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だからおまえはブスなんだよ

※毒吐き注意日記
 
 
きっかけは混雑している梅田で見かけた一人の女性だった。
 
雨傘を武士の刀のように右手に持っている。
歩くたびに腕が前後に動き、傘の先端がゆらゆらと揺れている。
少し間を空けて後ろを歩いていたよっぴの身体に今にも当たりそう。
 
歩き方もダラダラとしていて、服もよれっとしている。
横を通り過ぎる際にチラッと顔を見たが、まぁそうだよね、と形容したくなる感じだった。
(遠慮して濁したが、要するにブス)
 
 
またある日のこと。
 
隣のテーブルガチャで大外れを引いた。
平日のランチタイム、スポーティーな格好をしたおばさま2人がビールを飲みながらしゃべっている。
 
息子の野球チームの愚痴を止めどなく大声で捲し立てている。
クチャクチャとした咀嚼音すら大きい。
どうやら一人は外国出身のようで「日本人のこういうところ大嫌い」と偉そうに述べていた。
 
●●さんの息子は成績がオールAだから早稲田に行けるらしい、と一人が話せば、
たかだか△△高校のオールAなんてたかが知れてる。背も低いし野球もうまくないし早稲田は絶対無理。だから安心しな!と応える。
 
他人の子どもが早稲田に行けないことの何が安心なのだろうか。
 
息子がコーチやチームメイトから嫌われていて、練習中に自分のところへそれを訴えに来たことを思い出したのか、今度は話しながら泣き出した。
 
おいもうそれ以上ビールを飲むな。そして口を慎め。
息子が嫌われているのは絶対おまえのせい。
 
さすがに声が大きくて聞こえる内容が不快程度のことで注意はできないので、
ときおり抗議のつもりで「よくそんな恥ずかしげもないことを言えますね」といった顔を向けることくらいしかできなかった。
 
案の定、座り方もだらっとしていて、肘をついたまま箸を使っている。
顔も見たが、意地の悪そうな人相で、実年齢より高く見えるような印象だった。
(遠慮して濁したが、要するにブス)
 
 
どこに行っても一定数は存在する残念な人。
 
自分のことしか考えていないのか、そもそも“考える”選択肢すらないのか。
おそらく両方。“自分のことしか考えない”を“考えられる人”は、まかり間違ってもこんな残念な仕上がりにはならないだろう。
 
とはいえ、こういうタイプの人間を残念だと断罪し、蔑んだ眼差しで目下に見ている私も随分だとは思う。
 
 
残念な人間は自分を客観視できていない。
すべてはここに帰結する。
自己の言動で周囲の人間にどのような影響・迷惑を及ぼすことになるのかについて、全く考えない。想像すらしていない。
 
つくづく不思議なのは、こういうタイプの人間は迷惑をかけられることに鈍感なのだろうか。
例えば、他人の傘の先が当たりそうになって不快な思いをしたら、せめて自分自身はそういうことをしないように気を付けることはしないのだろうか。
 
 
老若男女問わず「残念な人はブス」が私の持論。
(モラハラクソ元夫もモラハラを生み出した義母も見事に口元が歪んでいた)
 
プライドが無駄に高い私は絶対にああはなるまい、と固く心に誓っている。
 
残念行動の一つでもある悪口を言っているときの人間もブス。だからこの記事を書いている最中の私もめっちゃブス。
 
私は美容にお金と時間かけてるんだから、己の振る舞い一つで努力が水泡に帰してしまうなんて勿体ないことこの上ない。
 
こうやって私は嫌な性格(自覚はある)とケチ精神とプライドの高さで、残念な人間化することからは逃れたい、そういう気概は持っていたい。
 

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