ハモネプ2022冬の感想

ハモネプ2022を見ました。個人的にはけっこう楽しめました。
思ったことを書きます。

編集、運営面の感想

12組で勢揃いなのか?

まず気になったのは出場グループが12組に減っていること。欠場が3組いたのかな?と思いましたが、選曲を見る限りそういう雰囲気でもないんですよね。強いて言うならBTSを歌ったグループが2組ありましたが、出番は離れています。一方、事前番組で紹介された6組のうち、大阪大学のグループがいなかったのが気になります。残り5組が出場していることを考えると不自然で、元々出場予定だったのかもしれません。
出場グループの考察は末尾に詳しく書きました。

尺の長さがまちまち

グループによって尺の長さがまちまちだったのが印象的です。1回戦で長かったのは8Lawと夜にワルツ。特に8Lawは歌うまでに回CMが入りました。
一方月見坂は紹介VTRなし。「え?もう歌うの?紹介VTR作るのが間に合わなかったのかな」と思っちゃいました。尺の長さで勝敗が分かるのはあまり好きじゃないです。
あと、CM前にこれから出るグループの歌唱シーンを入れるのはあまり好きじゃないです。断片的に聞いてしまうと新鮮味がないし、何より同じ映像を何度も見るのはくどい。

「最近の曲重視」の傾向は弱まる

今回も最近の曲多めでしたが、前回と比較するとばらけていた印象です。決勝は懐かしい曲も多く、選曲だけで見ると昔のハモネプでした。

4~5ブロック制はベストなのか

2019以降の大きな変更点はブロックの数。2015以前は5~6グループ×3ブロック制でした。この変更はメリットデメリットそれぞれあります。

〇メリット
「トップバッターが不利」問題が起こりにくい。3組だと会場が温まる前に終わるので、出場順による有利不利は起こりにくくなります。

〇デメリット
死の組が生まれやすい。

個人的には以前の方式の方が好きです。また、M-1方式でもいいのでは。結果を見ると、順番で評価が変わっているようには見えないです。

○○ブロックはいらない

2019以降、曲のジャンルやグループの特色を限定するブロックが出てきました。

2019  Cブロック ディズニー
2019  Dブロック ディズニー
2020  Cブロック 髭男
2020  Dブロック 個性派女性グループ
2020  Eブロック パワフルボーカル対決
2021冬 Bブロック K-POP
2021夏 Bブロック アニソン
2021夏 Cブロック YOASOBI
2021夏 Dブロック サマーソング
2022冬 Cブロック 歌姫

これらのうち、曲を限定するのは個人的にいまいちです。単純に飽きる。
また、歌う曲を誘導している感が出るのも嫌です。なるべく歌いたい曲を歌って欲しい。

点数、優勝争いの考察

1回戦

 1回戦は1組目のアダムスが高得点。現在の採点方式になって以降、1組目としては最高点です。そして終わってみても6位タイ。アダムスの点数が今後の展開に大きく影響を及ぼしたように見えます。
点数を詳しく見ると、1~3位タイ、5位、6位タイ~12位に大きく分かれています。1位と3位タイが5点差、6位タイと12位が13点差。つまり限られた点数の中に密集しています。一方で3位タイと5位が12点差、5位と6位タイが9点差。点差がはっきりとつき、決勝進出すべきグループは明確だったように思えます。
1位と最下位の点差も41点で、今の採点方式になって以降最小。ちなみに過去の1位と最下位の点差は以下の通りです。
 2019  49点
 2020  60点
 2021冬 62点
 2021夏 56点
 2022  41点

決勝

決勝は1回戦の上位4組が大接戦。審査員の採点で見ると1~4位が4点差。ゲストの採点次第でどこが優勝してもおかしくありませんでした。2019年~2021年の4大会では10点前後の点差で勝敗がつくことが多かったのとは対照的。
ちなみにゲストの採点のみだと8Lawが1位でした。

その他

各バンドの感想

あくまで1視聴者の感想です。

〇アダムス
アルテマ、グラコロンと優勝グループを輩出した神戸大学。
今回も高い評価で決勝進出。ちなみに全体トップバッターでの優勝はまだありません。全体トップバッターでの決勝進出は2020のまんぷく、2015のツインズメロディー、12回のアルテマ(敗者復活)、10回のノーナイズといった例があります。

〇ラストエコーズ
北海道のグループ。これぞハモネプという感じの演奏でした。

〇ギンモクセイ
応募動画と本番の印象が一番違ったグループ。聴きごたえのある圧巻の演奏でした。「これは点数伸びるかな」と思っていたら高得点。
決勝の『ロマンスの神様』はこれぞハモネプというアレンジ。

〇8Law
3大会連続決勝進出したのはAS☆KNOWとA-Zだけ。今回は優勝ありそうな編集でしたがわずか2点差の2位。
個人的には高度過ぎて難しかったです。逆にシンプルな演奏したらどんな感じになるのか気になります。

〇夜にワルツ
おしゃれなアレンジ。試しに真似して歌ってみるとリズムがうまく取れませんでした。難易度の高い曲で1回戦の最高点。

〇サクラノ幻想
関西学院大学は何度か出場経験ありますが、関西大学は初めての模様。
応募動画で気になっていたグループでしたが、点数はあまり伸びず。

〇月見坂
紹介VTRなしでいきなり演奏。歌唱後のトークはそれなりにありましたが、演奏そのもののコメントは特になし。メンバーのトークに対して、ボーカルの方のコメントを聞きたかったです。

〇六角節
演歌を歌うグループはたまにありますが、民謡中心なのは珍しい。
あまがさと対戦して欲しかったです。点数は伸びなかったもののインパクトありました。演奏前の一礼も好印象。

〇リメリック
個人的な優勝予想グループでした。
良かったんですが、2021冬の方がインパクトあったかなという感じ。決勝は審査員の採点で1位タイでしたが、ゲストの採点で3位に。

〇ノットイコール
決勝に進めなかった中で最高点。5位なので、M-1方式なら決勝進出でしたね。今回も「点数が全体5位のグループは決勝進出できない」というジンクスは生きていました。
最初にテンポが上がったところで驚き。けっこう点数出そうだなと思っていたらやはり。決勝行っていたら何点出たのか気になります。

出場グループの考察

長くなったので末尾にしました。出場グループが12組に減少。内訳を見ると出場歴のあるバンドは8Law、夜にワルツ、リメリックの3組。2大会連続出場のヤミツキは欠場。ちなみにアナウンサーチームも欠場です。

その他はバンドとしては初出場。大学ごとに見ると以下の通りです。
神戸大学   2大会連続
学習院大学  初出場
北海道大学  2019のモラトリアムチョップ以来
慶応義塾大学 2021冬のツキミソウ以来
広島大学   第13回(2011年)のTOMBoy以来
関西大学   初出場
名古屋大学  2021冬のシャイエンス以来
神奈川大学  初出場
東京大学   3大会連続
鹿児島大学  初出場

近年常連だった立命館大学(2020、2021冬出場)、上智大学(2021冬、2021夏出場)、早稲田大学(2021冬、2021夏出場)、日本大学(2020、2021夏出場)は出場ならず。一方で初出場(と思われる)大学が4つ。地方の大学からも多く出場していることが分かります。

ちなみに2019以降で2回以上出場した大学は以下の通りです。
3回   明治大学(あまがさ)
      神戸大学(sus4、ペンタゴンズ、アダムズ)
      東京大学(リメリック、ウタタネ)
   ICU(8Law)
    
2回   横浜国立大学(夜にワルツ)
      北海道大学(モラトリアムチョップ、ラストエコーズ)
   北海学園大学(パインアメ、アルペジオ)
   青山学院大学(ヤミツキ)
   上智大学(シックスノックス、セルジャム)
   日本大学(ツワブキ、み空色)
   立命館大学(音てまり、スットコ侍)
   名古屋大学(シャイエンス、月見坂)
   早稲田大学(ちょころぎーず、ダスク)
   慶応義塾大学(ツキミソウ、ギンモクセイ)

   
   
   



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