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始まりの始まりの

今日は帰りが随分と遅くなる。色々と準備が立て込んでいて、まだ終わっちゃ全然ないのだけれど、それでも3時を過ぎてしまうのは、とおもって帰りのタクシーに乗りこむ。なんてったって明日が大切なのだから、少しでも帰って寝ておいたほうがよさそうだ。
夜よりも朝に近い街の風、少し開けた窓からそよそよと浴びて、前髪が心地よくくすぐったかった。
月曜日だからよかったけれど、こんなのが続いたらきっと大変だとおもう一方で、たとえば、早く帰る事ばかり考えて他人への気づかいとか、優しさの想像力をなくしたまま資料が用意できなかったとか、そういうところ、そういうところにすっぽりとハマり込んでしまうのが怖かったりする。
「クラクションの音がして 目が覚めた こんな真夜中に」
このアルバムの始まりの始まりの、とっても親密なメロディーと歌詞が好きで、改めてタクシーに揺られながら聴いている。
仕事が地続きで明日につながっている。今しばらく、わたしはわたしの優しさと想像力のために、この繋がりの中を歩んでいかなければいけない

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