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鳳虹庵日記 31

2012年01月27日

サーティーン

たしか、昨年のある夜の夢だったと思うのですが・・・
印象的な夢だったので、ブログに記録したと記憶してたのですが、
見当たりません。
それは、夢の中で、
おもむろに、声だけなのですが、
「13は、7と6に分かれた」
という声がして目が覚めたのです。
僕は、これを北斗七星と南斗六星だと理解したのですが・・・


今、それを思い出したのは、
住吉大社のお御籤が13番だったこともあります。
13というと、不吉な数字としてイエスを裏切ったユダを思い浮かべます。
実際ユダは、13番目の使徒 ではありませんが、
イメージとして13番目の使徒というのが定着しているような気がします。

住吉でお御籤を引く前日に、
このイスカリオテのユダの福音書という本を購入しました。
この本の原書は、エジプトで1970年代に発見されたパピルス本だそうです。
ユダは、裏切り者の代名詞ですが、
実は、使徒の中でも最も高等なマスターだったという話もあります。

もともと、その本を知ったのは、
急に、ユダ・トマスのことを思い出して、
検索するとヒットしたのです。
ユダ・トマスは、イスカリオテのユダとは別人です。
新約聖書には、4人のユダが出てくるようです。
使徒の中には、他にユダ・タダイという人もいます。

ユダ・トマスのトマスは、双子という意味でギリシャ語に訳したティデイモとも呼ばれています。
この双子ですが、誰と双子かが謎であり、
一説にイエスと双子の兄弟だという話もあります。
彼はインドまで布教にきていたようで、東洋において影響を及ぼしたと思われます。
日本におけるイエス伝説は彼の影響があるかもしれません。
この辺は、いろいろとトンデモ話があるようです。

とりあえず、ユダには、なにか大きな秘密を感じます。
ユダ達には、なにかグノーシス的な秘教の匂いが漂います。
キリスト教会が隠さなければならない何か秘密を感じてしまいます。


話は、変わりますが、ユダから、
山口県の湯田温泉に行き着きました。
山口県というのは行ったことありませんが、
なかなか興味を惹かれます。
中でも、湯田温泉の北から西北にそびえる
東鳳翩山と西鳳翩山です。
鳳翩(ホウベン)の翩は、ひらひらと飛ぶ様の意味があります。
鳳は、鳳凰でしょう。
京都巡礼の鳳来にも繋がっていきます。
この東西の鳳翩山を地蔵峠がつなげています。
東鳳翩山は、霊山だそうで、
山口とは、東鳳翩山の登山口からきた地名だとあるサイトに書いていました。
幕末に長州があれほど力を持っていたのも意味がありそうです。


さて、住吉大社の初辰 さんの遣いは、猫でした。
猫は、鼠にだまされて、十二支に入れませんでした。
猫は、古代エジプトで神聖な動物とされ、輸出をも禁じられていたようです。
なので、世界に猫のペット化が進んだのは遅かったようです。
神聖なのに、十二支に入れてもらえなかった、13番目の干支。
どこかユダに通じるものを感じてしまいます。
また、大阪巡礼の最後に鼠の大国神社へ参ったのも因縁を感じます。


13という数字自体が、あまりにも神聖なため、
不吉な数字として秘されたという話も聞きます。
それは、北斗と南斗の統合された数字だからかもしれませんね。

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