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【1番カンタン!お金の知識⑥】「短期金利と長期金利」とは?

こんにちは、あごパパの妻です!

読み飛ばしたくなるような小難しい経済用語などを、小学生でもわかるように短くザックリ説明します。

今回は「短期金利と長期金利」についてです。

投資初心者の方は、ぜひチェックしてみてください!

そもそも金利とは

「金利」は、借りた金額に対してどれくらいの割合で利息*が発生するのかを表すもの(通常はパーセント(%)で表記)です。

借り手にとっては得られる資金に対する手数料(コスト)の割合であり、貸し手にとっては提供した資金に対する利益(報酬)の割合となります。

*補足:利息は、お金の貸し借りにおいて、借りた人が貸した人へ支払う対価(レンタル料)のこと。

こちらの記事で詳しく説明しています。

短期金利と長期金利の違い

「短期金利」と「長期金利」の最大の違いは期間です。

・短期金利:1年未満の金融資産の金利(無担保コール翌日物*など)
・長期金利:1年以上の金融資産の金利(10年物国債など)

*補足:無担保コール翌日物とは、金融機関が参加するコール市場(金融機関が日々の短期的な資金の過不足を調整するための取引を行う場)で担保なくお金を借り、翌日には返済する取引のこと。

短期金利とは

短期金利は、金融機関が1年未満の期間でお金を貸し出すときに適用する金利のことです。

短期金利は「政策金利」とも呼ばれ、中央銀行が金融政策として操作・誘導する金利として注目されています。

短期金利が上昇すると長期金利も上昇するので、個人の住宅ローン金利や企業の借入金利にも影響し、さまざまな金利の基点となっています。

-短期金利の決まり方

短期金利は、主に中央銀行の金融政策によってコントロールされ、市場で流通するお金の量や需給のひっぱく度合いで上下します。

一般的に、好景気によるインフレ(物価上昇)傾向になると政策金利を引き上げて経済の過熱を抑え、反対に不景気によるデフレ(物価下落)傾向になると、政策金利を引き下げて経済を刺激します。

長期金利とは

長期金利とは、金融機関が1年以上の期間でお金を貸し出すときに適用する金利のことです。

-長期金利の決まり方

長期金利は、主に長期資金の需給関係によって決まるもので、物価の変動や、短期金利の推移(金融政策)などの長期的な予想で変動します。

景気が良くなれば金利は高くなり、景気が悪くなれば金利は低くなる傾向があるため「経済の基礎体温」とも呼ばれ、重要な経済指標とされています。

-長期金利と株価

・長期金利が下落↓/株価は上昇↑
・長期金利が上昇↑/株価は下落↓

金利が下がると、債券*を購入するよりも株式を購入したほうが有利だと考えられ株価が上昇するのが一般的です。

逆に金利が上がると、債券を買う投資家が増えるため株価は下がります。

*補足:債券とは、国や企業などが資金調達のために発行するもの。利息を受け取ることができ、満期(償還日)に額面金額が払い戻されます。

知識は生活を助ける!

「金利」「金融政策」などについて知っていれば、ローンを組むときにも最適な選択をすることができますよね。

でも、経済用語は難しいものが多い……。
私も「漢字が多くてとっつきにくい。」と思っています。

今後も経済用語などを分かりやすく説明していきたいと思います!

一緒に少しずつ経済に詳しくなっていきましょう。

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