見出し画像

近況報告濃いめ第15回:憎しみが持続しやすい理由

 ベルギーの大学が27の感情について持続時間を調査した結果「憎しみ」は60時間(日数で言い換えれば2日半)続くというかなり長続きする感情で、

 これを超える持続時間を持つ感情は120時間続く(要は5日持つって事)「悲しみ」しか無いそうだ。

 個人的にはこれに加えて憎しみには「再現性が極めて高い」言い換えれば「極めて簡単に思い出しやすい」というのも付け加えたい。


 喜びは35時間続く(個人的には意外にも健闘してる)そうだが「再現性に乏しい」あるいは「思い出しにくい」感情であって同じ喜びを頭の中で反すうすることは難しく、

 出来たとしても徐々に喜びの「強さ」とでもいうべき物は薄れていく。

 一方で「憎しみ」は「細部まで極めて簡単に思い出しやすい」つまりは「再現性が極めて高い」ので実に簡単に頭の中で反すうできるため、

 60時間の時計の針を何回でも簡単にリセット出来るのだ。だから憎しみは「年単位」で長く残る。


 例を挙げると

ここから先は

494字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?