間中美里・斉藤洋子のメモリアルコミュ5を読んだ感想
好きなアイドルである間中さんと洋子さんにいっぺんにメモリアルコミュ5が追加されて嬉しいので感想。
シンクロナイズドスイミング、もうだいぶ前からアーティスティックスイミングって名前になっているらしいです。2/3ホットアートジャンピン。
以下ネタバレを含みます。
間中美里
おなじみのルートを選べるお出かけシチュ。
二つあるうち、どちらもよかったけど、とくにぷち旅行ルートが好き。
アイドルになる前にも、なってからしばらくも、ずっと迷ってばかりで自分の進む道にも自信が持てていなかった間中さんが、アイドル活動を続けたりアイドル仲間やPと交流していくうちに自分の選択肢について「全部好きで素敵」と言えるようになったことがとても嬉しい。
それでいて、「選べない」「ぜ~んぶとっちゃえ~」という言い回しはもとからのふわふわあまあまお姉さんの面影が残っていてそれもいい。
ルート選択は他のアイドルのメモリアルコミュ5と共通するだけに初見の時には見落としていたけど、最初のルート選択ですら「どっちもよくて選べない」選択肢を「Pと一緒に選んだ」っていうめちゃくちゃいいシーンなんだなと見返していて思った。
もう片方のルートでは静かな海辺で過ごす。
たまに顔を出す思わせぶり小悪魔間中さん、いいよね。
みんなで行く旅行が好きなのも、根底にはドキドキに出会えるからっていうのがあるんだろうか。
「旅」に「行く」はホワイトピクシーのルームセリフ。
どこかに行っても、事務所(=アイドルとしての拠点)が大切な帰る場所だってとらえてくれているの嬉しい。
昔こんなこと言ってたな。
どちらのルートもうきうきにこにこしながらオフを過ごすかわいい間中さんが見られて満足。
好きなものを選べるようになった成長や、旅行のお土産雑貨をはしゃいで買う様子、にぎやかな場所が好きな理由といった間中さんらしい描写も見られてよかった。
斉藤洋子
こちらはどちらのルートでも運動に付き合ってもらってはしゃぎまくる斉藤洋子さんの姿を見られてよかった。
片方のルートでは地味に見たかった「斉藤洋子と運動体感ゲームをするシチュエーション」を見られてうれしい。
あまり電子ゲームをする印象はないけど、体を動かすことが絡むのであればよろこんでやるみたいになるのかなと想像していたので、楽しんでいるのを見られたのが満足。
打ちもらしをフォローしてくれる斉藤洋子。
Fit Boxingコラボ第二弾に斉藤洋子さんが出るのを待っています。
もう片方のルートは木場さん監修のP式ブートキャンプ。斉藤洋子の美肌をもってしてもギブアップする恐ろしいもの。
一通り運動をした後にトライアスロンをするというメニューだったらしい。
ランはお手の物のはずなので、スイムとバイクに体力を削られたのかもしれない。
今回のコミュではどちらのルートでもひたすら運動を楽しんでおり、(それこそ間中さんのように)何か本人のストーリーが進んだりストーリーの補完があったりするわけではなかった。
それはモバゲー版シンデレラガールズのころの洋子さんの出演から続く傾向であり、以前は複雑な機微の絡む縦軸みたいなものが明確にはないことに不満を持っていたりしたが、メモリアルコミュ4の内容を踏まえた今はちょっと考えが違う。
斉藤洋子にとってアイドル活動のための努力はそれ以前からずっと自然体でやってきた健康や美肌の維持の延長線である。
メモリアルコミュ4からは人に見られていることを意識したことでそれをさらに発展させて、「自分の自然体を人に伝えられるアイドルになる」「すっぴん”も"誰にも負けないアイドルを目指す」という意識を持つに至っているが、その意識も根底には自分のありのままの姿を魅力的にファンに伝えるということに軸足を置いているように思える。
言い換えると、アイドルになる前の斉藤洋子とアイドルになった後の斉藤洋子の違いはひとえに「スカウトを受けてアイドルになったかどうか」である。
スカウトを受けても受けなくても、彼女は健康や美肌を意識した生活を続けていたのかもしれない。
けれど、洋子さんはスカウトを受けてアイドルになった。なったからこそ、アイドル活動の経験の中で前の自分を顧みて、「自分の自然体を磨いていくことこそ自分にできることである」「そのためにアイドルになる前からやってきた努力を続けていく」という意識を持つに至った。
小難しいバックボーンのない普通の女の子が、日々お仕事を頑張りながらアイドルになる以前からの自然体を突き詰める。それがアイドル斉藤洋子であり、その姿勢は紛れもなく魅力のひとつである。私はそう思っている。
そんな中で自然体で運動を楽しむ日常を垣間見られたのはとても良かった。
間中美里さんは普通の女の子だったころからの悩み・迷いをアイドルになった後の経験によって解決し、斉藤洋子さんは普通の女の子だったころからの強みをアイドルになったことでより伸ばしていくことを決められた。
形は違えどふたりとも「普通の女の子が魔法をかけられてきらびやかなステージに上がるアイドルとなり成長していく」というシンデレラガールズのコンセプトにとても合ったアイドルなのではないか。そんなふうに考えた。
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