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新参エビバデによるエレカシ野音2022の感想

行ってきたぞエレカシ野音2022!!!
終わった後の高揚感というか充実感?サイッコーでした。
凄いもの見ちゃった!かっこよかった!楽しかった!最高!
とにかくポジティブに高揚した気持ちでいっぱい!
今なら走って家まで帰れるな!?とか本気で思うくらい浮かれてた笑

物販開始の1時間くらい前に現地について、ざっと200~300人くらい?の人
おっなんだよ余裕じゃんと思ってたけど(数々の物販地獄を経験してきたオタク特有の狂った感覚)レジが6箇所しかなくて進みはノロノロでしたw
それはともかく。
初めてのエレカシグッズ…嬉しい。
…グッズ嬉しいって感覚久しぶりに味わったなぁ。(推し歴が長いと「お布施だから」と思考停止して惰性で買うだけ買って放置することが多いもので…。)嬉しくて予定になかったものまで買ってしまった笑

開演前どころか1週間くらい前から情緒不安定になって、これもう一人で耐えきれん!ということで信頼できる方を呼んでお茶に付き合ってもらった。
「よろしくお願いします」って歌係さんの声が聞こえただけで崩れ落ちそうになってましたからね!無理無理、リハとか聞けない無理だ精神が持たない無理無理と足早に日比谷公園を離れてもなお無意味に挙動不審になる私に
「未知の現場に対する不安であって、コンサートそのものに緊張してるわけじゃない」「バンドの“初めて(のコンサート)”は人生で一回しかない、存分に楽しめ」
というアドバイスが本当にありがたかった。
今、野音開演前の自分に声をかけるとしたら、多分同じ様なこと言うよね。御託はいい、余計なこと考えずに、ストレートに真正面から楽しめ、お前の好きなバンドを信じろ。あとせっかくだからリハは聞いておけ笑

初めて会えた喜び!初めて生で聴けた感動!で絶対泣くって思ってたんだけど、自分でも不思議なくらい泣かなくて。(人間ってこんな鳥肌立つことあるんだ!?ってくらい鳥肌立つことは多数ありましたが。)
ひたすらに楽しくて満たされて幸せで最高な時間だった。
まあ…「友達がいるのさ」で一気に崩壊したんだけどな!(予想通り)

ロッキング・オン山崎さん曰く「数万の応募があった」とのこと。雑に考えても倍率10倍とか?初めてのエレファントカシマシを野音で経験できたこと、本当に本当にラッキーで最高に幸せでした。
近いに越したことはないけど、アレはもう席関係ないよね。シチュエーション込みで最高。風が気持ちよかったなー。次の曲を待つ静寂の中、虫の鳴き声とか風の音とか外を走る車の音とか聞こえてくるのも良かった。夢の中の出来事じゃないよ、これ現実だぞって実感できて。

先輩エビバデの皆さんが「エレカシのミヤジだ!」と言ってたのが分かった気がする。
いやもうソロと全然違うじゃん!
あの独特のヒリヒリとした緊張感と会場が湧き立つような高揚感こそがエレカシの現場なんだなと身をもって知りました。そしてミヤジがエレカシを離れる気も手放す気もハナからないということがよーーーく分かった。だからこそ妥協できない部分があって、それによって生まれる緊張感≒エレカシってことなんだと。
 
ああ、これしか言葉が見つからない。
エレカシの野音、最高。
倍率的に「次はないかも」と覚悟を決めて臨んだとはいえ、あれはね、何度でも味わいたくなるよ。また野音であの素晴らしいコンサートを体験できる日がきますように。

そういや配信見てイヤモニしてないのを確認できました。
バンドでやるならこっちの方が歌いやすい(もしくはそんなもんなくても俺は歌える)ってことでしょ…なんだかグッとくるな。
あと、「え…ちょ…なんこれ…こんな色気振りまきながら歌ってたん…?」ってなった。アップで見るとよく分かる色気。宮本先生の色気ってなんなんですかね…一生をかけて検証したい。

そんな配信があったおかげで、何度も繰り返し見れて次々と感想が浮かんでくるんですけど、当日現場で感じたものを残しておきたいので、以下コンサート終了後のメモを元にざざっと感想。

エレファントカシマシ日比谷野外大音楽堂2022

01.過ぎゆく日々
02.地元のダンナ
03.デーデ
04.星の砂
05.ふわふわ
06.偶成
07.月の夜
08.珍奇男
09.昔の侍
10.I don’t know たゆまずに
11.未来の生命体
12.なぜだか、俺は祷ってゐた
13.この世は最高!
14.悲しみの果て
15.RAINBOW

16.東京の空
17.武蔵野
18.風に吹かれて
19.赤い薔薇
20.ズレてる方がいい
21.俺たちの明日
22.so many people

23.星の降るような夜に
24.友達がいるのさ
25.ファイティングマン

「デーデ」
聴けてよかったな~。デビュー曲があんなに愛される曲になって、それを大事に歌い続けてくれてることが嬉しいなぁって素直に思ったよ。
推しに「ばかばか」言われて喜ぶ現場もそうはなかろう笑
宮本さんに!「ばかばか」言われちゃった!やったね!

「星の砂」
ヒラヒラやりたかったんだよ~~~!
ハレンチなものは一瞬隠してあとはドーンとしてたねw

「珍奇男」
これも実はすごく聴きたかった曲!何ですかねこの中毒性。
曲中にギター交換するの凄かったな…!それで盛り上がるエビバデも凄い!

「昔の侍」
聴けると思ってなかったからイントロで頭抱えてしまったw
個人的には野音にすごくマッチする曲だと思ってる。「秋風にさらしている」とかね。風を感じながら聴けるの最高。

「この世は最高」
この全然最高じゃなさそうに気怠げに歌う宮本さんが何より最高笑

「RAINBOW」
歌いだしが本当にかっこよくて。思わず「かっこよ…」って声漏れてしまった。イヤモニしてないのに何のガイドもなく(なかったよね?あった?)ドピッタリのピッチで激しく歌いだすの流石としか言いようがない。感情の発露、迸る激情を表現しようとしている。歌は手段でしかない。だからといって雑ってことではなく。とにかく理屈抜きで持っていかれてしまう迫力。もうエネルギーが人の形をしてそこに存在しているかのよう。

「武蔵野」
野外で聴く武蔵野のよさ~~~!
イントロから「やった!武蔵野だ!」ってなって鳥肌ゾワッゾワだった。イントロのドラムのリズム大好き。
サビの「む・さしの・のぉおをおおおお」って実は歌うの凄く難しいことに気付いてしまった。すげえや宮本先生。

「赤い薔薇」
めっっっちゃ聴きたかったけど何となくやらないかなと思ってた曲。聴けてとても嬉しかった…。
25年前?のCD音源をずっと聴いてきたから、より大人の余裕が増した赤い薔薇はたまらないものがあるね。若さゆえの切迫感に代わって、大人の余裕とそこはかとない空虚感が漂っていて。胸をかきむしりたくなるような切なさを感じたりじんわり懐かしいような気持ちになったり…。
私の中では永遠を歌うラブソング。赤い照明も素敵。
夜空に響く「君は赤い薔薇」…最高。

「俺たちの明日」
「オマエこの頃何想う…教えてくれー!」良かったよね…宮本先生の心の叫びって感じがして。いい歳した大人たちが「さあがんばろうぜ」って拳を上げる。最高の景色じゃん。

「so many people」
飛び跳ねながらのクラップ楽しい。(このはしゃぎ方でよかったのかは分からないけども。)
エビバデの高揚感がどんどん伝搬して増幅して、会場からあふれ出したそれが空に昇っていくような感覚を味わった。めっっっちゃ楽しかった。

「星の降るような夜に」
宮本先生の歌いだしが良すぎるのは言うまでもなく。
石くんマジ優勝!
配信だと分かりづらかったけど、宮本さんに“石森行け!”ってされてギュインギュインにギターソロかました後、成ちゃんと向かい合ってギター弾いてたのほんとかっこよくて!同級生の絆!エモい!
さらにその後、ステージの真ん中にいるミヤジ(もうこの時の感じは宮本さんじゃなくてミヤジ!)に自分から絡みにいって、ミヤジのマイクで一緒に歌うの最高だった。ミヤジの左肩側から近づいていって、それに気付いたミヤジの何とも言えない表情がまたさあ!たまらんのよ!
赤羽台中学校の1年6組で出会ってからこの二人はずっとこうやって肩を組んでふざけたり時には喧嘩したりしながら一緒に歩いてきたんだなと思ったらもう…泣ける!ほっこりMAX!二人の関係性があの瞬間に詰まってて今回の野音のベストシーンだと思う!
そんでこんなほっこりシーンを見せた次の曲が「友達がいるのさ」
…ズルくない???

「友達がいるのさ」
「…おい」の時点で号泣。一番聴きたかった曲だったんだよ…。
ステージ向こうに見えるビルの明かりが点いたままなのが余計に良かった。「東京中の電気を消して夜空を見上げてえな」とめちゃめちゃマッチしてた。「星の降るような夜に」からの流れもあってもうほんと感情が揺さぶられまくり。このままだと泣きすぎて死ぬのではってくらい泣いてたけど、何ですかあの「歩くのはいいぜ」からの語り。
「後ろ向きでも斜めでも立ち止まってもなんだっていいぜ」
宮本さんに追い打ちかけられたよね。あの独特の表現、シンプルで優しくて力強くてストレートに響く。こんなの泣くなって方が無理。

生きてると大変なこともしんどいことも沢山あって
でも時々ちょっと嬉しいこともあったりして
全部ひっくるめてそれが人生だ
生きている限りそれが続いていくんだ
それでいいんだ
そんなことを考えたらますます涙止まらなくってさw
このエレカシ流の全肯定にどれだけ救われたことか。
「東京中の電気を消して夜空を見上げてえな」で夜空を見上げてみたら、エレカシと自分の境目がなくなるような感じがしてとてもとても嬉しかった。

「出かけよう明日も明後日も」からの「しょうがねぇなあ!来年も!再来年も!」「歌と演奏はエレファントカシマシでした!」もグッときちゃって。嬉しいのか感動なのかもう全然わからないけどぐっちゃぐちゃに泣いた。
泣きながら一緒に拳突き上げてた。最高の思い出です。一生忘れない。

「ファイティングマン」
締めのジャンプ、ベストアルバムのジャケットみたいだったなー。あの瞬間が目に焼き付いて離れない。ああ、私エレカシの現場に(それも野音に)行けたんだなぁ、エレカシのミヤジに会えたんだなって思いだしては噛みしめてる。

今思えばもうガチ恋に片足突っ込んでて。もう宮本さんが好きで好きでたまらなくなって、相当に拗らせてたんだと思うんです。好きすぎてどうしたらいいか、どう向き合ったらいいか分からないっていう。野音参戦が確定してからは脳みそがエレカシモードに突入してソロが聴けなくなって、いざ当日が近づいてきたら今度はエレカシ曲まで聴けなくなったりして笑
好きな人の違う一面を見たいようで見たくない、っていう変な拗らせ方してる一方で、宮本さんの基礎ってエレカシのミヤジなんだから受け止めるもなにもないだろって自分で謎の圧かけたりしてね…何やってるんでしょうねいい大人が。
だから開演前は色んな感情ごちゃまぜで、緊張して心臓が肋骨突き破って出てくるんじゃねえかってくらいにドッコンドッコンいってたんですけど…始まってみたらそんな不安や緊張はどこへやら。特に地元のダンナ始まったあたりからは「ヒョー!エレカシさいこー!」って何も考えずに楽しめてましたからねw単純すぎるw

またしても宮本さんに救われてしまった…。
要らんこと気にするなまんま楽しめっていうね。
自分なりの距離の取り方が分かったもんだからすごいスッキリした笑

どなたかが宮本さんのことを「野心もやさしさも全部むき出し」と表現されていて、まさにそれだなと。だからこっちもむき出しにされてしまう。普段必死に虚勢を張っている自分がむき出しになるから、素直に泣いて笑ってができるのかなってちょっと思いました。
なんなのもう。こんなのセラピーじゃん。

沼なんて暗いものじゃない。大海原だし宇宙!東京からまんまで宇宙!広大で果てがなくてでも帰る場所は確実にそこにある。エレカシ沼は宇宙です!

「友達がいるのさ」と「武蔵野」を野音で聴くまでは死ねないって公言してたけど、両方叶ってしまってさあどうしよう笑
いやいや、まだまだこれから!だって宮本さんが「来年も!再来年も!」って言ってくれたからね!

百聞は一見に如かず。自分の目で見て、自分で体感しなきゃ現場のこともバンドのことも分からないや。聞きかじりで頭でっかちになってた自分よさようなら。
ありがとうエレファントカシマシ!バンドっていいな!


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