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記憶力を上げるには〇〇と〇〇が大事

※この内容は動画配信もしています。
https://youtu.be/qL-C6d2z0Dg

いやもうめっちゃ効くっ!

記憶力がすごく良くなるっ!

あの脳の何とかってゲーム。





どーも、あがぽにです。

いきなり矛盾全開で初めてしまいましたけど、
記憶力って高めたいですよね。

学生だったら、テスト、受験に向けて、出題範囲はすべて覚えておきたい。

社会人だったら、プレゼンや折衝に向けて、話す内容や関連情報まで、
漏れなく網羅しておきたい。

記憶が完璧であれば、必要な時に、必要な情報を適切に出せる、
それができるだけで市場価値はめちゃめちゃ上がりますし、
その結果は、人生を豊かにしてくれる。

そんな最高の力を持つ記憶ですが、
覚えよう、覚えようとしても、中々入って来ない、
いざという時に思い出せない。

そう、記憶の力のコントロールは難しい。



2歳で習字。

それぐらい難しい。



「過去のことを直ぐ忘れるなんて、すっごい前向きだねっ!」

そんな風に、内面から励まされたこともありましたが、

「いや、そういうことじゃないんだよ」

という口火から、内面と醜いドッジボールが始まってしまったのは、
また別のお話。

で、今日は、そんなもどかしい、悔しい経験を極力しないで済むように、
記憶力を底上げできる方法の話です。



3つの項目に分けて話していきます。

■1.記憶の仕組み

当然ですが、記憶は、「Brain(ブレイン)」、「脳」でしているわけです。

ただ、脳と言っても、色んな役割を持つ器官があるので、
もう少し踏み込んで説明すると、
「海馬」という器官が記憶を管理しています。

響きもイメージもカッコいい。



海馬。



海の馬。

因みに海馬の語源は、ギリシャ神話に登場する海の神
「ポセイドン」が乗っている馬車、

を引いてる生物が、由来。

どんな生物か。

首から上が馬で、身体は魚、という出で立ち。

海で首だけ出してたら、完全に馬が溺れているようにしか見えない。

そして、潜れるのか潜れないのかが、めっちゃ気になりますけど、
そこはこれ以上触れないでおくとして、
この動物のことをギリシャ語で「Hippocampus」と言います。

Hippoは「馬」、Kamposは「海獣」、といった意味をもっているので、
日本語だと海馬になるわけです。

で、この海馬の「尻尾」の形と、人間の脳の「記憶を司る器官」の形が
似ていたことから「海馬」と、言われるようになったんですね。



話を脳の海馬に戻します。

この海馬、使えば使う程、どんどん発達していくことが分かっています。

有名な話なので、聞いたことある方もいると思いますが、
ロンドンのベテランタクシードライバーと
新人のタクシードライバーの海馬を比較すると、
ベテランドライバーのが海馬が発達していたという研究結果があるんです。

なぜロンドンのタクシードライバーで研究されたかというと、



ロンドンは道が複雑。



しかも、カーナビやスマホなんてものはまだない時代の研究。
その複雑な道と最短ルート、更に複数の迂回ルートなんかを
しっかり覚えているベテランドライバーは、
それだけ多くの情報を記憶できていることになるので、
研究対象になったと。

その研究の結果、脳、海馬は鍛えられるということ、
つまり、記憶力は鍛えられる、そして年齢に関係なく、
進化していくということが分かったわけです。

じゃ、どうすれば鍛えられるのか。

■2.反復

記憶力を鍛えるには、「反復」、
つまり「繰り返す」ことが必要だと言われています。

人は、一度知った情報は、基本的に徐々に忘れていきます。


忘れていくのデフォルト。



デフォルトであることを初めて知った時、
私の胸の支えは、57個程、取れました。

そして、大事なのは「忘れそうになった時」。

忘れそうになった時に反復。

忘れそうになった時に反復。

ってやってあげると、その記憶は定着していくんですね。

例えば、初めてプレイするゲーム、
当然、最初はルールも操作方法もわからない。

けれども、繰り返しプレイしてる内に覚えちゃってるのは、
反復による恩恵なわけですよ。

脳の中で、何が起きてるかというと、
情報を脳内で伝達している神経細胞、ニューロンと言ったりもしますが、
この細胞が実際に強化されているんですね。

脳の神経細胞の数は、1000億とも言われていて非常に膨大です。

その1000億の神経細胞が、情報を渡し合う。

そんな活動が私達の脳で行われているわけですが、隣合う細胞通しが、
がっちり手を握って、直接繋がって情報を渡し合っている、

わけではないんですよ。

神経細胞同士の間は、わずかに、本のわずかに、隙間が空いている。

この神経細胞の先端部分、
恥ずかしがりやなのか、
人見知りなのかはわかりませんけれども、
とにかく触れ合ってはいない。

じゃ、どうやって隣の神経細胞に情報を届けているか。

それは、先端部分をシナプスというんですが、
シナプスが「情報伝達物質」というものを投げて、
となりの神経細胞のシナプスが、それをキャッチしている、
そんなやり取りが行われているんですよ。

で、私達が何度も反復をすると、
そのシナプス間の伝達のやり取りも何度も行われることになるので、
その工程で、脳の伝達する力が強くなっていくと。

その結果、しっかりと記憶が定着してくる。

そういうことがわかっているわけです。

こういった理由から、反復が効果的ということなんですね。

ただ、「覚えやすい記憶」と、「覚えにくい記憶」ってのがあります。

記憶の種類は、ざっくり、

・エピソード
・意味
・手続き

の3つに、分けられます。

●エピソード記憶
これは、「主観的な行動」の記憶。

経験した物語にインパクトがないと、
あまり記憶には残らないといった特徴があります。

例えば、

一昨日の夕飯とか、

3日前に着てた服とか、

前々回に見た映画とか。



今話してて、ワタクシ・・・、全部思い出せません。



平静を装っていますが、内面は「嘘だろ…」っと連呼しています。

ただね、逆に何かしらインパクトがあったものは、
それなりに覚えてることができるわけです。

以前、夕方頃に、道に落ちてた100円玉を拾ったんですよ。

その時に、パンツのチャックが全開だったことに気付きました。

もう一度言います。

道に落ちていた100円玉を拾ったのは、夕方です。

因みに、その日、最後にトイレに入ったのはいつか覚えていません。

このような、主観的な行動の記憶がエピソード記憶。


●意味記憶
これは、エピソード記憶とは対照となる「客観的なもの」に対する記憶。

簡単に言うと「知識」ですね。



ふなっしーの目がバラなのは、梨がバラ科の植物だから、とか。

カタツムリの歯は、2万本ある、とか。



そんな、意味、知識の記憶です。

興味がある分野であれば、明確に覚えているものの、
興味がない分野だと、覚えているのが難しいという特徴がある。


●手続き記憶
これは、「体で覚えている」記憶で、
一度覚えたら、なかなか忘れることはないという素晴らしい記憶。

例えば、楽器の弾き方、泳ぎ方、あとはタイピングとかフリック操作、
とかですね。

自転車の乗り方もそう。

自転車なんて、2~3年乗っていなくても普通に運転できちゃう。

例え数年ぶりても、ちゃんと回りを見ながら曲がることはできるし、
危険を感じたらベルまで鳴らせちゃう。

立ち漕ぎだってできちゃう。



一昨日の夕飯は何を食べたのかは思い出せないけど、
3年以上前に乗ったきりの自転車は、立ち漕ぎの仕方まで覚えている。



それくらい、手続き記憶は強烈に覚えていることができると。

なので、何かを覚えようとする時は、なるべく身体を使って、
そして反復するようにしていくと記憶に残りやすいわけです。

例えば、声を出しながら、繰り返し読み上げたり、
紙に繰り返し書いていく、といった感じ。



トリプルアクセルを飛びながら、
覚えたいことを声に出すと最高かもしれない。


ただ、記憶のメカニズムは知らなくても、
声を出したり、内容を紙に書いたりってのをしてた人はいると思います。

それでも記憶が定着し難かった人、
もう一つポイントがあるので、ここをチェックです。

■3.睡眠

反復して覚えた記憶、これを「定着」させるには、睡眠が重要。

色々勉強したあと、睡眠をとることで、
その内容をバチーッっと記憶に焼き付けてくれる。

そんな恩恵が睡眠にはあります。

よく、徹夜でテスト勉強して、そのままGO!
って人がいますが、これは最悪です。

覚えることに追い詰められていると「寝たら忘れる!」
という、何か恐怖心みたいなものに駆られることがありますけど、
実は誤った認識で、
寝ないと、いざ本番で思い出せない事態になりかねない。

なので、睡眠時間は必ず確保して、
覚えたことをバチーッと定着させてから挑む。

これがオススメですね。

ただ、この睡眠の定着、寝る直前に覚えた記憶程、
優先的に定着してくれます。

そのため、夕方までに勉強を終わらせて、
寝る直前までネットサーフィンなんかをしてしまうと、
勉強した内容が台無しになってしまうので注意です。

寝る前に、「おなら」について調べちゃったりしたら、
「おなら」の情報がバチーッとなってしまいます。

翌日、



「宇宙でおならすると大爆発の危険があるんだぁ…」

「スカンクは、4~5m離れた相手にも
 おならを命中させることができるんだぁ…」



みなたい雑学が、最前線に布陣することになります。

■まとめ

記憶力を上げるには、反復と睡眠が大事という話でした。

なので、ワタクシのYoutubeチャンネルも夜寝る前に聞いていただくと、
日々のヒントになる情報をバチーッとお届けしますので、
寝落ちコンテンツとして使ってもらえればと思います。


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