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「音楽を止めるな3」だけで終わらせないために～VTuber音楽をDigろう

あごひげ20cm

音楽を止めるな3を約50時間リアタイしていたあごひげ20cmです。

去る3月19日19時～3月22日17時すぎまで約70時間ノンストップのVTuberオリジナル楽曲の祭典、それが「音楽を止めるな３」でした。
400組以上から応募された1,000曲以上のオリジナル楽曲が全て流される70時間。そんな時間を国内外のVTuberファンが共有するという素敵な機会でした。

すでに多くの人が記事を投稿されていますが、自分は新しく知った方々を聴きこんでるうちに筆を執るのが遅くなっちゃいました。。。

この記事では、音楽を止めるな３で出会った素敵な音楽を紹介したいと思います。気になった音楽があればぜひDigってみてください。この界隈が盛り上がって「音楽を止めるな」が続いていったり、新たな音楽が鳴り始めたりすることを祈っています。

1. 初めて知った方々[イチ押し！]

紹介しきれないほど多くの方々に惚れたので、今回の記事では心苦しいですが10組だけピックアップ。

01. クスモト
心に響くギター弾き語りが刺さりました。20曲以上公開されてますのでDigり甲斐があります。


02. 閑地游（かんち ゆう）
こちらもギター弾き語りで、鮮烈な低い歌声に一目惚れ。タバコとピアスがばちばちに似合いすぎる。


03. 辻麗月（つじうら ゆえ）
暗い世界観ながら温もりのあるコーラスワークが沁みます。動画の雰囲気も良い。10曲以上発表されています。

※寝る前にクスモトさん、辻麗月さん、閑地游さんを聴くのが最近のルーティン。超おすすめ。

04. 奏星音夢（かなせ ねむ）
活動歴２年で、かっこいいDTM楽曲を30曲以上も精力的に発表されています。夜中のドライブに最適。登録者数もっと伸びて。。。


05. How New Beat
『お前ら How New Beatを知らない　それもしかしてオフライン？』ってパンチラインにKOされました。4人ともラップが上手くて聴き心地いいです。


06. ばにら
"kawaii × screamo = kawaeamo！"だそうです。表情がコロコロ変わる面白さにヤられました。聴いてブチ上がってほしい。


07. 観影みゆ
いちから社ユメノグラフィアからまさかの刺客。作詞も担当されてるそうで、聴き込むとエモい。オリジナル曲を何曲も発表されてるんですけど完全にノーマークでした。


08. Nowhere -終末少女-
Lo-Fiなビートにウィスパーボイスは永遠に聴けるやつ。サブスクでも聴けるのでハマった人はどうぞ。"Kawaii Music"というレーベルを初めて知ったんですが、どのアーティストも素晴らしいので要チェックです。


09. Kirara Magic
名前どおりのキラキラしたトラックを作られるComposer。今回見つけた作曲家の中でも断トツに好き。サブスクでもたくさん聴けます。


10. 夜行TRAIN
女性３人ボーカルユニット。Dizさん作曲のピアノロック＋3人の歌声の掛け合いが最高にクール。発表されてる2曲とも1万再生突破したばかりで今後の注目株です。



2. "再発見"した方々[何回聴いても良い]

新しく知った人たちだけじゃなくて、改めて魅力を再確認した人たちもちゃんと紹介しようという試み。

11. Ion Lithos
V紅白で知って聴いていました。透き通った歌声と奥行きのあるサウンド感が気持ちいいユニット。


12. 夕凪みちる from LazuL
音止め2で知って1st Albumをよく聴いてました。アイドルソングとして完成されすぎてる。作詞やMVへのこだわりがすごくて尊敬しています。ダジャレ言わなさそう。


13. キヌ
音止め2で出会ったときの衝撃は忘れられません。ただでさえ強いポエトリーリーディングに全力の映像表現を乗せて殴ってきます。「memeと森と蚕」は最高のオンラインフェスだったのでぜひアーカイブで全編見て欲しい。


14. 潮成実（うしお なるみ）
クリスマスにTL上を流れてきて腰を抜かした記憶。深みとノビのある歌声は唯一無二。音止め3で多くの方々に注目されるようになってめちゃくちゃ嬉しかったです。


15. ISA
こちらもTL上を流れてきたのを見て惚れた方。懐かしい洋ロックサウンドとチャーミングなMVに魅力がつまりすぎている。オリジナル曲も良いですが、Coverシリーズもイカしてます。


16. てれかす
TL上を流れてきた「ふんわりディスコード」で知りました。エモすぎる楽曲とKawaiiがすぎるモデル。いくら見ても聴いても飽きません。


17. 奏みみ（かなで みみ）
猫の姿で素敵なカバーをたくさん出されていたのは知っていたのですが、人型モデルになってオリ曲を出されていたのは初めて知りました！相変わらず歌が鬼のように上手い。ダンスも上手くてビビる。


18. 女怪盗ハニー・ド・ファイブカード from せやな北摂
昨年知った2次元も3次元もいける方。バーチャルとリアルが入り混じるミュージカル企画「#REvengeofSterlight」主宰。強い物語性をもつミュージカル楽曲は音止めでも多くのリスナーに刺さってましたね。



3. 2021年はバンドサウンドの年[流行れ]

アイドルやボカロの影響が根強いVTuber界隈で、バンドサウンドの存在感が着実に増しています。「2021年はバンドサウンドの年」になりますよ。

19. おつかれベイビーズ
VTuberバンド界隈でも一際デカい存在。音楽も映像も、胸を掴んで離さないエモさ。


20. カクレゴ
突き抜けるボーカルと疾走感のあるバンドサウンドが脳に刺さります。マジでかっこいい。


21. memex
歌がうますぎる人と、ギターがうますぎる人のユニット。そのうえ映像表現までかっこいい。「Recursive Dolls」が流れたときにぴぼさん(Gt.)がチャット欄で歌詞を解説されてたんですけど、そういう魅せ方も抜かりなく上手い。


22. オカルトフリーク
鎌木リカさんとfh(ふー)さんのバンド。どちらも音止め2で惚れた人たちだったので結成が嬉しすぎた。2人とも演奏＆歌がうますぎる。オルタナの柱になったり、オルタナで家を建てたりしろ。


23. 黒目がちな少女
今回はじめて知ったバンドなんですけど、衝動ほとばしるサウンドがめちゃくちゃ好きです。今後が楽しみ。



4. お馴染みのメンツ[実家のような安心感]

音止めをリアタイするうえで事前知識があると楽しくなる人たちをピックアップ。（ミームとも言う）「音止め４」の前に予習しておこう。

24. 荒木パカ
全体的にデスボイスはチャット欄がブチ上がるんですが、荒木パカさんは世界観が独特すぎて初見ニキネキが困惑しがち。チャット欄は「でたわね」で埋まる。

▲普段の路線とは違いすぎる『夢を見ている（feat. 現世すてみ）』で特定班（ビーチフラッガー）が「「「誰だ？！？？？！！？？」」」って困惑していたのが面白かった。

25. インヴィジブルたかし
エキセントリックな映像と音楽が癖になる。姿が見えない存在を認識できた嬉しさから、チャット欄は「たかし！！」で埋まる。


26. 渚乃奏（なぎさの かなで）
MVに出てくる建物を全て自作しているうちに「地主」と呼ばれることに。最近では街単位で作るどころか、車で空を飛ぶ始末。映像もすごいですが、熱いポエトリーも胸に刺さります。


27. 魅紗（MI-SYA）
バ美肉歌姫の頂点だと思う。毎回チャット欄が「バ美肉！？」ってなる。性別なんて些末な問題だということがよく分かる。



5. 音止めでウケてた楽曲の特徴[私見たっぷり]

ここからは自分の感想を雑に書くんですけど、70時間もMVが流れ続ける音止めだからこそウケてた楽曲があるなと思いました。思いつくままに列挙します。

・自己紹介ソング
自己紹介ソングMVって、初見さんにこそ見てほしいものじゃないですか。しかもYouTubeとかで最初の数秒だけ見てブラウザバックされたら意味がない。その点、初見が大勢集まって最初から最後まで注目してもらえる音止めで流してもらうのは、メリットが大きいと思いました。実際、自己紹介ソングきっかけで知ったVTuberが多かったです。

・ミュージカル系
ストーリーが分かりやすいミュージカル楽曲は、音楽が長時間流れる中で一風変わったもの＆展開が気になるといった理由で注目されがちだと感じました。たま～に流れてくると「おっ」と注目して見ちゃう感じ。ストーリーもののテレビCMについ見入っちゃうみたいな。この系統も最初から最後まで見てもらえる音止めだからこそ輝いてましたね。

・音圧は正義（特にボーカル）
ジャンルにもよるし好みの問題だと思いますが、やっぱり音圧がある歌声にはつい耳を傾けちゃいますよね。海外ニキネキも「いい声だ！」みたいに反応しているのを見て、言語の壁を越えて分かりやすい要素なんだと実感。歌唱能力だけでなくMIX師の調整も大事だと、いろんな曲を聴き比べて思いました。

・動画の良さも注目されがち
音楽だけでなく、MVの作品性も評価され続けた70時間だったと思います。鮮烈なモーショングラフィックスは記憶に残りやすかったですし、実写系MVは珍しい界隈なので特に盛り上がっていたのが印象深いです。実写MVに対して「VTuberじゃねーじゃん」という批判コメントがあったのも、裏を返せば映像までしっかり見ている人がいることの証左かなと。（"バーチャル"というデカすぎるインターネットの風呂敷の中で「実写だから楽しめない」スタンスは個人的に勿体ないなと思います、という余談。）ともあれ、楽曲の世界観を視覚表現として楽しませてくれた動画クリエイターの方々に深く感謝しています。


「音止め３」は素敵な音楽との出会いの場でしたが、この記事も誰かにとって素敵な音楽と出会う機会になっていれば幸いです。気になったアーティストをDigって音楽を鳴らし続けましょう。


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