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◆Web説明会から選考へ◆あなたは完ぺき?基本とマナー5つのポイント

就活では「働く会社の雰囲気」も大切にしたいというあなた。最近は雰囲気が掴みにくいWeb・動画面接などを序盤に実施する企業も少なくありませんね。

今回は、動画面接に関する企業の導入状況や、動画面接(動画選考)を受ける際のポイントやマナーをまとめてみました。オフィスでの選考や見学に順当に進んでいけるよう、予めチェックしておきましょう。

1、Web・動画面接(動画選考)とは?

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末やパソコンのWebカメラで撮影した動画を、企業指定の投稿フォームにアップして行われるのが「動画選考(動画面接)」です。

動画では、あらかじめ企業が設定した質問の回答や自己アピールの録画動画をいつでも撮影でき、時間を問わず投稿できるため、エントリー学生にとって準備しやすいのが特徴と言えます。

また、遠方に住む学生にとっては、都心部の企業へ面接に行くための交通費がかからず、面接時間の調整を必要としない便利なツールとして、動画面接(動画選考)が用いられるケースは今後も想定されます。

コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、「どこで就職するか」を見直すことにした方もいるのではないでしょうか。また都市部の大学に通う方で、本当は「地元」での就職も企業の選択肢さえあれば・・・考える方もいらっしゃると思います。

2、企業によるWeb・動画面接の導入状況

実際は、どれほどの企業でWeb・動画面接を実施しているのでしょうか。2020年のコロナ禍以降で、エンタメ業界やテレビなどのメディア、建設業界、商社など業界を問わず、一挙に約300社近くの企業が動画面接(動画選考)の導入に踏み切ったと言われています。

職種は、営業職や販売・サービス職などのコミュニケーションスキルを必要とする職種の採用に、積極的に使用されている傾向があります。

また「エリア採用」などで遠方に住む人を採用したい企業が、対面による面接の代わりに導入しました。また応募する学生の数を増やしたい企業はインターン選考や、一次面接で動画面接(動画選考)を導入し、2次面接や最終面接へと進める学生の選考材料として活用しています。

これには学歴など、エントリーシートからは読み取れないあなたの印象やコミュニケーションスキルを、事前に把握しておける企業側のメリットがあります。動画面接(選考)の質問では、下記のような内容を1~2分程度の時間で撮影するケースが多いです。

動画面接(動画選考)は、応募する学生の皆さんにとっても実はプラスに作用します。設定された質問内容に時間をかけて回答することができるので、企業が求める人物像を理解する時間を確保できるからです。動画を撮影する際も企業が求める人物像に近づけるため、何度も取り直すことができます。

3、選考時におさえたい3つのポイント

実際の動画面接(動画選考)で、志望する企業にアピールするには?
具体的に意識したいポイント3点を、下記にまとめてみました。

(1)伝えたいことは動画の冒頭で簡潔に伝える
社会人として試されるビジネスでのコミュニケーションスキルのひとつでもあります。伝えたいことを1つに絞り、相手に簡潔に伝えること。ここでは、採用担当が最も集中している動画の冒頭で簡潔に伝えることがポイントです。

いつまでも何を言いたいのかわからない動画を見せるのは、よい印象を与えないので、相手にとってわかりやすい内容になっているか撮影後のチェックも欠かさず行いましょう。また、話し方は丁寧にハッキリした声を意識してください。採用担当者が一度で聞き取れる話し方が理想ですね。

(2)目線はカメラに固定して相手の顔を見るように話す
上目遣いや伏し目がちにならないよう、目線の高さを合わせてカメラをセッティングしましょう。撮影中は、相手の目を見て話すときと同様に、カメラをしっかり見て話すことを心がけてくださいね。

具体的には、頭部から映っている画面上部を数cm空けて、頭から胸元が画面に収まる位置にカメラを固定するの位置がよいでしょう。

(3)自分以外に目移りするモノが背景に映っていないか確認する
恐らくほとんどの方が、ご自宅ないし自分の部屋で撮影すると思います。その際は、カメラに映る自分以外の背景に気を付けるべきです。

好きなアイドルのポスターや、ぬいぐるみ、カレンダーといった、相手が自分以外に目移りするような物は画面に映らないように事前に外しておきましょう。単色のカーテンや白い壁を背景にすることも気配りです。

4、Web・動画面接で気をつけたいマナー2つ

上のポイントと同様に、気を付けたいマナーや注意点も把握しておくと、より良い準備ができます。以下の2点は撮影前に意識してみてください。

(1)周囲の雑音が入らない場所で撮影を
撮影時に周囲の会話や物音が邪魔にならない静かな場所で撮影してください。電車が通過したり、車の往来が多い場所は避けましょう。

カフェなどの人の出入りが多かったり、他人の声が入りやすかったりする場所もNGです。自宅が難しければ、落ち着いて撮影のできるレンタルスペースを借りるのもいいでしょう。

(2)服装はスーツやジャケットが基本。ただし、臨機応変に。
動画面接(動画選考)といっても面接であることに、変わりはありません。基本は、対面の面接に向かうのと同じスーツやジャケットを着用するのが望ましいでしょう。

ただし、求職者の素の姿を見たいと考える企業もあるなど、考え方は企業によって様々です。もし「普段着で撮影してください」という指定があった場合には、企業側の意図をしっかり汲み取りながら服装を考え、スウェットやジャージ姿で撮影するのはさすがに避けましょう。

見た目の印象は、動画だと写真よりもさらに強調されます。採用担当者に良い印象を持ってもらうためにも、髪型はきちんとセットして、男性は髭をきれいに剃って、身だしなみを整えて臨んでくださいね。

一発勝負の対面による面接と違い、何度も取り直せる動画面接(動画選考)は、実は経験するほどに、よい動画を作成できるようになります。そのためにも、準備は納得できるまで何度でも行いましょう。

できれば撮影した動画を、家族や友達に見てもらい、感想をもらうと課題や良い点を確認できるのでおすすめです。

まとめ

やればやるほど上手くなる、Web動画面接(動画選考)は昨今の就活において有利になるツールと言えるので、上手く活用してはいかがでしょうか。

実際に面接を想定した動画を「家族や友達に見てもらう」こと。これが少し気恥ずかしいのも分かります。でも「やればやるほど上手くなる」ならば、対策や準備は自宅にいながらトライしてみてくださいね。

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