わたしのおうち
ココロが我が家に初めて来た日の事を書いておきたいと思う。
午前中にペットショップに行き、１時間ほどあれこれ説明を受け、 やっと受け取った時、思わずほっぺにチューをした。
その時の驚いたような、はにかんだような嬉しそうな顔が私は忘れられない。
家に着くと、ドタバタと嬉しそうに部屋を駆け巡り、家族の一人一人にひとしきり挨拶をした後、私の身体に自分の体の一部をくっつけたまま口を開けて寝た。
後にも先にも、あんなに口を開いて寝ていたことはない。
犬にとってみれば、今後住む家と人が決まった事は人生の一大事だろう。物凄い興奮の後、安心して寝てくれたと思いたい。
ココロが一番に覚えた言葉は自分の名前「ココロ」であると思う。
「ココロ！」と呼ぶと、一目散に飛んで来るようになった。
寝ていても名前を聞けば、パタリパタリと尻尾を振って返事をしてくれている。
自分の名前を呼んでもらえただけで大喜びだ。
名前がある事が嬉しいのかなぁ。
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