はじめに ~Who, What, Why~

はじめに

皆さんこんにちは。M&Aアドバイザーをしている"Aggressor"です。このたびNoteを始めることにしました。今回は最初の記事ということで、これから書いていく内容について簡単に記していきたいと思います。

Aggressorはナニモノ?

私は現在FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス。M&Aを支援するサービスを提供するファーム。)でM&Aアドバイザリー業務に従事している公認会計士です。もともとは監査法人で監査業務を行っており、その後FASに転職しました。普段行っている業務は主に財務・会計面のアドバイザリー業務で、いわゆるFA(ファイナンシャルアドバイザー)業務ではありません。

ひとくちにFASと言っても様々な業務内容があります。今後ニーズがあれば機会を見てそれについても書いてみようと思います。

何を書くのか

私は財務・会計の専門家なので、例えば競争法や移転価格、人事PMIなどに専門の知見がある訳ではありません。書ける内容はM&Aの数字に関するところですが、これまでのM&A業務の中で、世の中に記事として出す価値がある!と思えるテーマに当たり、またそれを解決してきました。そういった手触りの実務を重視することを最優先に考えながら、教科書的な理屈や書店のビジネス書売り場に行けばすぐ手に入るような情報はできるだけ避けて、M&Aに関わる人達の痒い所に手が届くNoteを目指します。いま考えているのは以下のような内容です(記事が増えていけば具体例を追加していきます)。

・典型論点ではあるが、そこからさらに1歩深く。
・実務に欠かせないが、本にもWebにも解説のないテーマ。
・会計や法務・財務といった隣接テーマの境目や掛け合わせのポイント。

誰に向けて書くのか

単なるお勉強ではなく、M&Aを仕事にしている人たちのニーズに合うことを意識していきます。事業会社内でM&Aのプロジェクトに関わる方、銀行や証券会社といった金融機関の方、また弁護士の先生のような財務・会計以外の分野の専門家も読者にできればと思っています。
また最近は大学を出てすぐにFASに入社する、新卒のメンバーも業界内で増えているという話を聞きます。そんな若手が日々の業務にキャッチアップしていくための一助にもなるのでは、と見込んでいます。

なぜ書くのか

FASの業務は激務ということもあり、日々の作業に没頭しがちです。そんな中でいつの間にか自分の専門知識や経験に果たしてどんな意義があるのか、というところを考えないまま仕事をしている面が否定できません。
一方、日本でもM&Aは経営戦略としてメジャーになってきたものの、実務に関する深い理解や専門的な知見はまだまだ現場に不足していると肌で感じていますし、そのために実際にディールプロセスの中で炎上が発生することも目にしてきました。そこで助け舟を出したということもあります。
FASと言えば、報告書や評価書といった紙の成果物を出す仕事、というふうに思われがちです。それはそれで正しいのですが、実際のディールで起こる教科書に答えの載っていない問題を解決できる仕事だし、転ばぬ先の杖にもなれる。そういったことを証明するためにも書いていきます。

おわりに

NoteでM&Aの記事といえばAggressor、と言われるようなところを目指したいと思います。初心を忘れず続けていきます。

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