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確実に貧乏になる42のコツ その41 いつか使うものであふれている

「これは今は使わなくても『いつか必ず』使う時が来るんだよ。
 その時に持っていなかったら、その日が来る前に捨ててしまったら、大損じゃないか! 国家予算級の損失ではないか!」

 そうだよね。物は大事に使わないとダメだ、ってお母さんやおばあちゃんから言われたから、物は大事にしないとね。
 いつ使うか分からなくても、いざという時のために役立つものって結構あるから。

◇◇◇

・この悪いお手本からあなたが学ぶ事。

「いつ使うかは具体的には決められない」けど「これはいつか使う時が来る」から取っておく。というのは「非常に」危険なサインです。
 どこがどういう風に「非常に危険」なのかというと「いつどこで何のために使うのか?」が具体的に決められない、つまりは
「優先順位を決められない以前に、使うか使わないかが決められない」という決断能力の著(いちじる)しい欠如があるからです。


 それを放置すると、自宅がTVに出て来る「ゴミ屋敷」になるはずです。コンビニ飯の容器やペットボトルの山になっている家、ありますよね? アレがあなたの住まいになります。
 たまにTVで特集が組まれる「ゴミ屋敷」ですが、赤の他人からしたらただの「ゴミ」なんですけど、当の本人からしたら「貴重な財産」なんですよ。とてもそうには見えませんけどね。
 それに、ゴミ屋敷の主は決まって貧乏人です。ゴミ屋敷に住んでるお金持ちって、見たことありますか? ひょっとしたら、いるかもしれませんけど無視していい程の少数でしょう。


 なぜお金持ちの家がゴミ屋敷にならないのか? それは「お金持ちは優先順位を明確に決められる」からです。
 これは1ヶ月後のこの場面で使う。あれは今後3ヶ月間あの場面で使う。みたいに「いつどこで何に使うかが明確に分かっている」から無駄が無いんです。
 仕事でもそうで、仕事が出来るか出来ないかは「カバン」を見れば1発で分かるそう。
 出来ない人ほどゴチャゴチャと物がたくさん入ってて膨らんでいる一方で、出来る人は必要最低限の物しか入っていないのでスッキリしているそうです。


 貧乏人ほど、物に執着して捨てられなくなるんですよ。
 ゴミ屋敷の事例では「コンビニ飯の容器がタバコの灰皿に使えるかもしれないから」っていう理由で異様なほどのストックがあるんですが、
「そんなこと言ってないで、100均でまともな灰皿買って来い」とは言いたくなりますね。


 昔、貧乏人を題材にした俳句で「切った爪 捨ててしまうの MOTTAINAI」って書きましたけど、
 貧乏が極まれば自分の切った爪でさえ「これ、何かに使えないか?」って思って執着してしまうものなんですよ。
 まぁただの娯楽コンテンツなので本当にそこまで行くとは思いませんが、誇張や大げさに書いてるだけで底の部分では「物に執着する」点において本質を付いたと(勝手に)思ってます。


 酷い人になると、壊れた家電製品を拾って持ち帰って「いつか使えるようにならないかなぁ?」って思いながら放置する。なんていう
「マトモな人には一切分からない」事をしでかすんですよ。ギャグマンガのキャラでもここまで酷くは無いと思います。
 その人、あまりにも酷いのでTVに出る程のダメ人間だったんですが、いやぁ……お近づきにはなりたくありませんね。風呂も週1程度しか入らないそうで。うげぇ。


 特に危険なのは100円ショップやディスカウントストアで「いつ使うかは明確には分からないけどなんとなく使いそうだから」っていう理由で物を買い始める事ですね。
 貴重なお金をゴミに変換しているのと一緒で、100円ショップで買ったはいいけど特に使い道が無くて捨ててしまう。っていうのは
「100円玉をゴミ箱に捨てるのと一緒」なんですよ。おそらくあなたは「100円玉をゴミ箱に捨てるなんて絶対にありえない!!」ってお思いでしょうが、
 それと同じことをする可能性が100円ショップを使ってたら起こりうるんですよ。今気づけて良かったですね。


 カレンダーには「someday」要するに「いつか」という日はどこにも書かれていません。おそらく貧乏人の考える「いつか」が来ることは無いでしょう。なので「貯める」事だけを考えずに「捨てる」事も重要なんですよ。
『せっかく吸った息を無駄にするようで息を吐くのがもったいなくて出来ない』って思う人はまずいないでしょう。
 それと同じで「貯めるだけ」だとどうしてもバランスが崩れてどこかでガタが来ると思います。


 最後にゴミ屋敷化を防ぐ具体的な方法をお教えします。
「ゴミは捨てろって言うけど、どれも使うあてがあるから捨てられないよ!」という人に助言しますけど「3ヵ月以上使って無い物」はとりあえず捨てましょう。
 3ヵ月以上使ってない物は、おそらく今後使う事はほぼ無いと言っていい位の優先度ですので思い切って捨てちゃいましょう。
 最初は「身が千切れる」ような痛みが待っていると思いますが、どうせ慣れます。家がゴミ屋敷にならないだけお得だとさえ思います。


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