らは待つ
つぎのいちにちは我らからはじまる
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