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確実に貧乏になる42のコツ その36 永遠に生きられると思って生きる

「面倒な事は明日やればいいでしょ! 別に今日の内に終わらせる必要もないでしょ?
 それに「朝になったら夜にあった課題が解決していることもある」ってとある作家も言ってたし」

 そうだよね。明日でも出来る事は明日やればいいし、明日は必ずやってくるものだから焦らなくてもいいよね。

◇◇◇

・この悪いお手本からあなたが学ぶ事。

「命短し恋せよ乙女」という歌詞があるように、命ってのは案外短い物です。
「今日は昨日と同じ日、明日は今日と同じ日」などと悠長(ゆうちょう)な事は言ってられません。
 それこそ「明日になったら今後、死ぬまで自分の脚で立つ事が出来なくなる」事だってあるんですから。


 何故そこまで断言できるのか? それは不摂生(ふせっせい)な生活がたたって心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)で緊急入院。
 そこで後遺症が残って一生病院の中から出られない生活を送るハメになる、あるいはそのままポックリ逝く、なんてこともあるんですから。

 そうでなくても、例えばガンにかかって「余命半年」と医者から宣告されることだってありますし、
 交通ルールをしっかり守って、それこそ横断歩道が青になるまで待って手を上げて渡る程厳守していても、アクセルとブレーキを踏み間違えた暴走老人が突っ込んできて半身不随って事もありますから。
 なので「今日は昨日と同じ日、明日は今日と同じ日」っていうのは通じないんですよ。ある日突然まともな生活が送れなくなる。なんていう落とし穴は人生においていくらでも開いてます。


 それに、仮に80年生きるとすると人生は単純計算で365日×80年でおよそ29.200日、27歳4ヶ月程でおよそ3分の1である10.000日を消費しますし、40歳で人生の折り返しの後半戦が始まるわけです。
 しかもこのおよそ30.000日を有意義に使い切るには80年間重い病気を患わずに、老後も身体の衰えとは無縁の生活を送った上での事です。
 実際にはさっき述べた病気や事故で寝たきりになって「死んでないだけで生きていない」状態になることだってありうるんですから。


 それと、10代や20代、それに30代の人には「絶対に」分からないと思いますけど「今は永遠に続かない」んですよ。加齢とともに身体のどこかに「ガタ」が来るようになってるんですよ。
 これは実際に体験しないと分からないと思いますけど、普段「呼吸するように当たり前に出来ていた事」が出来なくなる時って必ずあります。
 私も子供の頃から30代までは散々家庭用のゲーム機で遊んでいたんですが、今ではゲーム機の電源を入れる事さえ数日に一度。っていう風になるんですよ。
 あなたが10代20代、あるいは30代と若いうちは「これが出来なくなる時なんてあるの?」っていう位当たり前な事でさえ出来なくなる時が必ず来ます。そう「必ず」来ます。


 なので「今」出来る事は今のうちにやっておきましょう。とある塾講師じゃありませんが「いつやるか? 今でしょ!」って奴です。
 後回しにしてたら一生やらずに人生を終えてしまう可能性が大きいので「今、若いうち」にやりたいことは全部やり終えてしまいましょう。
「明日死ぬと思って生きなさい」とインド独立の父、マハトマ・ガンジーが遺した言葉にもあるように
 夜寝る前に「今日で人生が終わるとしても満足した一生を歩めたか?」という問いかけは常に持っていた方が良いでしょう。


 そうでないといざ人生が終わる時に「あの時『失敗すると分かっていても』あれをやっておけばよかった」という
 老人が死ぬ間際に一番後悔する「やらなかった事への後悔」を残して死ぬと思います。

 ちなみに「失敗の無い人生で良かった」と満足して死ぬ老人は、人の最期を看取る看護師が言うには「皆無」だそうです。
 なので「周りからも失敗すると散々言われているし、自分でも100%失敗すると分かっていても」挑戦出来る事には挑戦しましょう。
 人間って奴は「実際に失敗しないと」「その身で体験しないと」何も分からない生き物ですから。


 あなたが何歳なのかは関係ありません。今日があなたの人生で一番若くて、人生で唯一決断できる時だからです。
 聞いた話では、60歳の頃にバイオリンをやりたいと思ったけど、もうこんな年だから辞めとこう。って当時は思ったけど、結局90を超えて生きてるからあの時やっとけば30年は練習出来たのになぁ。と後悔した人もいるそうです。あなたはこの人と同じような人生を歩みたいですか?
 2回目になりますけど「いつやるか? 今でしょ!」って思って、やろうと思ってたこと、やってみてください。残したままだと、死ぬ間際に後悔しますよ。


 あと、これは余談なのですがいわゆる「厄年」ってありますよね?
 あれも「それくらいの年齢になると身体のどこかにガタが来る」っていう先人の知恵なんだと思います。
 実際、10歳ほど年上のサークルOBと話をする機会があるんですが、彼が言うには結構その「ガタ」が身にこたえたそうです。



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