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たわいないようで

ジブリの森美術館に友達と行く。地元なので、もう何回も行っているのだけれど、行く人が違うと、その人の「ジブリ観」みたいなものを通していくことになるので、けっこう面白くって、今日行った人はあんまりジブリには興味がないようで、この間読んだ本の話ばかりしながら展示を回ったりして、けれど、父の日だからということでお父さんが好きという「未来少年コナン」に出てくる飛行機の簡易的なプラモデルを買ってあげたりしていた。

寝る前にとつとつと考えて、わたしが言葉を書いたり、ものを作ったりするときに感じている「面白さ」のようなものは、結局ところわたしの中にあるというよりも、わたしとあなたの間に生まれる「関係性」の中にあるのだと感じる。関係性のなかで、結果的にわたしの輪郭で見えてきて、その時に「面白さ」を感じているように思う。
関係性の中にしかわたしはいないのだ、そう思うと、わざわざ会ってくれる友人と過ごす一日は、たわいないようで確かに大切で。

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