企業分析、どこまでやればいいの?
動機
この記事を書こうと思ったのは、地方に住む学生が都心で就職したい、その際に最も問題になることを考えてみたからです。
そして、それが何かは教えない。
まあ、考えてください。
このノートを一言でまとめてみる。
「兵とは詭道なり」
・・・まず、読めます?
解説は最後に行います。
はじめに
自己分析はお手軽なんです。なぜなら、20歳そこそこの大学生の人生の情報量は多くないから。
対して、企業には凄まじい情報量があります。普通はどこから手をつけていいかさえわからないと思います。なので、
仮にあなたが、「自分が働くのに向いていそうな業界」の情報を持った状態だとします。
大まかにいうと、コツコツ積み重ねるのが好きならメーカー系、一発ドカンと当てるのが好きなら商社・コンサル・キーエンスなどが向いてます。
本当に大まかなので鵜呑みにしないよう。でも、何もわからん人は多少頭に入れといて下さい。
企業分析をやってみよう
まず、上の情報をもとに、「自分が働くのに向いてそう」な種類の会社のうち、何社か適当に(名前聞いたことある方がいいので)名前を書き出します。
そしてググります。特に、その企業の公式サイトのIR情報・何業界に所属しているかは絶対に把握しないとダメです。就活浪人ロードまっしぐら。
IR情報は投資家向けの情報なのは否定しません。しかし、就活生も立派な投資家です。投資家がお金を企業に貢ぐように、新入社員をはじめ全ての社員は自分の時間を企業に投資しています。この視点、持ってましたか?
IR情報は最低でも株主向けのプレゼン資料は見ましょう。その会社がこれから何をしようとしているかが分かります。
余力があれば「キャッシュフロー計算書」を見てください。
その中の「営業利益」の欄がプラスの値なら、事業を行うことで儲けが出ています。
「投資」の欄がプラスの値なら、資産を売ることで儲けが出ています。 「財務」の欄がマイナスの値なら、借金を返せています。
この会社の場合、会社の方針として借金を返そうとしています。 以上の3要素を組み合わせると、一年での会社の財務状況が見えてきます。五年くらい調べると、財務状況の変化がわかり、「こういう財務状況だから、この会社やばそう」とか考えられるようになります。
また、何業界にいるのか把握することで、受けても勝算のありそうな業界にある企業が何て名前かわかります。より攻略しやすいのは中小企業です。 一方、大手企業には氷河期並みに人が殺到しています。会社にもお金を銀行がどれだけ貸してくれるかについての力があるんです。
受けたい企業が何業界にいるか?会社の方針と財務状況を理解して、自分の適性と照らし合わせた上で受けるかどうか決めてください。
特に地方の学生は、都内での宿泊費・交通費を一社受けるだけで相当かかるのではないでしょうか?
バイト代を貯めて就活の予算を組んでいる人も多いでしょう。
無駄にお金使って嬉しいですか?
一言の解説
「へいとは、きどうなり」・・・孫子の言葉です。
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