Official髭男dism、Newアルバム「Editorial」の感想(ほぼファーストインプレッション)

ネタバレしています。
もしEditorialを先入観持って聴きたくない方は、読まない方がいいかもしれません、

髭男メンバーの事を、苗字で呼び捨てで作成させてもらっています。



「Editorial」を最初に聴いたとき、ツアータイトルのデザインに記されていたあの英語の日本語訳バージョンだと気づいた。
Official髭男dism、公式サイトより
↓↓

https://higedan.com/information/10067/

シンプルなアカペラと、オートチューンのかかったコーラスに、期待感でドキドキした。

とても自然な繋がりで、次の曲は

「アポトーシス」

ラジオで楽曲が解禁された時、自然と涙が出てきた。ボーカル藤原の優しい歌声と、美しいメロディー、あまり言葉にならないほど心が震えた。
サブスク配信解禁でドルビーアトモスでクリアで立体的な音を聴いてから、さらに心が震えて、涙が出た。
コーラスまではっきり聴こえる藤原の歌声、シンセベースの存在感、2Aのギターリフ、ラスサビ前のエモーショナルなドラムの音色、音の一つ一つ、物語の一つのような歌詞が心に沁みて、中毒性もあり、毎日聴いていた。

次の曲は、静けさの後に勢い良く鳴り響くホーン隊のファンファーレの音で始まった
「I LOVE...」
ドルビーアトモスで聴くホーン隊の音が良すぎて、目の覚めるような衝撃を受けた。
今年の1月1日に解禁されたこの曲を初めて聴いた時は、転調の衝撃もあったが、暖かく包まれる曲で、ラジオをTFしながら何度も聴いていた。
この流れで聴いた「I LOVE...」が、夜明けのような清々しさがあるとしたら

次の曲「フィラメント」には、朝のスタートを感じた。いろんな効果音は鳥の鳴き声のように感じたし、自然と背中を押された。
藤原の清々しい声とコーラス、松浦の心地良くも力強いドラムがどっしりと鳴り響いていた。
ラストにかけての楢崎と小笹のコーラスが美しい。

次の「HELLO」でさらに背中をおされる印象を受けた。実際、コロナ禍にずっと私自身背中を押してもらっていた曲で、よく通勤中の車中で聴いているくらい、朝にピッタリな曲だ。
去年の9月の無観客のオンラインライブ(Areana Travelers)での一曲目がこの曲で、幕が上がった後の髭男メンバーの嬉しそうな表情が、忘れられない。
Areana Travelersについての記事↓

https://note.com/agijabiyo8/n/n84aed791f05e

Editorialが配信となったと同時に、オンラインライブのライブ音源が配信開始になって、本当に嬉しい。

今までの爽やかな流れと一変し、異彩を放つ
「Cry Baby」
最初に30秒のタイアップアニメのyoutube動画で聴いた時は、衝撃が走った!
曲調やメロディーもそうだが、ボーカルの藤原が今までの楽曲の歌詞の二人称に「お前」というワードを使った事はないし、出だしから「胸ぐらを掴まれて」というフレーズは衝撃だった。
ラジオでフル音源が解禁されると、2Bからのさらなる転調に驚き、ラストでそのまま終わるのかと思ったら、さらなる転調で、最後の最後まで油断出来ないと正直思った。
インパクトは強かったが、聴きなれてくると、背中を押される曲になった。

切り込むようなギターの音と藤原の歌声から始まったのは
「Shower」
ギターのストロークがとても心地良く、歌詞の中のストーリーに惹き込まれる。
シャワーといろんな物事の比喩が、時間の移り変わりを表しているようで、いろんな情景や感情を想像しながら聴いた。
Dメロのオートチューンの藤原の声が、とても衝撃的だったが、穏やかだった曲調の中での激しい感情を表しているようで、胸にぐっとくるものがあった。
いったん曲が終わったかと思いきや、終わらずにしめのフレーズがあるのが、やはり藤原聡だと思った。

「みどりの雨除け」
印象的な電車の音、懐かしさを感じさせる音、心地良いミドルテンポ、打楽器の音、優しいサビのメロディーと、優しいコーラスの声、ストリングスの音など、いろんな音の重なりが心地良く、歌詞の韻も心地よい。
最後のフィンガーシンバル?の音も心地良い。
普段ロヂウラベース(fmfuji)でベースの楢﨑の好きな音楽を良く耳にしているからか、楢﨑らしいと腑に落ちる曲であった。

なんとも言えない絶妙な間で始まったのは
「パラボラ」
某CMのタイアップで、最初に音源を聴いた時は、なんて爽やかな曲なんだろうと思った。
しかし、フル音源が解禁されてからは、切なさの中にグッと背中を押される歌詞とメロディーを感じて、泣きそうになった。
通勤する車中でもよく聴いていて、背中を押してくれる大事な曲。
MVを見てからは延期になったAreana Travelersを思わせる、「いつかきっと」ライブで髭男に会いたいと思う希望の歌の意味が含まれた気がした。

「ペンディングマシーン」
藤原の歌い出しから始まる印象的なこの曲、「タフガイ」というワードに驚き、次から次えと連なっていく心地良い韻に、いつの間にか虜になっていた。
ライブで見たらどんなカッコイイステージングになるんだろうと、想像しながら聴いていた。
シンベの音も、ダンサブルな曲調も楽しくなるし、ラスサビ前のInterのホーン隊の音も楽しく最高である。
まだCDを手に入れてないが、宮田レフティーリョウ(髭男サポートメンバー)編曲のようなニュアンスがあった。

先ほどの盛り上がりと雰囲気をガラリと変えて、懐にそっと潜り込むようなギターの音から始まったのは
「Bedroom Talk」
いくつか重なったギターの音色とリズムが心地良くて、聴き入った。
1日の終わりに聴きたい曲だと思った。
最後の藤原のフレーズも心地良く響いていた。

静寂を切り裂くかのように、力強いギターの音で始まったのは「Laughter」
先程の曲とのギターの音色の違いが、曲の振り幅の大きさを感じさせた。
ラジオでLaughterが初解禁された時、心が震えて、なんだこのスケールの大きな曲はと思った。優しくて、力強くて、歌詞もメロディーも沁みて、勇気をもらえるし、Dメロからのラララは、いつかライブで合唱したいという希望が芽生えた。辛い時に、この曲を聴いたら、抑え込んだつもりの感情まで浄化されて涙が出た事が何度もあった。Laughterにたくさん支えられてきた。
ドルビーアトモスで聴くストリングスの音がクリアで、この曲の音の美しさに再び感動した✨✨

自然な音階の流れのような、次の曲は
「Universe」

映画ドラえもんのyoutubeで初めて聴いた時、サビのメロディーと歌詞が耳残っていて、気づいたら鼻歌を歌うほど何度も聴いていた。
音源が解禁された時、明るいピアノのメロディーと多幸感のあるクラップなど、とても印象に残っていた。
以前Universeについて書いた記事↓

https://note.com/agijabiyo8/n/n49230b93c22f

今年7月10日に配信された、Road to one man tourでは、この曲は、アンコール後のラストの曲となっていて、幸せそうに歌う藤原とメンバーの表情がとても印象的であった。
tourの記事はこちら↓

https://note.com/agijabiyo8/n/naa8b9e18da53


少し落ち着いたトーンのギターの音色から始まったのは、アルバムのラストナンバー

「Lost In My Room」
優しい歌い出しで、リラックスして聴いていたら、サビで圧巻の美しいファルセットにうっとりしてしまう。心地良いコーラスの音に聴き入っていたら、ラスサビ前の長めのInterではいろんな効果音が印象的で、ラストではピアノと藤原の美しい高音が響いていて、続いていく感じのピアノの音が、最初の「Editorial」に戻ってまた聴きたいという気持ちにさせた。

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