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第9回 おしっこトラブルを見極めよう(症例検討編その2)

ども!京都のあごげんです〜💡

10月下旬、朝晩ヒヤっとしてきましたね〜

この冷えだす時期、あごげん鍼灸院ではおしっこトラブルの新患さんがいちばん増える時期でもあります。

なぜか12月とか冬本番よりも、今の時期なんですよね。

…何でかは分かりません笑


さて今回は「症例検討編その2」です😃

おしっこトラブルとの遭遇に備えて、今回もしっかり学んでいきましょう!


おさらい

前回は、尿失禁を伴う女性の過活動膀胱症例を提示し、症状質問表や排尿日誌から、どう病態を捉えていくのか、お話しました💡

前回の症例は「尿失禁を恐れるあまり、水分を控え過ぎる」ことが更なる悪循環を生んでいた症例でした。


おしっこトラブルを見極めるときに大切なことは…

●おしっこトラブルを排尿回数だけで判断しない!

●排尿日誌では排尿回数だけでなく、平均1回排尿量、24時間尿量にも着目!

ということをお話しましたね💡


では今回の症例を見てましょう!

症例2: 痛み回避のため、お水飲み過ぎな男性患者さん

症例2

主 訴

本症例は45歳の若い男性患者さんです。

主訴は、膀胱・会陰部痛の痛み

「とにかく膀胱、会陰部が激痛!!少しでも和らげられませんか。。この1週間ろくに眠れてないんです。。」

職業は貿易関連の業務に従事され、ただでさえ高ストレスなうえ、眠れないのは相当ヤバい状況… 幸いコロナ禍のため在宅ワークに切り替わっているため、なんとか仕事はこなせているものの、通勤・出社はとてもじゃないが出来ない…との事でした。

初診時の血走った眼、あまりの差し迫った状況に、あごげん、さすがにちょっと身構えてしまいました^^;


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