見出し画像

ふくろうくんは涙でお茶を淹れた

タイトルは「ふくろうくん」という絵本の中でガチであるお話しです。

主人公のふくろう君は、椅子に座ってポットを持って、読者にとってはしょうもないが彼にとっては辛いことを思い出しながら涙を流します。
流した涙はポットに少しずつ溜まっていき、最終的に溜まった涙を沸かしてお茶にして飲んで、フクロウ君はリフレッシュする…
という話になっています。

そういえば最近、悲しい気持ちになることが減ったように思います。喜怒哀楽のうち、「哀」の感情になる機会がみんな減っていると思います。

悲しい気持ちになっても、フクロウ君のポットのように涙を受け止めてくれる何かが減って行ったのか、僕たちが涙を流せなくなったのか?

個人的には、何かを失ったりうまくいかなかったことで悲しくなれるほど多くの人たちが何かを愛せなくなっているというのがしっくりきます。

怒ったり喜んだり楽しんだりするのと同じくらい悲しまないと心のバランスは取れないとオーシマは思います。


頂いたお金は本代にありがたく使わせていただきます。