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ふぉれすとどわあふ 月裏編 三羽さんの企画

クマサン星人のふぉれすとどわあふへの攻撃準備は着々と?進行していた。

地球側👇

月裏側👇


その頃月の裏側では・・・(その頃っていつ頃?)
(うるさい!)
自爆に近い暴走による船の損傷修復もやっと目処がたった。と思っただけ。
真っ先にやられちまった船長の亡骸は月の裏側に埋められた。
「船長、人気なかったからなぁ」とクマサン星人たちは口々に呟く。

残ったクルーたちは全員、司令室に集められた。
「船長なき今、司令官たるわたくしが、これから全船を指揮する。誰か文句があるやつはいるか?」
皆は口を一文字に閉じて首を振る。横暴な司令官はやり方は”雑”極まりないが人気はある。それだけの成果を上げてきたからだ。
「さーて、ではまず、番号」
1、2、3、4、・・・・
「なんだ、何だ?残ったのはたったの30人か!?」
クルーたちは顔を見合わせた。暴動が起きた時、食品倉庫に隠れていた顔見知りばかりだ。

「まぁいい」
「エンジンがバリバリ鳴るばっかりで、推進力が全くありません」
「なんだと!直るのか?」
「いえ、もうムリかと」
「ちぇっ。クソ。仕方ない。地球で調達しよう。母星まではなんとかなるだろう。この秘密、漏らすんじゃないぞ」
「へい。司令官」
「お前が一番危ないんだ」
「へい。すいやせん。悪気はねぇんで」
「悪気はなくても漏らすな。ちゃんと尿漏れパッドかパンツ履いとけ」
「へい。司令官。たしか、どこかで見かけたと思いやす」
「巡視船は使えるな。地球を攻めるぞ。悠長なことはしてられん。明後日でこの作戦は終わりなんだからな」
「どうして明後日なんで?」
「いろいろ三羽の事情ってのがあるんだ」
「つまり3x3で9羽ってことですかい?」
「なに、つまらん計算してんだ。やつらも武器は持ってるだろう。ちゃんと整備しとけ。出発は明朝6時。解散」

司令官には密かな目論見があった。ふぉれすとどわあふにあるという星の宝石を手に入れること。それさえあれば、ほとんどの願いは叶うと聞いていたからだ。赤い宝石、それだけが司令官が地球に拘る理由だった。

次のテーマ
①地球でのおもてなし準備
②星の宝石の謎
③マサコとビル

リヒャルト・シュトラウス様に(`・ω・´)ゞ

始まり👇


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