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九尾の狐の実力は

前ノートを投稿して早2週間ほど。気付けば新弾となる反逆クラッシュが発売されていた。時が経つのは早いものである。結局V MAXライジング環境では1度も対人戦を行うことはなかった。なんということか。
それはさておき、待望の新弾となる反逆クラッシュに収録されているカードの中から、個人的に注目しているものについてつらつらと書いていこうと思う。例のごとく例のような文章になるかと思うので、適当に読み流してほしい。
ただもちろん、タイトルにあるカードについては最後にレシピを載せて考察する。そこだけ読みたい人は読み飛ばすとよい。

ちなみに、この記事も投げ銭制。よかったら、わたしにコーヒーを奢ってほしい。

それでは、わたしが注目するカードについて見ていこう。基本はカードリスト順で。

環境を変えたカード1。
その割には、わたし含めて第一印象の評価が低くなりがちなカードのように思うので紹介した。ボスの指令のようなみんな知ってるカードの紹介はしない。
ワタシラガの評価が低くなる要因は明確だろう。エクストラ環境で4投必須となる「バトルサーチャー」の存在だ。
グッズで簡単にサポートを回収できたバトルサーチャーを知っている身からすれば、ベンチ枠を1つ取ってVポケモンでもあるワタシラガの評価はどうしても低くなる。
しかしワタシラガはバトルサーチャーと違い、ポケモンである。
最終盤、ボスの指令さえ引ければ勝ちという場面の中で、クイックボール等がボスの指令に変身できると思うと、このカード1枚が存在するだけで有効札の枚数が格段に変わるのだ。
「ボールでサーチできるボスの指令」ほら、こう書くと最強カードに見えてくるだろう。
今後、これまでで言うところの「グズマあったら負け」な場面は、作られた時点でほとんど負けると思っていい。

続いてはブーバーン。初めて見たときは2度見した。献上サイド1枚組が280点を平然と出す。ヤレユータンはもちろんのこと、後述する同期のピクシーやサポートのラニュイを用いることで、280点を確定させるのは難しくない。それで1進化の献上サイド1枚。良いのだろうか?
店舗大会に出れば、こいつを軸にしたデッキはまず間違いなくいるだろう。280点確定の仕方がトリッキーで、確実にファンがいるカード。

まず何より美しい。コレクションとしても優秀。
上わざがとても注目されている。アブソルとガラル鉱山をガッツリ積んで妨害しながら200点越えを普通に出せる、と書くとこいつも最強クラスに見えてくる。
ミロカロスのずるい点は、エネルギーの要求色が水1つだけなところだろう。オーロラエネルギーやユニットエネルギーを採用していれば、どんなデッキにでも出張できるスペックがある。現環境で意識せざるを得ない三神と共有できるエネルギーなので、三神を見たらミロカロスが入っていてもおかしくない。
迅雷ゾーンのようなエネルギーを無くすテキストとは相性が悪いが、この手のテキストはそれほど多くない。
また、実は下わざが強い。上わざのために逃げるエネルギーを増やして入れ替えを使わせまくったあとに、下わざで眠らせると中々にうざいだろう。

個人的に出てほしくなかったカードNo.1。
絶対に、

こいつとか

こいつとかと組み合わせて、超越系のデッキが出てくる。超越系はやられてる側が何もできなくなってつまらないので好きではないのだが……。

ピクシーは、ピッピを事前に並べておくことで、回収ネットを併せて一気にエネルギーを剥がすことができる。剥がしたエネルギーはデッキトップに置かれるので、ついでにドロー操作をしてしまうところがせこい。
今弾のピクシーとカラマネロの登場により、これまで以上に盤面だけで動けることが重要となった。具体的には、シルヴァディGXやチラーミィのようなドロー特性、カラマネロやアーゴヨンのようなエネルギー加速特性あたりである。今後、彼らを採用していない状態で超越系に当たった場合、100%負けるということを頭に入れてデッキ構築をする必要が生まれた。改めて嫌いである。が、何故かカラマネロV MAXのHRが当たったので多分組む。

実は強い。ツインエネルギーを採用するデッキならば、スタートポケモンとしてこれほど優秀なポケモンは滅多にいないだろう。それだけだが。

後述するデッキレシピにも入ってくるのだが、使ってみるとよく分かる。こいつは強い。正直、今回紹介するデッキの強さは、メインの狐よりこいつによって保証されている。
具体的には、炎or闘エネルギー+無色の要求であれば誰でも使えるようになる。
例えば、

こいつと組み合わせると、毎ターン好きなところに160点が飛ばせるようになって簡単に全能感を得ることができる。
これまでも、ゴリランダーやクワガノンのように特性で2エネを加速するポケモンはいたが、どれもデッキからであった。セキタンザンは2色になった代わりにトラッシュから加速することができ、それこそウッウのようなエネトラッシュ系のポケモンとも組み合わせやすくなっている。倒されたあとのリカバリーも利かせやすい。
もちろん、エネルギーをトラッシュに置かなければならないという点ではゴリランダーに劣るので、無色3エネ要求をメインにする場合は、しっかりと考えて選ぶ必要があるだろう。
まあそもそも、ゴリランダーのようなデッキから加速するタイプは「盤面作り」、セキタンザンのようなトラッシュから加速するタイプは「盤面維持」と目的が違う。だからセキタンザンは全能感なのである。この辺を意識してデッキ構築をすると、ぐっと精度が上がるだろう。

さて、いよいよ本題。今回、わたしが最も注目しているのがこのポケモンだ。

美しい……可愛い……。
わたしが好きなポケモンNo.1はウインディ。次にバクフーン。その次ぐらいにはキュウコンが来てもいい。という具合に、わたしは炎ポケモンがめちゃくちゃ好きなのである。

まあわたしの話はほどほどに。キュウコンVについて見ていこう。
HP、逃げエネは標準的。ただ200というHPは、お守りを身につけていてもブレイブキャリバーを耐えることができない。あと10高ければ……と思うことも少なくないだろう。逃げエネ2は風船に対応していて優秀。
弱点がもちろん水なので、インテレオンにワンパンされることは気がかりとなる。

で、最注目のわざ。やはりキュウコンVで語るべきは、上わざの九尾変化だろう。
要求エネは炎+無色2つと、溶接工はおろか適当な加速手段であっさり達成できてしまう。この点から、ミロカロス同様に汎用性が高いところがまず強みの1つだろう。
テキストの内容は「相手のバトルポケモンのわざをコピーする」というもの。どんなに要求エネルギーが重いわざでも、九尾変化なら踏み倒して使うことができる。

「いやいや、あなた前のノートのエースバーンのところで、大体のポケモンはわざ火力がHPを下回るから微妙って言ってたじゃん」

その通りである。しかし、キュウコンはエースバーンと違い、相手から殴られていなくても変化することができる。つまり、後1から変化して殴ることができる、という明確な強みがあるのである。
相手のスタートポケモン次第ではあるが、後1からどんなわざでもコピーして使うことができる、と書くとほら、最強に見えてくるだろう。アルティメットレイだろうがブレイブキャリバーだろうが、溶接工だけで使えるのである。強い。
また、この手のポケモンは相手次第になってしまうので、バトル場のポケモンが進化前だったりサポーターだったりすると厳しくなるが、キュウコンは下わざで殴ることもできる。

とまあそんなわけで、そもそも好きなポケモンであったキュウコンがかなり面白いわざを引っ提げてきたということで、わたしが反逆クラッシュ環境で最初に組んだレシピが次のものだ。

ほんとにとりあえずのレシピ。まだまだ雑で改善余地がたくさんある。
ひとまずこの時点でのレシピ解説。

○セキタンザンライン2-2
キュウコンの相方として。炎1つ+無色のキュウコンに対して、炎+闘を加速できるセキタンザンは最適解の1つと言える。1体立てば強いから2-2。でも立たないと話にならないし狙われやすいので増やすべき。

○ウッウV
セキタンザン使ってるから。正直、キュウコンより強い気がしてしまう。

○サダイジャV
セキタンザン使ってるから2。HP220で打点も220と強い。実質ザシアン。キュウコンで戦えない相手にはサダイジャで戦う。ので、やっぱり増やした方が良い。

○ボール系統
少ない。悩みどころ。

○ダート自転車
エネルギーをトラッシュに置かなければならないので。

○ツールスクラッパー
特にvs鋼。ザシアンをワンパンしたい。

○しあわせたまご
ピクシーやカラマネロV MAXの登場により、これからの環境では重要度が大きく増すカードのように思う。お試しを兼ねて。

○ブルーの探索
タンドンが出てればセキタンザンを立てることができる。

○マリィ
マリィ信者だから。回してから感じたものとして、多分博士の研究にした方が良い。博士の研究で捨てたくないカードは大体捨てる前に使えるので。

○エネルギー
溶接工のために炎多め。闘は2枚サダイジャ+トラッシュに1枚+サイド落ちケアで4枚。
ここは回してみての感覚で増減させるところ。

キュウコンV自体のスペックは高めだと思うが、どうしてもセキタンザン+サダイジャorウッウに頼る場面が多くなる。後1変化の可能性もそれほど高くないので、エネスピやポケギアの採用も検討余地があるだろう。
レシピを考えているときは、溶接工でエネルギーをつければ良いのでセキタンザンの負担は小さいと思っていたが、キュウコンがすぐやられるので溶接工だけでは全く追いつかない。セキタンザンへの依存度がかなり高いのは考えてみる必要がある。

総じて、現状のレシピではプレイ練度を上げても強いとは言いにくいように感じる。セキタンザンをもう少し立てやすくするか、セキタンザンに頼らずもっとキュウコンに寄せるかするべきだろう。

とはいえ、何度も言うようにキュウコンのスペックは高い。ぜひ君たちにもキュウコンVを使っていただき、たくさんのレシピを流通させてもらいたいものである。

それでは今回はこの辺で。取り急ぎ、というようなノートなので、あまり良質なものにはならなかったように思うが……ここまで読んでくれた君には感謝申し上げたい。
ではまた次のノートでお会いしよう。

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