必需品を手放すとき
この記事は、別サイトに掲載した記事を加筆・修正して投稿しています。
今まで必需品だと思っていたもの(極端な例だと冷蔵庫や洗濯機など)を手放そうとするときに頭に浮かんでくるのは、
これ無しでは生活が破綻してしまうんじゃないか?
これを手放すことで惨めな思いをするんじゃないか?
といった不安や恐れ、無力感だと思います。
大抵私の場合、その不安の根底にあるものを突きつめて考えてみると
「それ(モノ)がないと自分の人生は立ちゆかなくなるに違いない」
というある種の信念が見つかるのですが、そこをあえて
「それ(モノ)が無くても何とかなるし、何とかならなくても工夫して切り抜ける力が自分にはある」
と考え直してみることで、今まで手放せなかったものが案外すんなり手放せるようになったりします。
実のところ「何とかならなくても大丈夫」という考えを裏付ける根拠は全くないので、上記のような思考の転換(手放す覚悟?)をする時は毎回恐る恐るといった感じです。
でもいったん覚悟さえしてしまえば、対象に預けていた力を自分の手の中に取り戻したかのような、なんとも言えない爽快感が広がります。
私が飽きもせず簡素な暮らしに憧れる理由のひとつには、この爽快感をもっと味わいたいから・・・というのがあるのかもしれません。
2013年12月31日(火)記す