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💚技術者的観点から見た「AI 出力データに著作権が認められない理由」について

📕「スワンプマン」というキーワード

まずは、スワンプマンという思考実験が何かについてですね、知らない方は最後のリンクもご覧いただくとして、

簡単に説明すると、
➊ 貴方が沼のそばを歩いていた時に、偶然カミナリの直撃を受けて消し飛んでしまいました。
➋ 同じタイミングで消し飛ぶ直前の貴方と寸分(一個の原子に至るまで)の違いも無い「別人」が突発的事故で偶然出来てしまいました。
もちろん、脳のシナプスも全く同じですですので、貴方と全く同じ記憶を持っている「スワンプマン(=泥人形)」が出来てしまったのです。

➌ 思考実験のテーマはずばり「翌日には貴方が通っていた職場に向かうことになるこの泥人形は貴方本人だと解釈するべきでしょうか?」

多くの思考実験がそうであるに、これは現実では「あり得ない・存在しえない」ことなのだという点について異論を唱える人は一人も居ないでしょう。

・・・これがひっくり返されたのが AI だったりしたのです。

📕機械による「自然乱数」はまだ実現できていないのです。

openAI の chatGPT や他の同種のシステムの開発者さん達が採用している疑似乱数ユニットがどれほどのレベルの物かは知りませんが、結局のところ乱数用の種があって、その種を元に乱数列を作っていることに間違いはないでしょう。
基本技として、システム内部や外部の時計から都度時間数列を作り、1マイクロ秒単位で違う乱数シードを使うため、同じデータが生成されることは無いとされていますが、

逆に言えば、その時に使った乱数シードを再利用し、その時使った同じテキストなり学習済み画像データなりを読み込ませれば、なんどでも誰がやっても同じ結果が再現されるんです。

これはつまり、誰かが作ったものと寸分たがわず同じものを、他の誰かも生成できるということ、僅かな量の指示データから完全なコピーを生成できるという事なんです。

📕もちろん、真の意味で独創的なものもありますよ。

私の投稿していますマークアップ関係のデータを作れるのは現在のこの地球上で 私一人なのですから、これは究極のオリジナリティであり、ユニークな作品と言えるでしょう。
異論を唱える方は、是非私のものを凌駕する何かをお見せください!、ぜひお友達にして欲しいです🧡

話を戻しますね。日々、独創的であれという声をいろいろな方が発しているのは誰もが知るところでしょう。しかし悲しいかな、真の独創性を発揮しても、ほとんど誰も振り向いてはくれないのです。

なぜなら、この日本にはそもそも独創と言えるものが極端に少なすぎて、独創的なものを見たことが無いという理由で、独創的なものを理解できる人がそもそも現代日本にはほとんど居ないからなのですね。

・・・、というのを、日本経済新聞さんが開催していた #AIの活かし方 に投稿しようと思ったら、なんと期限切れでした・・・、なんてこったい!
まぁ、期間内だったとしてもどのみち選ばれないのは確定ですので、今回はこのまま タグをつけておきますね💙

もちろんこれは皆さんにも独創性を理解できるようになって貰いたいがための第一歩ですので、協賛頂けることを期待しています。

おっと、忘れるところでした。小学生や中学生の子供は私が見てすら独創性を醸し出している人が沢山いるんですよね、
ですが多くの場合、彼らが社会人になって以降は創造性を求める気持ちを失っています。
多くの場合、これが現代社会を生き残る賢い知恵として幅を利かせ称賛さえされています。

これは人生を生きる私達にとって、とても不幸な事だと思うのです、これこそが人生をつまらなくする最大の要因なのですから。

📕結論も書いておきますね。

真の意味で、多くの人が独創的な何かを出来る社会になって欲しいと思います。
何が独創的な事なのかを考えることがその第一歩、なのです!

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