映画『12日の殺人』感想 男性視点では見えない真実
シンプルな台詞1つが、本質部分を表現していて刺さるような感触がありました。映画『12日の殺人』感想です。
『悪なき殺人』で知られるフランスの映画監督ドミニク・モルによる最新作。2013年に起きた「モード・マレシャル殺人事件」という未解決事件をモチーフにして作られた作品だそうです。
そう、未解決事件をモチーフにしているので、今作も事件の真相を解き明かすのではなく、そこに関わった人々の感情の移ろいを描く物語になっています。先日感想を書いた『落下の解剖学』と同種の作品といえる