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【海淵堂幼虫飼育室】ツマグロヒョウモン2024年1号

こんにちは、深見です。
ツマグロヒョウモンの幼虫を見付けたので、連れ帰ってきました。

見たところ幼虫は3齢くらいなので、ちょっと柔らかめの葉を選んで摘みました。(甘やかし)
スミレならベランダにいくらでもありますからね。

スミレもぐもぐ。

かわいいね。

飼育ケージのセッティングはこんなかんじ。

割り箸は斜めに立て掛けてあります。

乾燥する季節でもありませんし、幼虫も充分大きいので、基本的に湿度管理はしていません。

スミレの葉は鮮度を保つため、葉の元に濡れティッシュを巻き、アルミホイルで包んでいます。
今回の葉は若い小さな葉ですので、半日~1日くらいの頻度で交換します。(大きな葉であれば、1日~2日ほど持ちます)

割り箸は、ツマグロヒョウモンの休憩用です。
ツマグロヒョウモンは蛹化する際、高いところからぶら下がる「垂蛹」という形態を取ります。斜めにセットした割り箸は、蛹化場所としてツマグロヒョウモンに大好評です。

もちろんこの幼虫は、まだまだ蛹化する段階ではないのですが、幼虫が休憩するときも割り箸を好むようなので置いています。

何度かツマグロヒョウモンを飼育していますが、どうやらツマグロヒョウモンは、餌場からやや離れた場所で休憩したがるようです。
割り箸を入れていなければ、ケージの隅まで移動して休んでいます。
自然環境下でも、花壇の縁まで移動してじっとしている幼虫をたびたび見かけます。自衛ですかね。

そんなわけで、いずれ蛹化にも使われるであろう割り箸を、早い段階から入れているのです。

ツマグロ1号は、19時頃に摂餌をやめて、割り箸の裏側で休んでいます。

じーっ……としている。

蛹化するときも、だいだいこの位置で蛹化するんですよね。高さなのか角度なのか、何かツマグロヒョウモン的にグッとくるものがあるんでしょう。


さて、上手くいけば、この子とも長い付き合いになるでしょう。
今が3齢と仮定したら、終齢になるまで2週間弱、蛹化して1週間で羽化なので、長く見積もって1ヶ月くらい同居ですね。

幼虫が蛹になって成虫になるまでには、様々な困難が伴います。病気、脱皮不全、寄生虫、蛹化不全に羽化不全。それら全てを乗り越えなければ、成虫にはなれません。

この子は無事に育ってくれるといいな。


(連れ帰ってきてからまだうんちしてないのが気になる……大丈夫だろうか……)

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