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【映画感想】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者【ネタバレなし】

総括

「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」観た。
前作よりはマシだが・・・また違うベクトルでガッカリさせられた。
今作、初代の「ジュラシックパーク」オマージュが大量にあるんだけど映像や演出に目新しさがないため登場人物を買えただけの焼き回しに感じざる負えない。
ファンのためのサービスなんだろうけど・・・再現のために恐竜たちが映像作るために都合の良い舞台装置に成り下がってるのが本当に残念でした。
あと90年代風な中途半端なロマンスをいれるため定期的にテンポが死にます。
ジュラシック・ワールドシリーズ1作目本当に傑作だったのに・・・結果3作通して残念なシリーズだったと思います。


感想

今作は「ジュラシック・ワールド」シリーズ3作品目にして完結作になります。
監督は1作目のコリン・トレヴォロウ監督がカムバック。
ストーリーは「ジュラシック・ワールド」1作目で再び恐竜誕生し、パークが崩壊。
2作目で火山噴火もあり恐竜が世界に解き放たれる。
3作目の今作では世界の至る所に恐竜が住んでいる世界観でスタートします。
1つメッチャ注意があります。
虫が苦手な人は観に行かないか、覚悟をしてください。

今作は、恐竜で語りたいテーマはあまりありません。
どちらかというと、ジュラシックパークの時からのキャラクターたちの物語をなんとかエモい感じにして終わらせることがメインテーマになってると思います。
なので、ロマンスorシリアス感を引き出すための要因だけのために存在するのが恐竜になります(誇張表現)
映画見るとわかるんだけどマジで話の推進力である中心の問題は・・・恐竜・・・関係なくはないけど・・・オマケ程度だし・・・。
1作目であんなに活き活きしていた恐竜が・・・描くものがないとこんなにもよくわからない馬鹿な生物になるんだなっていう・・・。
途中の意図して操るご都合主義恐竜はガチで末期だと思う。
初代オマージュが多いので、それに喜べる人はいいけど、自分はフレッシュさのない再現をされたところで、先が読める茶番にしか受け取れなかった。
想像を裏切ることもしないし、監督や脚本がファンはこういうのが好きなんでしょ?みたいなかんじで提供される。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のときにも近い感覚なんだけど、今作は映像にフレッシュさがないため焼き回しです。
既視感・・いや感っていうか既視。
つまらなくはないけど、カメラワークも含めてクドい。
この後、おそわれますよぉ~、助けますよぉ~、ロマンスはじまるよぉ~っていう90年代ぐらいに多用されたタメが多いです。
萎えるぅ。

そんなわけで、退屈というよりは呆れてしまった作品でした。
動物園が、いかに動物を活き活き見せるか工夫しているように、恐竜もクローズドな環境であったほうが魅力的に演出できることを実感させてくれるシリーズだったね。
もう、今回で終わりね?
新しいシリーズつくっても絶対見ないからね?
個人的には恐竜を凶暴な犬みたいな解釈で描き始めてからおかしくなった気がするんだよなぁ。
物語に組み込みやすくなったろうけど恐竜である必要性がなくなったんだよねぇ。
リアル志向だから難しいだろうからもう危険なクリーチャーや共闘みたいなのはアバターみたいなファンタジーでやればいいんじゃないですかね。
とりあえずお疲れ様でした。

(45点/100点満点中)


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