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2021年映画感想

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#すばらしき世界

2021年の映画作品振り返り

 年明けてからそこそこ経ってしまいましたが、恒例として昨年観た映画作品の振り返りしておきたいと思います。  2021年は42本の映画感想を書いております。感想書きしなかった作品の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『呪術廻戦0』を含めると44本観ることが出来ました。今の生活ペースだと、このくらいが精一杯ですね。3桁以上観ている方は、どういう生活してんでしょうか。  ちなみに、『閃ハサ』『呪術』は、感想書き出すと内容のネタバレどころか、まだ映像化していない原作部分のネタバレが

映画『すばらしき世界』感想 世界の捉え方を問う大傑作

 2021年を代表する傑作になったと思います。映画『すばらしき世界』感想です。  雪が降りしきる旭川刑務所から、独りの受刑者が出所した。殺人の罪で13年の刑期を終えた三上正夫(役所広司)は、今度こそ堅気になるという強い決意を胸に、東京での暮らしを始める。  時を同じくして、小説家を志しTV製作会社を辞めたばかりの津乃田龍太郎(仲野太賀)の元に、プロデューサーの吉澤遥(長澤まさみ)から、三上の密着取材の依頼が舞い込む。三上は、自分の「身分帳」(受刑者の個人経歴を綴った台帳)を