鳳虹庵日記 10
2011年12月04日
猿のいない箕面
昨日、12月3日は、今年最後のグラナダ会合でした。
なんだかんだとこの会合も7回を向かえ参加者も会を追うごとに増えていきました。
今回の巡礼先は、箕面です。
前回の伏見の猿軍団から導かれたわけですが、
なんと箕面には猿の姿はありませんでした。
箕面といえば、滝と猿のはず・・・
なんでも、餌を与えないようになっていなくなったという話もあるそうな・・・
天気予報に反して、雨は降らず気温も高めで、
この日のダウンジャケットは、適合しませんでした。
7回を迎えるグラナダですが、一度も雨に祟られたことはありません。
必ず止むのです。
超晴れ男だからね。。。
紅葉の季節も終わりにさしかかっていたためか、
雨の天気予報のためか、
比較的少なめの観光客で、
滝までの道のりも快適でした。
滝までの道のりにある、
瀧安寺と西江寺にお参りしました。
両者とも役小角が開いた場所です。
前者は、役小角が滝横に弁天さんを祀ったものを後に移設したもので、
後者は、日本で最初に聖天さんが現われた場所だそうです。
瀧安寺も、弁天さんが最初に現われた場所だと書いていました。
箕面山は、やはりタダモノではありません。
その元は、やはり瀧神の存在だと思います。
そして、龍神信仰です。
役小角は、ここで龍神/瀧神と作業に勤めたのだと思います。
これは、役小角の信仰の根源的なものではないでしょうか。
自然と一体になって修行する修験道は、まさに、水神、山神との合一なのだと思います。
箕面を後にして、忘年会の会場へ向かったのですが、
その前には、御霊神社がありました。
たまたま、移動が早くすすみ、時間があまったので、お参りしたのですが、
ここの祭神は、瀬織津姫でした。
けっこう、有名な神社らしいですが、
僕にとっては、予期せぬことで、
今回も、瀬織津姫に呼ばれたのかな・・・と思いました。
水の巡礼は、まだ続ける必要がありそうです。
忘年会から参加されるメンバーが2人いたのですが、
その合流地は、予定外にこの御霊神社となりました。
それから、豊川の稲荷巡礼から気になっていることですが、
箕面にも、御霊神社にも大黒さんがいらしたことです。
大黒さんも、そろそろ解放されるときかもしれません。
そのマスクの下の素顔をね・・・
そうそう、
今回の話の中で、豊川稲荷巡礼と関係あるかどうかは知りませんが・・・
今まで稲荷は苦手だったのに、最近、そうではなくなってきたという人が増えてきているそうです。
お稲荷さんも真の姿に開放されたのかな?
今朝は、昨日の天気とはうってかわって、素晴らしい天気というか、
何かまた違った感じがしました。
昨日の忘年会の乾杯は、なぜか
「明けましておめでとう!」でした。
何度も、乾杯しました。
本当に何かが明けたのかもしれません。
朝には、山が虹色に染まり、
もしかすると比叡山の方角かな・・・
箕面の猿から、日吉の猿に繋がった?
昼からは、二重の虹の柱が
立っていました。
グラナダは来年も続きそうです。
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