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30代実家暮らし、働かず家にいる男の日記(あぎるnote)

著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)、文学、美術、ジェンダー、語学 などに関… もっと読む
月に4記事以上投稿しています。1記事の文字数は1000~1500字ぐらい。社会に適応できない人間の… もっと詳しく
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#男性学

年末年始から逃げよ 2024年1月【1】

新年あけましておめでとうございます。2024年になって初めての投稿です。昨年に引き続き、今年も読んでいただけたら嬉しいです。 *** さて本題に入る。私は上記のような挨拶が長いこと苦手だった。実は今でも抵抗がある。基本的に年末年始が嫌なのだ。クリスマスはいいのだが、年末年始がダメ。単純に美的な好みの問題が大きい。 クリスマスは心が躍る。西洋から来たお祭りだから、何だかオシャレに感じる。日本では恋愛と結びついて、シングルの人は嫌がることが多いようだが、私は意に介さない。ロ

ファッションと社会への抗議 2023年11月【5】

ここ数年レディースファッションに挑戦している。しかし女装しているつもりはない。単にレディースを着ているだけだ。 女装というのは、男性が女性に見えることを目指す。だから少しでも男性の要素が見えたら減点。常に自分の性別を隠し続けなければならない。これは私のしたいことではない。 女性に比べて男性は、簡素で動きやすい服を着る。着飾って動きにくい女性と、簡素で動きやすい男性。私はこの差に苛立ちを覚える。男性が女王様やお姫様に仕える存在のように思えてしまうのだ。女尊男卑の感覚と言える

(男性)レディース服を着ることは社会への抗議 2023年10月【4】

私は男性で、レディース服を好んで着ている。しかし女装しているわけではない。 レディースを着ることと女装は異なる。女性がメンズの服を着たら、それは男装だろうか。そんなことはない。それなら男性がレディースを着るのも同じことだ。男性がレディースを着ただけでは女装にならない。 前回、レディースを着ている時に職質された話をした。 このような話をすると「パス度が低いから職質される」といった反応をする人がいる。ここで言う「パス度」とは「女性に見えるかどうかの度合い」という意味だ。

(男性)レディースを着ている時に職質された 2023年10月【3】

夜10時前、東京都下の駅構内で警察官に呼び止められた。私の服装はレディースのセーターにミニスカート。「失礼ですが男性ですよね?」と質問してきた。私は「はい」と答えた。 続いて、私の服装に対して「趣味で着ているんですか」と問う。私は「着たいから着てます」と返した。 次に「危ない物とか持ってないですよね?」との質問。私は「持ってないです」と回答。 最後に「これから電車に乗られるんですか?」と尋ねてきた。私の返事は「はい」。もう一度「趣味で着ているんですね?」と聞かれたので「

男性がスカートを穿くメリットとデメリット 2023年9月【5】

まえがき私は男性で、レディースのスカートを好んで穿いている。今回は男性がスカートを穿くメリットとデメリットを挙げる。 ~メリット~見た目が魅力的魅力的かどうかは主観になるが、少なくとも私は好きだ。 丈を詰めなくていいズボンを買う時には、よほど脚が長くない限り、丈を詰める必要がある。スカートの場合は、ほしい丈を買うだけでいい。 ウエストさえ合っていればいい私のウエストは63cmぐらい。男性としてはかなり細い。量販店には置いていない。頼んで詰めてもらうか、専門店にアクセスす

メンズファッションから見える社会の抑圧 2023年9月【2】

メンズファッションは暗いファッションのカタログ、サイト、広告等を眺めていると、男女の差に気付く。男性モデルは無表情で、暗い色の服を着ている。一方、女性モデルは微笑んで、明るい色の服を着ている。 もちろん無表情で暗い色の服を着た女性モデルもいる。でも微笑んで明るい色の服を着ている男性モデルは少ない。 私は男性でスカートを穿くのだが、メンズスカートは好きではない。カタログを見ると、どうにもみんな不機嫌そうなのだ。そして黒、黒、黒の世界。見ていて憂鬱になる。 これらの事実は

変なファッションで自由になれる 2023年8月【5】

「ダサい」から脱する方法「ダサい」から脱する方法は、ふたつあると思っています。ひとつはオシャレになること。そしてもうひとつは変わった身なりをすることです。 普通はオシャレになりたいものです。しかしそれはハードルが高い。だってあなたは今までダサいと言われてきたのですよ。つまり基本的にセンスがないわけです。 そこで私は、変な身なりをおすすめするのです。変と言ってもいろいろありますが、たとえば派手なのはいいでしょう。一番手軽です。 ダサいメンズファッションの典型として、しばし

「おじさん叩き」に立ち向かえ 2023年7月【3】

「自称おっさん」に抗議する男性が自分自身を「おじさん」「おっさん」と呼ぶ行為が昔から嫌いで、見聞きするたびに不快になります。 私は37歳の男性です。別の37歳男性が「俺はもう37のおっさんだから」と言ったとします。本人は自分のことを言っているつもりですが、それを聞いている私も含んでしまうのです。世界中の37歳男性を含んでいるのです。「自称おっさん」はそれを自覚する必要があります。 同世代と数時間つるんでいたら、おそらく誰かが「俺らおっさん」などと言うでしょう。巻き込まない

母親の目を気にして好きな服を着られない男性 2023年7月【2】

母の好みに逆らえない私は男性で、来月38歳になります。数年前からファッションに興味を持ち始めました。オシャレになりたいというより、自分の「好き」を追い求めています。 ファッションに対する関心の薄い人間でした。20代の頃の写真を見ると、どうしてここまで無頓着だったのかと不思議な気持ちになります。 その頃の私の服装からは、母の影響を強く感じます。30歳を過ぎた頃から、それが嫌になり始めました。 ファッションについて、母に否定されるのがとても嫌なのです。「おかしい」「似合わな

男性は女性を助けることから逃げよ 2023年7月【1】

不公平が嫌い「自分は男性だから男性優位社会で問題ない」と思う人もいるでしょう。私は男性ですが、そう思いません。理由はふたつあります。 ひとつは不公平が嫌いだからです。私はリンゴを2個もらえて、隣の女性には1個だったら、なぜなのかと思います。 私が男性であるという理由で2個もらえるのだとしたら、1個減らしてもらいたい。男性だから1個多くもらえるというのは、理屈が通っておらず、納得がいきません。 「男性特権」とやらで責められるもうひとつは、つらいからです。男性優位社会だから

30代男性 ミニスカート&素足に挑戦 2023年5月【5】

まえがき先日、ミニスカートで外出した話をしましたね。 その後、ミニスカート&素足に挑戦してみました。厳密にはくるぶしまでの靴下を穿いています。太ももから足首までの肌を晒しているという意味です。俗に生足(生脚)とも言いますが、ここでは素足とします。 スカート丈がどんどん短くなる理由まずはこちら。 この青のチェック柄のスカートは、古着屋で見かけた時に「これだ!」と感じました。若い子向けの柄だとは思うのですが、あまりそういうことは気にせず、着たい服を着ていきたいです。 改め

30代男性 スカート丈の変遷 2023年5月【3】

まえがき私はスカートを穿きたい男性です。先日「スカートを穿きたいけど穿けない」という悩みについて書きました。 今回はその悩みを乗り越えていく過程を、画像と共に紹介します。今ではミニスカートまで穿けるようになりました。 まずは自己紹介。私は37歳で、身長166cm、体重46kg、ウエスト65cmです(2023年5月現在)。 ズボンの上から穿くはじめはズボンの上から長い丈のスカートを穿いてみました。これでさえ緊張したのを覚えています。2020年の秋です。 スカート単体で穿

メンズメイク vs 世間の価値観 2022年5月【2】

まえがき過去2回、男性がレディースの服を着ることについて書きました。 今回は男性がメイクをすることについて書きます。 私は元々スカートにしか興味がありませんでした。それさえ穿ければいいと思っていました。 しかしいざ穿いて姿見の前に立つと、どうにもおかしい。全身メンズでボトムスだけレディーススカートだと、変な見た目になってしまうのです。全身のバランスを考える必要性に気付きました。レディースファッションを総合的に知りたくなったのでした。 きれいになりたいけどバレたくないで

スカートは男性解放の象徴 2023年5月【1】

まえがき前回「男性だけどスカートを穿きたい」という話をしました。 今回の記事はそれを更に発展させたものです。 男性だけどレディースがフィットするレディースのボトムス(下半身に着用する衣服)は、自分のウエストに合うものが多いです。 私は男性としては痩せているほうで、ウエストが65cmぐらい。メンズでは合うズボンが少ないです。好きなものを選ぶというより、合うサイズがあるかどうかを第一に考えて選んでいました。 もちろん、専門店や専門サイトなら多くの選択肢があることでしょう。