アラフォー、下着を探す

こんばんわ、アニエスです。

今回はアラフォーの下着選びについての話です。

月のものがきて気づいた

月のものがくると腹が張る。え、妊娠してます?ってくらいぽっこりと。そして妊娠してます?ってくらいだるいし眠いしすぐ疲れる。腹が張るからつき出た骨盤のあたりが下着があたって痛い。下着の違和感はソケイブよりもサイド側の骨盤下の痛みで気づくタイプだ。

ちょうど1年前に買った丹田をきゅっ。サポートすることで月経痛を緩和するという機能性のサニタリーショーツを履いていた。気づけばきゅっ。どころではなかった。ギュギュ〜っと締め付けるような圧力がだらけた体には堪える。ただでさえ毎月うんざりするような気持ちになるのに自ら締め上げるようなことをしてるってバカみたいだよな。なんかもっとこんな時くらい、というかこの歳になって辛いことばっかりなんだから下着くらい自分に優しく寄りそってくれるものを身につけてもいいんじゃないかと思ったのよ。


お色気ムンムンか素材重視か

検索サイトで「下着」と検索すると想像通りの結果が表示される。若い、ほとんどが西洋人モデルの、やせた、メイクバッチリなギャルたちがグラビアアイドルよろしくフリフリレースのついたきゃわいい下着姿で窓際かベッドの上にちょこんと座っている。下着が欲しいのは女なのにどうしてこうも男性目線で描写されるのだろう。アラフォーにはまぶしすぎていけないサイトでも見てしまったように慌ててページを遷移する。

続いて「サニタリーショーツ 肌にやさしい」で検索する。今度は打って変わってレースゼロの黒か紺かグレーかきなりのゆったりめ綿100%のパンツが表示される。パンティではないパンツだ。トルソーに履かせたものかモデルがいても顔はない。その下着を身につけている女の容姿は不要な情報とされている。

男ウケする女と男ウケしない女の2択しかないって感じが極端すぎる。


ありのままでいたいだけだよ

下着=殿方を喜ばせるため、なんていう旧来の性差別的なアイテムから脱却して当然だと思っていたのに依然として男性目線のプロモーションが存在していて驚いた。四六時中身につけていなきゃいけないのに「かわいい」「テンションが上がる」などと思うのは一瞬だけで本当にテンションが上がるのは自分ではないことを知っておこう。女性はもっと自分自身のために下着を選ぶべきだ。

散々検索した結果、エミリーウィークというブランドを発見した。オーガニックコットンで肌あたりはやさしいのに時折芯の強そうなカラーで主張する。オーガニックがやさしいって誰が決めたの?とツンとした顔のモデルがたたずむ。とりあえずブラはつけたけど「今日何着ようかな?」と着るものに悩んでぼんやりしてしまう朝の自分を見ているようなシーンがそこにはあった。

洗濯が間に合わなくて上下不揃いで身につけても「エミリーウィークだから」と納得できてしまうのは絶妙なカラーのなせる技か、やっぱりエミリーウィークだからか。月のものが少しだけ楽しみになったのは言うまでもありません。


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