見出し画像

鳳虹庵日記 38


2012年02月18日

田中のカミ

伏見稲荷の神様といえば、
殆どの人は、「お稲荷さん」と答えると思います。
正式には、 宇迦之御魂大神といいますが、
もう少し詳しい人なら、
それに加えて 、
佐田大神(サルタヒコ)
大宮能売大神(アメノウズメ)
さらに、田中大神と四大神の五柱を言うかもしれません。


この田中大神と四大神の存在が以前より気になっておりました。
八芒星と田の神で少し触れましたが、
四大神については、その時

「なんとなく、四大神とは、飛鳥京を囲む四柱の神、すなわち、
『出雲国造神賀詞』に述べられている、
三輪の「大物主櫛長瓦玉命」
高鴨の「阿遅須伎高孫根乃命」
飛鳥の「賀夜奈流美命」
雲梯の「事代主命」
の皇室を守護する神ではないかと・・・何の根拠もない思いつきだが。。。」

と書きました。
今もよくわかっていませんし、根拠もありません。
ただ、佐美長神社に 佐美長御前神社四社というのが祀られていますが、
佐美長神社にお参りした時に思い出したのは、伏見稲荷のことでした。

四の神というのは、名前は様々かもしれませんが、
結局は、「四方の神」、或いは「四大元素」の神だと僕は考えています。

さて、田中の神とは・・・・


話は変わって、聖櫃(アーク)のことで、少し前に友達と話しをしていました。
モーゼの時代、聖櫃の中には、三種の神器(アロンの杖、マナの壷、モーゼの十戒石版)が納められていたようですが、
現在は、トーラと呼ばれるユダヤ教の教典五書だと聞きました。

ユダヤ教の聖書は、
タナハ(Tanakh)または、ミクラー(Miqra)と呼ばれるもので、
トーラー 律法。五つの文書。
ネヴィーイム 預言者。八つの文書。
ケトゥヴィーム 諸書。十一の文書。
計二十四の文書があるそうです。

僕は、この時、Tanakhをタナカと読みました。
反射的に田中の神と結びつけてしまいました。
そして、ミクラーは、御蔵(ミクラ)と連想してしまいました。
すなわち、聖なる書物を納めた神殿なわけです。

まあ、時代的にみて、ユダヤの神を伏見の神に結びつけるのは、
史実から見て、無理があるかもしれませんが、
イナリ(INARI)がインリ(INRI)であるという説が正しいなら、
どこかで、キリスト教やユダヤ教の影響を秦氏が、残していた可能性もあるかもしれません。
後に、稲荷は稲の神、
田中の神は田の神に結びついたのだと想像しています。
とにかく、僕の中では、一つの解を得られたようなので、
これで良しとします。


因みに、5・8・11の数字がシンクロしてくるのも
これと繋がっているような気がします。

それと余談ですが、
5と8は、太陽と金星を結ぶ数だそうです。
マヤの金星の神殿には、金星を5、太陽を8で表しており、
その周期、
584年×5=2920
365年×8=2920
と同じになるそうです。

また、今年2012年は、100年に数度ある、
太陽の前を金星が横切るという現象のある年だと、
以前テレビで放映していました。

そこでは、金星は戦いの星だそうで、
ビーナスとの重なりを考えると、
戦いの女神、アテナ女神に符合します。

古代エジプトの唯一絶対神である、アテン神は太陽神です。
アテンとアテナは、同じ根源を持つようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?