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2024年5月開催デレステイベント「ススメ!シンデレラロード・井村雪菜編」感想

以下ネタバレを含みます。





 今回の話では何より、ハートウォーマー、ひいてはふじともと海さんのことが大好きな雪菜ちゃんと、妹分としてユニットメンバーとして雪菜ちゃんを時に気遣い時に仲良くするふじともと海さんを見られたのでとても満足。

 他にも、ハートウォーマーメンバーがライブ企画を生み出す過程を見られたのが嬉しい。

 雪菜ちゃん、もとから根拠がないと自信を持てない控えめな子という側面と、メイクをひたすら研究し続けるように目標に向けて自分一人でストイックに頑張る傾向があるように思えるので、そこでキャパを超えてしまうと今回の話での回想のように一気に疲弊してしまうのかなと思った。
 そんな雪菜ちゃんを包み込むように支える二人と、それに応えて向き合おうとする雪菜ちゃんの関係性、心を温めるハートウォーマーの面目躍如って感じで好き。

 ハートウォーマーのメンバーだけでなく、同じ秋田出身の雪乃さんと悩みを打ち明けられるような関係性を築けているのも、雪菜ちゃんが人に恵まれているのを感じられていいな。

 ハートウォーマーメンバーの小さいころが垣間見られたのも嬉しい。
 ショートカットTシャツオーバーオール雪菜ちゃんとてもかわいい。

 この時男の子っぽい格好をしていたというのが実は不満でそこから可愛くなりたいと思うようになった……みたいな背景があるのかもとも考えたけど、そこについては特にいやだったとも言っておらず、過去の自分を見られるのは恥ずかしいけど嫌いじゃないみたいなことを言っているのでそうではなさそうか。
 なによりそういう背景があるなら今回の話の筋も結構変わってきそう(ファン向けに思い出アルバムを作るという企画についてひと悶着があるみたいな感じになりそう)だしな。

 ハートウォーマーの過去のほかにもう一つ、今回の話で掘り下げられたこととして、雪菜ちゃんが持っているぬいぐるみ「チャッくん」がある。

 このチャッくんは雪菜ちゃん初期Rの時点でもっており、そこから雪菜ちゃんのイラストに登場したりしなかったりしながら、今の今まで詳細をはぐらかされ続けたものである。

 わかっていた情報は、手作りであるということ(デレステだと違いそう。後述)、旅行先でも離れがたくて景色を見せてあげたりするくらい大事にしているということぐらいだった。

 そんな中で今回名前が「チャッくん」であること、詳細は不明だがメイクと同じように変わるきっかけになっていることが分かった。
 雪菜ちゃんの初登場は2011年の12月なので、実に12年半越しの名前判明である。

 ただ、「出会えてよかった」という言い回しには少し違和感がある。
 というのも、上であげたようにモバゲー版シンデレラガールズの「コスメティックガール+」では、このぬいぐるみは手作りであるという旨の発言をしており、自分で手作りしたものを「出会った」と表現することにちょっと引っ掛かりを感じた。

 二つの言葉に表現の違和感が無いように解釈するのであれば、母親が手作りしたものをもらう→事故などに合いかけたときに身代わりになって壊れてしまう→別れを惜しんで今度は自分で二代目を作った……というように、多少強引に考えてみることもできる。

 ……まあ、なさそうだな。
 デレステでは(少なくともぱっと思いつく範囲では)手作りであるとは言っていない(衣装を手作りしているとは言っていたはず)のと併せて考えると、単純にモバゲー版とは設定が変更されていてぬいぐるみ自体は本人の手作りではないという解釈が自然だと思う。

 今回雪菜ちゃんについてはいろいろ掘り下げられたけど、ルームメッセージで触れていたようなチャッくんをナイトとして思うようになったきっかけなどわからないことはまだまだある。
 今わかる描写をもとにあれこれ考えたところで、描写と矛盾が無いことと真実であることの隙間には大きな隔たりがある。
 今はその隔たりの中でいろいろ想像してみながら、いつかチャッくんとの思い出をはじめとした雪菜ちゃんの掘り下げの機会がもう一度あることを願いたいと思う。

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