マガジンのカバー画像

作り手の想い【インタビュー】

19
商品が生まれたきっかけや商品に対するこだわりなど 作り手の想いをインタビューしています:-)
運営しているクリエイター

記事一覧

この夏注目!キャンプやグランピングで楽しめる花火

7月も半ばになり、いよいよ夏本番! 今年の夏は手持ち花火を楽しみませんか?(´▽`)🎇 CAMPING HANABIはその名の通り、キャンプでも楽しめる花火です! 今回はその名の由来と、今後の目標についてお聞きしてきました! ーCAMPING HANABIという名称はどのようにして決まったのですか。 キャンプ業界をターゲットにしようとは決めていました。開発の段階からピッタリ合うのはキャンプ業界だと思っていたので。 名称についてはいろいろ案は出ました。最初に“キャンプ”と“

こだわりにこだわったアロマオイル

たくさんインタビューを繰り返していくと、ものづくりに関わる方たちはいろんなことへの探求心が強いとひしひしと感じます😏🔥 今回はトリートーンの中澤様に想いをお聞きしました! ―作っていく中で一番面白いと感じたことは何ですか? 中澤:溶剤抽出は有機溶剤を使って植物の成分を分離してから、ろ過して精油を取り出します。抽出効率はとても高いんですが安全性の観点で使いません。真空抽出法は植物の種類との相性があって難しい点が多いですね。その点、水蒸気蒸留法は水と火と植物の関係なので、最も歴

同じ杉でも部位によって香りが違う⁉︎

アロマブレンドキットのアロマチップの樹種をなぜ杉にしたのか?🤔 他の香りへの影響は?? ”香り”に関するお話をお伺いしました! -杉の木のチップを使っているとのことでしたが、チップのもともとの香りと精油の香りは喧嘩しないのでしょうか? 中澤:それは色々実験してみたんですよ。杉の木の場合は精油の香りを引き立ててくれることが多くて、反対にヒノキや桐だと木の香りが主張してしまうことが分かりました。その点、杉はちゃんと引き立て役に回ってくれています。杉の木にも香りはあるんですが、主

町工場の職人たちの想いが詰まったものづくり

”グリルQ”を製造されている東亜成型さんの工場を見学させて頂きました👀 実際にどうやって製品ができているのか、、、わくわくする空間でした!! ーグリルQは東亜成型さんのこの工場で製造されているのでしょうか。 浦竹:はい。その通りです。ここの工場で作業しています。 狭い業界ではありますが、型を取ることから成型までの工程を全て自社でできるということは珍しいですし、弊社の強みだと思っています。その強みを生かしてグリルQという商品ができました。 ー工場を見学させて頂いたときに砂

見た目の違いも愛して使いたくなるものにしたい!

同じ商品でもテクスチャーが違うのはなぜ!? その秘密は加工の工程にありました!! ーテクスチャーの違いも素敵だなと感じているのですが、マットなものと標準のタンブラーの違いはどのようなところなのでしょうか。 鍵本:仕上げの工程が違います。もともとは光沢のあるものになります。ベースになっているものはひび割れに見えるようなテクスチャーが特徴です。 標準のタンブラーが光沢があるのは金型自体が光沢のあるきれいな鏡面に近いもので作っているからです。また、ポリ乳酸の特徴のひとつで結晶化

お客様の声から生まれた香りの付いた木のチップ

ー前回の記事にて、木のチップが生まれたきっかけをうかがいましたが、木のチップを作った時にはもともとブレンドキットを作ろうと思っていたんですか? 中澤:セットが生まれたきっかけはお客様の声でした。もともとは京焼のディフューザーと無垢の木のチップをセットにして、お客様の好みの精油を垂らして使ってもらう形にしていたんです。そんなある日お客様に「香りの付いてるチップはないの?」って言われたんです。それがきっかけで木のチップに香りをつけようと思いつきました。 それから、ある時ふと「香り

お客様自身で考えるカンフル剤の使い方

4月になり新生活がスタート✨ 段々暖かくなってきたので衣替えもしなければ😳! クローゼットの整理をするついてでにカンフル剤を入れて防虫防臭をしながらスッキリする香りを楽しむのもおすすめです(^◇^) ―イチ押しの商品を教えてください。 角:カンフルアロマチップですね。しかも、ブロックと違って水分を含ませるとまた香りを発するっていう手軽さやスプレーする面白さがある。チップの香りが薄くなっても、お庭の植木鉢とかに実際に撒いてみたら小さな虫とかが来なくなったりして、虫よけの効果が

色とテクスチャーも”デザイン”の一部に捉えたタンブラー

PAPLUS®の独特のテクスチャーはどのように生まれているのか、、、 知れば知るほど奥深く、好きになってしまうタンブラーです(^^) お花見のコーヒータイムにもおすすめ🌸 ー元の材料を見ると白色だと思うのですが、製品にする過程で色が変化するのでしょうか。 鍵本:そうです。樹脂は熱可塑性といって熱を加えるとどろどろに溶けます。ポリ乳酸を溶かして紙のパルプと混ぜていくのですが、この過程で紙が焦げているんですよ。それに加えて成型時にかなりの高温で金型に流し込んで固めるのですが、

エンジニアが作ったアロマキット【卒業祝や入学祝のプレゼントにもおすすめ】

香りが混ざると違う香りに変化する楽しさを子供たちに知ってほしいという思いからできた「ころんちゃんの香りとあそぼ♪」が作られた基礎をお聞きしました🎤 ≫≫前回記事|木のアロマブレンドキットが生まれるまで ー会社を始めたきっかけを教えてください。 中澤:そもそもアロマをやろうと思って起業したわけではなく、前職は機械系のエンジニアをやっていて、仕事は楽しかったんですが、金属に囲まれた無機質なクリーンルームの中で仕事をすることをずっとやっていてストレスを感じていたんです。そんな時に

社員全員のチカラで作り上げた丸いカタチ

ありそうでなかったグリルプレートの形を叶えたグリルQ! その形はどのように生まれたのか、、、 ーホットプレートともたこ焼き器ともまた違うこの見た目が特徴的で良いですよね。形はどのように決まっていったのですか。 浦竹:もう感覚ですね(笑)私が「こんな感じはどうかな」と絵に描いて出した案をデータにおこしてもらって型を作って、、、という流れでしたね。 裏面の形はどの器具(コンロ)にも合うようにこだわっています。 ー浦竹さんのアイデアから生み出された形だったんですね!すごく印象

コーヒー好きが考えた日常的に使いたいタンブラー【バイオマスプラスチック】

プラスチック問題に注目したことがきっかけで誕生したPAPLUS®ですが、 ”タンブラー”として製品化したのはなぜなのか。 カミーノ様特有の着目点や素材の特徴などをお聞きしました! ≫≫前回記事 | プラスチック問題注目したPAPLUSの誕生 ーおもしろい素材に出会ったことがスタートだと伺いましたが”タンブラー”を製品化したのはなぜでしょうか。 鍵本:プラスチックの代用として「硬いもの」で「日常的に使えるもの」で、まさしく日常的に使うものに環境に負荷をかけない素材を使おうと

木のアロマブレンドキットが生まれるまで

「ころんちゃんの香りとあそぼ♪」を販売している株式会社トリ―トーンの中澤様(以下敬称略)にお話をお伺いしてきました! ー香りをブレンドするキットって意外とありそうでなかなかないと思うのですが、”香りをブレンドする”というところに何か思い入れがあるのでしょうか? 中澤:私の妻がアロマブレンドデザイナーで、香りを組み合わせると別の香りに変化するという面白さを知ったんです。彼女は自分で香りを作る楽しさを子供たちに知ってほしいと言っていたので、「それなら誰でも体験できるブレンドキッ

100年間宝塚を見守った木をアップサイクルしたカンフル剤

「KUSURASHI」を製造している自然をちからにの角様(以下敬称略)にお話をお伺いしてきました! ―HUSURASHIシリーズが生まれたきっかけを教えてください。 角:私は生まれも育ちも宝塚市で、宝塚には宝塚ファミリーランドという遊園地や宝塚ホテルなどが宝塚劇場の近くに古くからあって、その周辺にはクスノキがたくさん植わっていたんです。その中でもシンボルツリーといわれるものが宝塚ホテルにあって、その木を昔から当たり前のように見てきたんです。ですが、宝塚ホテル周辺を開発するこ

プラスチック問題に注目したPAPLUS®の誕生

”PAPLUS®”を製造している株式会社カミーノの鍵本様(以下敬称略)にお話をお伺いしてきました! ーPAPLUS®を作ろうと思ったきっかけを教えてください 鍵本:元々カミーノは古紙のリサイクルに関係する会社です。その業界を続けるなかで、プラスチックが非常に問題になっているという課題に注目をするようになってきました。 ー注目する出来事があったのでしょうか。 鍵本:代表の深澤が前職の外務省で外交官としてガーナで勤務した際に山のようなプラスチックごみを見ていたんですよね。