「お前が今までやってきたことは役に立たない」…それってあなたの感想ですよね。

今日は若手の社会人に向けたお話しを書きます。

フリーランスにせよ、企業に所属してる人にせよどんな人にも、過去にやってきた事があります。

学校の勉強、部活のサッカー、その他もろもろ…。

それは、果たして「働く」ことについて全く役に立たないことなんでしょうか?

「お前のやってきたことは、これからこの職場で生きていくにつれて役に立たないことばかりだ」と言われた知り合いがいます。

それってさ、相関係数の絶対値がいくつの統計に基づいた主張なん?

言ってみ?ん?

ここで1より大きい数を答えるやつは、この時代に統計学を全く知らないで生きていけてる、パンダみたいな存在なので大事にしてあげよ!

例えば、「駅前に住んでるんならそりゃ家賃が高くても仕方ないよ」は、相関係数がだいたい0.8の統計に基づく、裏打ちがしっかりした主張です。

もし、「お前が今までやってきたこと=職場で仕事をやっていく上で何の役にも立たないこと」だと言ってきた人が国や性別、生まれた時代を問わず、適度にばらつきのある母集団で相関係数の絶対値が0.7くらいの統計をとっていて、グラフをあなたに見せてきた場合は、僕もお手上げです。

その人の数学的なリテラシーは、データサイエンスの第一人者のそれに近いので、気に入られた方がいいくらいっすね〜むしろ。

これは相関係数が限りなく1に近いと思いますが、新人とか若手にそんなこと言ってくるのって自分自身の経験をあたかも一般性が担保された、絶対的な経験だと思わせる、どうしようもない暇な人が言ってくるんですよ(統計データないんで取ってきます…)。

まず、あなた自身の人格とか性格はこれまでのあなたの人生や親御さんの教育の賜物です。

人格や性格は、その人の業務遂行において多かれ少なかれ影響があります。おっちょこちょいしやすかったり、逆によく気がきくと言われるような行動を取るのも、自分のこれまでの人生で経験したことに裏打ちがなされていますよね。

何かを学習することもそうです。経験から学ぶのか?主体的に学ぶのか?その姿勢がちゃんとしている!と企業のある部門の人が保証して、その人の採用を行なっている訳です。

また、数学を通じて学んだ「論理を構築する力」や国語で学んだ文章の推敲能力ですが、その能力がある前提で相手がこっちに注文つけてくる場合があります。「ここ直しといて」とか。

でも、会社で文章の直し方は教わらないっすよ。

ちょろっと考えただけでこれだけ反証されるような主張をドヤ顔でしてくるのは、その人が悲しいかな、残念な人だという何よりの証明です。

たしかに、その企業のルールとか、フリーランスの人なら個人事業主が貰える税金とか、どうやったら仕事を取ってこれるかなど、覚えないといけないことももちろん多くあるよ。

でも、それまでの経験が何一つ役に立たないことなんてないんですよ。

何が言いたいかと言うと、軽率に物事を言い切る人間はあまり賢くないってことです。

自分はそうならないようにしたいものですね。




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