見出し画像

泣くMac

古いMacで、これが画面に出たら
絶体絶命と言われたマーク。
私も見たことがありますが
アドレナリンが一気に噴き出し
背筋が冷たくなる感じ。

夫と子供達がオーストラリアに移住し
私ひとりが日本に残り、字幕翻訳制作の
会社を引き継ぐことになったのは
2000年のこと。

翻訳作業はインターネットで
夫とやり取りが出来ましたが
データ制作や字幕版ビデオの制作は
私が担当することに。

私はカセットプレイヤーの操作も
危ういような機械音痴だったので
それまでは、ビデオ制作作業は
全部夫任せでした。

それなのに、当時使っていた字幕制作ソフトは
Macのパソコンとソニーのデッキを
融合させて、1990年代初頭に
夫が独自に開発したもので
故障したり、不具合があっても
自分で解決しなければなりませんでした。

人生の中でも、あんなに必死に頑張った
ことはない!ってくらい頑張りました。

夫と子供達がオーストラリアに移った
タイミングで成田空港に近い場所に
引っ越しをしたため、古い機材は
やたらと原因不明の不具合を起こし
不安定な状態に。

昨日まで正常に作動していたのに
同じことをしているのに次の日には
原因不明の誤作動を起こすのです。
リスタートしたり、プラグを抜き差ししたり
コンセントを差し直したりの一連の作業でも
正常に戻らない。

こんな時は、もうMacにお願い
するしかありません。
「頼むから、言うことを聞いて」と
フロッピーディスクを撫でると
正常に戻るなんてことは
いつものこと。

字幕版ビデオの書き出しは
普通なら、コマンドを出して
作業が始まれば、放置しても
完了するはずなのですが
外出したりする時に限って
エラーを起こし停止しました。

なので、初音ミクが歌う般若心経を流して
お祈りしながら、ご機嫌をとっていたなぁ…
この話をすると、みんな笑うけどさ
本当にそうだったんだよ!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?