見出し画像

6月の日記-すこしさみしい

6.17
また放課後の新しいMVが出る。春春舞/あの街のMV。あんのんさんがアニメーションを描いてくれたのだけれど、たまらない。あんのんさんの描く人間はすこしさみしい。すこしさみしい、ということについて。それに確からしさを感じてしまうわたしははしたないだろうか。生きている、生活が通りすぎていくなかで、いつだってすこしさみしい。

6.18
深夜に電話。布団に入ったときにカラスの大きな鳴き声が外から聞こえて朝がはじまるんだとおもった。カーテンの隙間から灰青の光がもれている。興奮していて眠れないかと思ったけれど、仰向けになったら沼に沈んでいくように眠れた。

6.19
旅行中にふと思い立って買ったスニーカーが届いているが開ける気になれなくって放置する。季節のせいだろうか。観たいドラマの続きや、読みたい本がすごい量あるのに、うずくまってゲームの実況をみてしまう。こぼれた時間は際限なくひろがってやまない。なんにもできない。スマブラの復帰阻止をずっとみる。

6.20
ノンブラリを聴きながら朝の支度をする。「近頃はなにを見ても泣きたくなってしまう 愛しいと寂しいがよく似た匂いだから」(なにを見ても、どこに居ても)

6.21
休みだったので、イオンに行く。お昼ご飯にミスタードーナツの坦々麺(とハニーチュロ)を食べて、映画を観る。終わってからフードコートで本を読んでいたら夕方どきになって、バスに乗って帰った。山の輪郭が夕日にくっきりとてらされていた。

6.22
日記本の納期の連絡がきて嬉しくなるが、同時に誤字を見つけてしまって、慌てて再入稿したがもう印刷は終わっていて、結構落ち込む。引きずるなあ。誤字。
深夜まで仕事。後輩がいたから全然疲れてないよって感じをだしたけど、普通にしんどかった。季節のせいもあるんだろうけど。ゲーム実況をぼーっと観て寝る。

6.23
仕事で大久保に行った。そのあと韓国料理を食べてお腹いっぱい。ルノワールで夜まで本を読んだりする。
新宿→甲府の最終便は23:00発で、下北沢K2でやっている「悪は存在しない」を観ようとふと思い立ち、激走して新宿のルノワールから20分弱で開演1分前の回に間に合って、観て、大急ぎで戻って、あずさに飛び乗った。お腹の中でサムギョプサルが暴れていた。
「悪は存在しない」を観て、映画を観ることは時間を取り戻すことだと思った。幸福な時間だった。色々と映画の内容について思ったことはあるのだけれど、まずはそれに尽きる。幸福な時間だった。幸福は家に帰っても長続きして、3時過ぎくらいまで企画の準備や部屋の掃除などをした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?