(aan,w027,⏩720p👍) 農夫と鸛 / THE FARMER AND THE STORK

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✅このお話の教訓は？（ルビ無）

"(S)You (V){are judged} (Mv){by the company you keep}."
　『貴方は、貴方の持つ仲間たちによって判断されます』
　【文法】 "you keep" は接触節で、意味上の目的語となる直前の "the company" を後置修飾しています。

と云う教訓を持つ此の寓話ですが、２０００年も前に既に此の様な考え方が在った事に驚きます。
悪い仲間と一緒に行動するなら其れ等の仲間と同じ扱いを受けるのが当然であり、逆説として良い待遇を受ける為には出来るだけ良いグループに属するべきだと云う事を主張しているのです。
タイトルにも書かれているイソップ氏は紀元前７世紀の時代の人で記録では２５歳で亡くなっているとの事。私が２５歳の時には此れを確信するには至って無かったと思います。

イソップ氏の生きていた時代は、日本では弥生時代（紀元前１０世紀～紀元後３世紀）です。
此の頃の平均寿命は１５歳程と言われていますが此れは乳幼児の死亡率が高かったせいで、１５歳まで至った者であれば平均で３０歳ぐらい迄は生きていたとの事（それでも短命ではありますが）。

平均寿命ではなく、１５歳以上の人の平均没年齢は以下の様になるとの事。

飛鳥～奈良～平安時代（中世ヨーロッパ時代）の平均没年齢は３０歳ぐらい
江戸時代（１７～１９世紀）で４０歳ぐらい、
２０世紀（１９００年）初頭で５０歳ぐらい、
１９７０年頃には７０歳、
そして２０２０年現在では８０歳を超えるぐらいでしょうか？

長寿の参考例としては、平清盛の曾孫の藤原貞子女史が１０７歳（鎌倉時代・１３０２年）迄ご存命だったとの事。

これらの数字を見ると、いわゆる異世界もののナーロッパの一般成人市民は１５歳～２５歳ぐらいだと想定するのが妥当という事になりますね。
海外からも日本のアニメの主人公チームは若過ぎると思われる事がしばしばあるようですが、主人公の年齢は１５歳ぐらいである方が史実？に見合っていそうです。

創作物の参考にしていただければ幸いです。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

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　THE FARMER AND THE STORK ．

　A Farmer placed nets on his newly-sown plough lands ， and caught a quantity of Cranes ， which came to pick up his seed ．
　With them he trapped a Stork also ．
　The Stork having his leg fractured by the net ， earnestly besought the Farmer to spare his life ．
　“ Pray ， save me ， Master ， ” he said ，
　“ and let me go free this once ． My broken limb should excite your pity ．
　Besides ， I am no Crane ， I am a Stork ， a bird of excellent character ； and see how I love and slave for my father and mother ．
　Look too ， at my feathers ， they are not the least like to those of a Crane ． ”
　The Farmer laughed aloud ， and said ， “ ～ ”
　“ It may be all as you say ； I only know this ， I have taken you with these robbers ， the Cranes ， and you must die in their company ． ”
　Birds of a feather flock together ．

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　農夫と鸛

　農夫は彼の種を蒔いたばかりの田畑に無双網を設置して、そして、沢山の鶴を捕まえていました。鶴達は農夫の（撒いた）種を啄む為に来ていたのです。
　鶴達と一緒に、農夫は鸛も捕まえていました。
　無双網に因って其の脚を骨折していた鸛は、心から鸛自身の命を助けてくれるようにと農夫に懇願しました。
　「御願いです、私を助けてください、御主人様」、と、鸛は言いました、
　「そして私（鸛）を、今回だけは自由にしてください。私の折れた脚は貴方の同情心を刺激するでしょう。
　其の上更に、私は鶴ではありません、私は鸛です！、優れた性質を備え持った鳥です！、そして、私が私の父と母をどんなに愛しているか、尽くしているかを見てください！
　これも見てください！、この私の羽を！、この羽は鶴のそれらの羽とは、少しも似ていません！」
　農夫は大声を出して笑い、そしてこう言いました、
　「御前の言い分はそれで全部だな？、私が唯一知っているのはこれだけだよ、私は捕まえたんだ、御前と一緒に泥棒共、つまりあの鶴達をだ。そして御前は彼等の仲間に入って死ななくてはならないんだよ」
　一つの羽の鳥達が群れを成す。

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✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

"(S)You (V){are judged} (Mv){by the company you keep}."
　『貴方あなたは、貴方あなたの持もつ仲間なかまたちによって判断はんだんされます』
　【文法ぶんぽう】 "you keep" は接触せっしょく節ぶしで、意味いみ上じょうの目的語もくてきごとなる直前ちょくぜんの "the company" を後置こうち修飾しゅうしょくしています。

と云いう教訓きょうくんを持もつ此この寓話ぐうわですが、２０００年にせんねんも前まえに既すでに此この様ような考かんがえ方かたが在あった事ことに驚おどろきます。
悪わるい仲間なかまと一緒いっしょに行動こうどうするなら其それ等らの仲間なかまと同おなじ扱あつかいを受うけるのが当然とうぜんであり、逆説ぎゃくせつとして良よい待遇たいぐうを受うける為ためには出来できるだけ良よいグループに属ぞくするべきだと云いう事ことを主張しゅちょうしているのです。
タイトルにも書かかれているイソップ氏しは紀元前きげんぜん７世紀ななせいきの時代じだいの人ひとで記録きろくでは２５歳にじゅうごさいで亡なくなっているとの事こと。私わたしが２５歳にじゅうごさいの時ときには此これを確信かくしんするには至いたって無なかったと思おもいます。

イソップ氏しの生いきていた時代じだいは、日本にほんでは弥生やよい時代じだい（紀元前きげんぜん１０世紀じゅっせいき～から紀元後きげんご３世紀さんせいき）です。
此この頃ころの平均寿命へいきんじゅみょうは１５歳じゅうごさい程ほどと言いわれていますが此これは乳幼児にゅうようじの死亡しぼう率りつが高たかかったせいで、１５歳じゅうごさいまで至いたった者ものであれば平均へいきんで３０歳さんじゅっさいぐらい迄までは生いきていたとの事こと（それでも短命たんめいではありますが）。

平均寿命へいきんじゅみょうではなく、１５歳じゅうごさい以上いじょうの人ひとの平均へいきん没ぼつ年齢ねんれいは以下いかの様ようになるとの事こと

飛鳥あすか～奈良なら～平安時代へいあんじだい（中世ちゅうせいヨーロッパ時代じだい）の平均へいきん没ぼつ年齢ねんれいは３０歳さんじゅっさいぐらい
江戸時代えどじだい（１７じゅうなな～１９世紀じゅきゅうせいき）で４０歳よんじゅっさいぐらい、
２０世紀にじゅっせいき（１９００年せんきゅうひゃくねん）初頭しょとうで５０歳ごじゅっさいぐらい、
１９７０年せんきゅうひゃくななじゅうねん頃ごろには７０歳ななじゅっさい、
そして２０２０年にせんにじゅうねん現在げんざいでは８０歳はちじゅっさいを超こえるぐらいでしょうか？

長寿ちょうじゅの参考さんこう例れいとしては、平清盛たいらのきよもりの曾孫ひまごの藤原ふじわらの貞子ていし女史じょしが１０７歳ひゃくななさい（鎌倉時代かまくらじだい・１３０２年せんさんびゃくにねん）迄までご存命ぞんめいだったとの事こと。

これらの数字すうじを見みると、いわゆる異世界いせかいもののナーロッパの一般いっぱん成人せいじん市民しみんは１５歳じゅうごさい～２５歳にじゅうごさいぐらいだと想定そうていするのが妥当だとうという事ことになりますね。
海外かいがいからも日本にほんのアニメの主人公しゅじんこうチームは若わか過すぎると思おもわれる事ことがしばしばあるようですが、主人公しゅじんこうの年齢ねんれいは１５歳じゅうごさいぐらいである方ほうが史実しじつ？に見合みあっていそうです。

創作物そうさくぶつの参考さんこうにしていただければ幸さいわいです。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

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　THEðə FARMERfάɚmɚ ANDænd THEðə STORKstˈɔɚk ．

　Aə Farmerfάɚmɚ placedpleɪst netsnɛts onɔn hishɪz newly-ˈnulisownsoʊn ploughplaʊ landslændz ， andænd caughtkɔt aə quantityˈkwɑntəti ofʌv Craneskreɪnz ， whichwɪʧ camekeɪm totu pickpɪk upʌp hishɪz seedsid ．
　Withwɪð themðɛm hehi trappedtræpt aə Storkstˈɔɚk alsoˈɔlsoʊ ．
　Theðə Storkstˈɔɚk havingˈhævɪŋ hishɪz leglɛg fracturedˈfræktʃɝd bybaɪ theðə netnɛt ， earnestlyˈɝnʌstli besoughtbisɔ́t theðə Farmerfάɚmɚ totu sparespéɚ hishɪz lifelaɪf ．
　“ Praypreɪ ， saveseɪv memi ， Mastermˈæstɚ ， ” hehi saidsɛd ，
　“ andænd letlɛt memi gogoʊ freefri thisðɪs oncewʌns ． Mymaɪ brokenˈbroʊkən limblɪm shouldʃʊd exciteɪkˈsaɪt yourjɚ pityˈpɪti ．
　Besidesbɪˈsaɪdz ， Iaɪ amæm nonoʊ Cranekreɪn ， Iaɪ amæm aə Storkstˈɔɚk ， aə birdbˈɚːd ofʌv excellentˈɛksələnt characterkˈærəktɚ ； andænd seesi howhaʊ Iaɪ lovelʌv andænd slavesleɪv forfɚ mymaɪ fatherfάːðɚ andænd mothermˈʌðɚ ．
　Looklʊk tootu ， atæt mymaɪ feathersˈfɛðɝz ， theyðeɪ areɚ notnɑt theðə leastlist likelaɪk totu thoseðoʊz ofʌv aə Cranekreɪn ． ”
　Theðə Farmerfάɚmɚ laughedlæft aloudəˈlaʊd ， andænd saidsɛd ， “ ～ ”
　“ Itɪt maymeɪ bebi allɔl asæz youju sayseɪ ； Iaɪ onlyˈoʊnli knownoʊ thisðɪs ， Iaɪ havehæv takenˈteɪkən youju withwɪð theseðiz robbersˈrɑbɝz ， theðə Craneskreɪnz ， andænd youju mustmʌst diedaɪ inɪn theirðɚ companyˈkʌmpəni ． ”
　Birdsbɝdz ofʌv aə featherféðɚ flockflɑk togethertʊgéðɚ ．

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　農夫のうふと鸛こうのとり

　農夫のうふは彼かれの種たねを蒔まいたばかりの田畑たはたに無双むそう網あみを設置せっちして、そして、沢山たくさんの鶴つるを捕つかまえていました。鶴つる達たちは農夫のうふの（撒まいた）種たねを啄ついばむ為ために来きていたのです。
　鶴つる達たちと一緒いっしょに、農夫のうふは鸛こうのとりも捕つかまえていました。
　無双むそう網あみに因よって其そのの脚あしを骨折こっせつしていた鸛こうのとりは、心こころから鸛こうのとり自身じしんの命いのちを助たすけてくれるようにと農夫のうふに懇願こんがんしました。
　「御願おねがいです、私わたしを助たすけてください、御主人ごしゅじん様さま」、と、鸛こうのとりは言いいました、
　「そして私わたし（鸛こうのとり）を、今回こんかいだけは自由じゆうにしてください。私わたしの折おれた脚あしは貴方あなたの同情どうじょう心しんを刺激しげきするでしょう。
　其その上うえ更さらに、私わたしは鶴つるではありません、私わたしは鸛こうのとりです！、優すぐれた性質せいしつを備そなえ持もった鳥とりです！、そして、私わたしが私わたしの父ちちと母ははをどんなに愛あいしているか、尽つくくしているかを見みてください！
　これも見みてください！、この私わたしの羽はねを！、この羽はねは鶴つるのそれらの羽はねとは、少すこしも似にていません！」
　農夫のうふは大声おおごえを出だして笑わらい、そしてこう言いいました、
　「御前おまえの言いい分ぶんはそれで全部ぜんぶだな？、私わたしが唯一ゆいいつ知しっているのはこれだけだよ、私わたしは捕つかまえたんだ、御前おまえと一緒いっしょに泥棒どろぼう共ども、つまりあの鶴つる達たちをだ。そして御前おまえは彼等かれらの仲間なかまに入はいって死しななくてはならないんだよ」
　一つひとつの羽はねの鳥とり達たちが群むれを成なす。

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