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失敗から学ぶ、日々の成長

こんにちは
agent-matsukuraです

最近、過去の失敗談を書いていたら
どんどん当時のことを思い出してきました
失敗を振り返ると、最初は苦い気持ちがよみがえりますが
逆にそれが成長の証かもしれませんね。
今日は、そんな「失敗談」について
お話ししたいと思います。


入社4年目の油断と、その代償

 この話は、入社して4年目、
少し自信がついてきた頃のことです。
不動産の仕事もそこそここなせるようになり、
マンションの売買取引も順調に進んでいました。
取引はスムーズに完了し、管理会社への手続きも説明し
無事に引き渡しも終わり、すっかり安心していました。
ところが、1週間後くらいのある日に
買主様から突然の連絡が入ったのです。

 買主様から電話で、
「宅配ボックスをどうやって開けたらいいか分からん!
すぐに必要なものやから、早く開けてほしい!」
という緊急のクレーム。

そういえば、宅配カードの引き渡しを
確認していなかったことを思い出して焦る。
急いで売主様へ連絡をし、鍵などを引き渡す際に
カードも渡したかを確認したところ、
「宅配カードは引き渡すものでしたか?」と返答。
私の完全なミスで、引き渡すものの説明を忘れておりました。

すぐに現地に向かい、マンションの
宅配ボックスに貼ってあった管理会社に連絡を取り、
事情を説明しました。何とか扉を開けることができ、
急いで買主様宅へ荷物をお持ちしました。
しかし、買主様は激怒。
「なんでプロやのに、こんなことも分からんねん!」
と強い口調でお叱りを受けました。


予期せぬ連続トラブル

取引自体はスムーズに進んでいたのに、
ここで一気にトラブルが表面化しました。
売主様に確認すると、
「宅配ボックスのカードが引き継ぎだとは知らなかった」とのこと。
私も正直、宅配カードのあるマンションの取引はありましたが、
宅配カードが引き継ぐものの認識はなく、
新しく管理会社が申請すれば発行してくれるものと
勝手に思っておりました。売主様へ謝罪。

カードを受け取り、翌日買主様宅へ向かったのですが、残念ながら不在。
仕方なくポストにカードを投函することにしました。

ところがその日の晩、再びクレームの電話が。
「こんな大切なものをポストに入れるなんて、どういうつもりだ!」
と再度お叱りを受けたのです。
私はただちに謝罪しましたが、
どうしても事前の連絡が後手に回ってしまい、
その結果、買主様の信頼を取り戻すのは難しい状況に。
どんな些細なことでも一度不信感を持たれると、
それが波及してしまうのだと痛感しました。



事前連絡の重要性と、学び

この経験から、私はお客様への事前連絡や確認の大切さを深く学びました。どんなに「当たり前」だと思うことでも、必ず事前に説明し、同意を得ることが大事です。特に、ポスト投函のような対応については、必ず相手の了承を得てから行わなければなりません。

それだけでなく、何かトラブルが発生した時には、
一度冷静に相手の意見を受け止めることが重要です。
お客様が何を不安に思い、何に不満を感じているのかを
理解することで、次に進むための改善策が見えてきます。
そして、その改善を迅速かつ誠実に行うことで、
信頼を取り戻すチャンスを得ることができます。


時間が解決することもある

この件が一段落してから、
しばらくお客様と連絡を取る機会はありませんでした。
しかし、3ヶ月後、私は再度お客様にお伺いし、
謝罪とともに「お住まいの調子はいかがでしょうか?」と声をかけました。

その時、お客様は笑顔で
「いや、あの時は忙しくてね。こっちもイライラしてたんだ。
申し訳なかった」とおっしゃってくださいました。

その言葉に、私は本当に救われた思いでした。
もちろん、トラブルが発生したときは
すぐに対応することが大事ですが、
時間が経つとお互いに冷静になり、
見えてくるものもあるのだと感じました。


まとめ

今回の失敗から、私は多くのことを学びました。
お客様とのコミュニケーションは、何よりも大切です。
事前の報告や確認を怠らないこと、そして何か問題が起きた際には、
誠実に対応すること。最初の失敗がきっかけで信頼を失ってしまうこともあれば、逆にその後の対応次第で信頼を取り戻せることもあります。

若手の皆さんにも、失敗を恐れずに挑戦してほしいと思います。
失敗から学べることは本当に多いし、それが後々の自分の成長に繋がります。もしこの文章が、皆さんの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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これからも皆さんにとって有益な記事を投稿していきたいと思います!

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