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【なるほどコラム】優良企業で働きたい!企業ピックアップのコツ~埼玉県編~

企業説明会などで多くの企業と出会う度に『できれば優良企業に入社したい!』と考える方が多いのではないでしょうか。

そもそも優良企業とは、どのような企業なのでしょうか。何となく、響きはいいけれどどのような企業か、具体的に考えたことはありますか?

今回は「優良企業」の意味や見つけるコツを、詳しくお伝えしていきます!後半では、埼玉県の「優良企業」もピックアップしています。企業研究にぜひお役立てくださいね。

端的に答えられる?そもそも「優良企業」とは

優良企業とは、継続性(事業の安定性)があることからお客様から求められていること、社員の信頼が厚い企業のことを指しています。次の5つの特徴をもった企業と言われています。

|「優良企業」の特徴5つ

特徴①財務の状況が良い企業
優良企業と呼ばれている企業は、売り上げ率の高い仕事をしていることから安定性が見込めます。

特徴②圧倒的な技術力がある企業
注目の的となる商品や他の商品にも活かせる可能性が高く、他社との差別化を図ることがでる技術力を持っています。

特徴③社会的に価値のある取り組みを続けている企業
社会貢献の取り組みを行うことで、企業のある地域や国に還元するという考えも持っているのも、優良企業です。

特徴④社員のストレスが少ない
毎日関わるため、社内のコミュニケーションがうまく取れることも重要ですよね。人間関係にトラブルや不満がないことはまさに優良企業の特徴であると言えます。

特徴⑤柔軟性のある働き方ができる
近年のコロナウイルスへの対策で、従業員の働く環境に配慮したリモートワークや、時短勤務の取り入れに対応できているなど柔軟性が優良企業ならではです。

これらの特徴に、あなたが働く上で重要視しているポイントはありましたか?目のつけどころに、あなた自身が「優良企業」に出会えるヒントが潜んでいます。

|「優良企業」で働きたい学生はどのくらいいる?

マイナビ社がコロナ禍に行った、2021年卒大学生就活意識調査によると企業選択をする際に重要視している点は、安定している会社を選んでいる人が多いことがわかります。

調査の結果からも、就活生にとって「安定」というワードの重要度がうかがえます。特に<特徴①財務状況の良さ>は「安定」にも大きく関わります。

しかし「優良企業」と言われても一度で、ひと目で判断することはなかなか難しく、ホームページから企業理念、IR情報、CSR活動など多くの情報から特徴を探すのも時間がかかりますよね。

そこで、企業を探す際に「優良企業」を見つやすい認定マークについてご紹介します。

優良企業が一目でわかる目印!認定マークとは?

企業に付与される認定マークを見たことはありますか。企業の取り組みに対して付与される厚生労働省の認定のことで、優良企業を見つけるための目印のひとつになります。

厚生労働省では、労働環境の改善などに積極的に取り組む企業に対して、様々な認定マークを付与する活動を行っています。また、取得した認定マークについては、各企業のホームページや名刺・自社商品のも掲載や利用が可能です。

各企業は、このマークを用いて求人活動で認定取得企業であることをアピールしています。そのため、就活生のみなさんも認定マークの存在を知っていれば、企業の「優良さ」をより深く知ることができると思います。

厚生労働省が認定した「優良企業」の証である「認定マーク」について認知したところで、次はどのようなマークが存在するのかを見ていきましょう。

認定その① くるみん・プラチナくるみん認定マークとは?

厚生労働省HPより

こちらの認定は、仕事と子育てが両立できる職場環境が整っている企業として厚生労働大臣の認定を受けたマークです。

これからの時代では女性も社会でさらに活躍することが期待され、男性も育児を積極的にすることが求められる時代となります。その為には働く環境が整っていることが必要となります。

くるみんマークが誕生した背景には、近年急速な少子化という課題から、次世代の未来を担う子供の育成環境の設備を図る為に、「次世代育成支援対策推進法」が成立したというきっかけがあります。

また、プラチナくるみん認定のマークは、くるみん認定を既に受けている企業でさらに高い水準の取り組みを行っている企業への認定として掲げられるものです。

《ピックアップ》埼玉県のくるみん認定企業(特例認定企業)

協和界面科学株式会社
株式会社コマーム
株式会社アドバンファシリティズ
株式会社システムインテグレータ
T &D情報システム株式会社
ホシザキ北関東株式会社

認定その② えるぼし認定とは

女性活躍推進法認定マーク「えるぼし」

こちらは、女性の職業生活において活躍推進が進んでいる企業に与えられる認定マークです。

[活躍推進が進んでいるかを見極める認定基準]
・採用や雇用の状況
・継続的な就業が可能か
・労働時間等の待遇はどうなっているか
・管理職の比率
・多様なキャリアコースが選択できるか

また、マークが3つ並んでいる通り、えるぼし認定そのものも、次の3段階に分けられます。

・5つ基準を満たしている場合:3段階目(最高位)
・3〜4の基準を満たしている場合:2段階目
・1〜2の基準を満たしている場合:1段階目

基準を満たしている項目数で、与えられるマークが異なるシステムとなっています。「優良」の度合いが一目でわかりますね。

認定マークが表すのは?よりよい「働き方」の基準

2016年に施行された女性活躍推進法により、女性の働き方も見直されています。

結婚や出産などの節目で退社をするのではなく、産後の社会復帰や子育てをしながらもキャリアアップを目指す女性をサポートしてくれる企業であるか、認定マークの有無から判断することができます。

「働き方」というと、女性だけでなく男性にも積極的に適用されることもメリットに挙げられます。

《ピックアップ》埼玉県のえるぼし認定企業(3段階・従業員数300以下)

曙ブレーキ工業株式会社
アイ・シー・ネット株式会社
三洲製菓株式会社
株式会社エスプリライン
株式会社グランディック

まとめ

いかがでしたか?優良企業の定義とは1つでは無く、その人によって求めているものは違いますが、今回は認定マークという形で共通認識が出来る「優良企業」をご紹介しました。

企業を見ていく中で"このような認定があるのか!"という新しい視点で見ていただくことでも就活の視野がまた一歩広がり、優良企業に出会えると思います。ぜひ参考にしてくださいね。